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潜在意識とテオシス2 オデュッセイア

ギリシャ神話には真理を比喩として隠していることがあります。

オデュッセイアの中のオデュッセウス王とキルケ女王(あるいは魔女キルケ)のエピソードは意識の話です。

島にやってきた男たちを宴でもてなし、酒を飲ませて獣に変えてしまうキルケ女王の島に辿り着いたオデュッセウス王と部下たち。
オデュッセウス王の部下たちはキルケ女王の酒によって豚に姿を変えられてしまいます。
部下を助けるためにキルケ女王に会いに行ったオデュッセウス王ですが、王はキルケ女王の酒を飲んでも姿が変わらず、キルケ女王は王の偉大さを認め、豚に変えた部下たちを元の姿に戻します。

このキルケ女王は物質主義の象徴であり、低い意識の人は簡単に欲望や快楽を物質主義に刺激されてその虜になって豚になりました。
オデュッセウス王は意識が高く、物質主義の奴隷にはならず、逆にキルケ女王に言うことを聞かせました。
意識が高くなれば、物質が言うことを聞くということをこの話は伝えています。

また、キルケ女王が飲ませていた酒には故郷を忘れる毒が入っていました。

故郷とはすなわち私たちの魂の生まれたところ。
神聖なる源です。

私たちは人間ー神であり、故郷についても多くの過去生についてもほとんど忘れています。

しかし、神ー人間であったキリストであるジョシュア・イマヌエルは超意識で生きており、故郷について全てを知っていました。

また、キリストの子供の弟子としての過去生を持つダスカロスも恐竜時代から現代に至るまでの全ての過去生の記憶を持っており、現代ギリシャ語、古代ギリシャ語、トルコ語、ラテン語、ロシア語、英語、フランス語、イタリア語、サンスクリット語、アラム語、古代エジプトの象形文字などが話せました。

私たちが現在のパーソナリティである《わたし》の潜在意識を綺麗にし、意識を高め、霊的に成長をすると全ての過去生を思い出すようになると言われています。

全ての過去生を見ても心が動揺せず、どんな過去もジャッジすることなく受け止めることができる意識レベルになるまでは私たちを混乱させたり、精神を不安定にさせることのないよう、過去生を思い出さないようにしているのです。

潜在意識は意識の七つの段階の下から二段目に当たります。

本能から潜在意識へ。
潜在意識から覚めつつある意識へと私たちは階段を上る途中にいるのです。

潜在意識は現在のパーソナリティである《わたし》の75%を構成すると言われています。

あなたの外面も内面も共に潜在意識の現れです。

意識を高めていくには自分自身を構成する要素を一つ一つ見て、どんな欲望に弱いのか、どんな思考パターンや行動パターンを持っているのか探求していくしかありません。

ここについてはまた明日お話しましょう。

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