肉体について

肉体は魂の器です。
私たちの本質は魂であり、この魂は神から放たれた一筋の光線です。

「知らないのですか。あなたがたの体は、神からいただいた聖霊が宿ってくださる神殿であり、あなたがたはもはや自分自身のものではないのです。あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。
だから、自分の体で神の栄光を現しなさい。」
新約聖書・コリントの信徒への手紙一、6章19～20節
（エソテリック・ティーチングより）

私たちの体で神の栄光を現すとは一体どのようにしたらよいのでしょう？

私たちは人と出会った時、思考が働く前に感覚で相手の雰囲気を感じとっています。
「なんか嫌な感じがする」とか「信用できる（できない）」と相手と深く話をする前から情報を読み取っています。

なぜそのような事が可能なのでしょうか？

それは私たちが普段考えていることがエレメンタルとなって潜在意識の中に蓄積され、エレメンタルの波動が肉体の細胞にも影響を与えるからです。

私たちが脳からの電気信号によって体のあらゆる部分を動かしているように、皮膚は微弱な電気を感じることもできますし、また静電気からも分かるように微弱な電気を私たちはまとって生きています。

自分の欲や自己中心的なエレメンタルが多く、攻撃的な部分が強く出ていれば、それは肉体の外側にも情報が漏れ出すのです。

私たちの内側が清められ、魂の光を覆っていた欲望思考型のエレメンタルが無くなると自然と神の栄光と呼ばれる光が内から外へと漏れだします。

自分の肉体がどんな状態なのか、心や思考がどんなパターンでエレメンタルを日々作っているのか。
自分に気づき、理解して内側を清めていくことはスピリチュアルな知識やサイキックな能力を高めるよりも重要です。

私たちが完全に清まったなら、私たちが想像もつかないほどの力がこの体を通路として現れ、困っている人を助けられることができるようになります。
そして、二度と乾くことがないとキリストが言うように、一日に何百人も癒したダスカロスのように疲れることなくヒーリングをすることが可能になります。

私たちは普段肉体を健康のバロメーターとして病気にならないように気を遣いますが、病気がエレメンタルによって作られる事が分かれば気をつけるべきは自分の思考と感情なのだと気づきます。

あなたの肉体から漏れ出ている精神状態や欲望を注意深く客観的に観察してみてください。