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【基礎競馬】競走馬と競馬場①

今日から、競走馬と競馬場の関係について勉強していこう。

よく「この馬は〇〇競馬場では相性がいい」等と競馬紙に書かれていることがあるが、それはどういうことなのだろうか?

馬は警戒心が強い動物

本来、馬は草原におり、周囲を警戒しながら生きている動物なのだ。
本能として警戒心が強いのは当然である。

だから、長距離をトラック輸送され、初めての競馬場となると、周囲を良く警戒し、安全であることを確かめようとするものなのだ。
警戒心の強すぎる性格となると、レースどころではない。

調教時に良い時計を出していたのに、何故か本番では凡走してしまう・・・
こんな馬は、競馬場にまだ慣れていないというだけだったりする。

「期待の馬、阪神競馬場初参戦!!」等と競馬紙に見出しが躍るときがあるが、これは悪材料であると、スルドク判断しなければならないということだ。

競馬の本番では、原則として齢をとった馬(古馬)のほうが本来の力を出しやすいのだ。

警戒心をどう見抜くか

特に新馬(若駒と呼ばれる)の場合、調教時の時計と本番では、まるで別の馬のような走りを見せることがある。鉄板と言われるレースで、まさかの惨敗を喫してしまうパターンだ。

これは、競馬場に慣れていない馬が、走りに集中できなかった場合が考えられる。

若駒でもしっかり走れるかどうか?というのは、数字には表れないものだ。
普段の調教や、競馬紙の関係者談話を読み解き、アタリをつけていくしかない。

特に、初めての競馬場の場合、パドックの様子をしっかり見ておくべきだ。
数字の上では有望馬でも、いざ本番前では落ち着きがない状態ならば、それ
を予想に取り入れるべきだ。

馬にしてみれば「ここはドコだ?何をするんだ?」という思いで、頭が一杯になっているのだ。

自分の馬は、警戒心が取れていない状態でも走れる馬なのか??
普段の様子と違うところはあるか??

ということを、しっかり見定めないといけない。

過去、名馬と呼ばれる競走馬であっても、環境が変わると走りに集中できずに終わってしまうことがあった。読者の方も思い当たることがあるだろう。

競馬では、馬の心まで読み解く眼力を持とう。
そうすれば、あなたの予想に深みが増すだろう。




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