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デジタルよーい!絵本もつくって、地方の高齢者のデジタル・ディバイド解消を目指す。

国も、高齢者向けにデジタル活用講習をはじめるようですが、都農町ではより危機感を持って、すでに「d-サロン」と名づけて、年4回、44自治会を巡回訪問しながら高齢者向け講習会をはじめています。

都農町で進めるデジタル・フレンドリーは、65歳以上だけの世帯と15歳以下の世帯にタブレットを配布、IDを登録して双方向にコミュニケーションがとれるポータルサイトの開発を行い、現在、高齢者に使い方を伝えていくd-サロン&ITヘルプデスクを実施中です。

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1. 抵抗心をやわらげる3つのポイント

どうすれば、高齢者がインターネット、スマホ、タブレットにもつ抵抗心をやわらげることができるか?

最初に考えたのは、デジタルの使い方を伝える「人」

高齢者は誰からだったら、楽しく聞けて、使い方も覚えられるのか?と考えると答えはもちろん「孫世代」。

次に考えたのが、使う言葉

タップ、クリック、インストール、アプリ、、、、、

聞き慣れないカタカナを連呼されるとシャッターが閉まりがち。

そこで、タブレットについては「トントン!」を合言葉に。

3つめが、楽しい!と思える使用シーン

いきなりホームページや防災アプリを見てくれと言っても大きなお世話。

なんだったら楽しいのか?

結構な時間をかけて高齢者にヒアリング。

多かった答えは、写真(カメラで撮る)、孫の動画、カラオケ、グラウンドゴルフに関すること。

以上をふまえて、孫世代を中心に、44ある自治会を対象に年4回、dサロンとして巡回することになりました。

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2. かんたんに読める「絵本」をつくる

d-サロンでも使えるように、高齢者の人が気軽に手にとって見てもらう「絵本」をつくることにしました。

デジタルよーい!表紙

都農町の高齢者の気持ちを想像しながら、テキストを作成。

タイトル「デジタルよーい!」のよーいには
用意(さぁはじめましょう)
容易(かんたんですよ!)
良い(使ってみたらいいじゃない)
という思いを込めました。

町民の言葉は都農弁に翻訳w

絵はイラストレーターうみこさんにお願いしました。

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もともと課題が多かった1万人の町、都農町。昨年4月から待ったなしに。

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難しいスマートシティじゃなく、デジタル・フレンドリー!親しんでもらう

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抵抗感が強いので、テレビのリモコンみたいに「トントン!」を合言葉に

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高齢者ほぼ全員にひびいたのは「」。デジタル使うモチベーションが大切

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いつも見ているものが見やくなるのがわかると、使ってみたくなるのでは?

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みんなに共通する話題(健康とか)があると、会話もはずむかと。

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これからの目標。デジタル使えるようになると免許返納後も安心に?

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一日も早く、オンライン予約や会計が進むと良いですね〜(目標)

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デジタル使えるようになったら、アナログな交流が増えた、が理想です。

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子どもや孫世代の負担を減らせることに貢献!が一番のモチベーションに。

3. 日常的にデジタルに親しむ環境を

一朝一夕で、高齢者がデジタルを使いこなすことにはなりませんが、継続して、日常、習慣にしていくことがこれからの目標です。

d-サロンをはじめて1ヶ月、おおむね参加したみなさんは満足いただいているようですが、まだまだ難しさを感じている面も。

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年4回のd-サロンだけではなく、町の中心に開業した多世代交流サロン「文明|BUNMEI」ではITヘルプデスクを常設、予約不要・無料で相談できる場はつくっているので、忘れないうちに利用してほしいものです。

この1年間の取り組みを、1分54秒の動画にまとめてみました。
こちらもぜひ!


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