競馬場の馬場について
今日の基礎競馬も、競馬場と馬場の関係について書こう。
来週は「レパードステークス」「エルムステークス」と重賞二本立てだが、この記事は即参考に出来るので、ファンの方は是非最後まで読んでくれよな!
競馬場の馬場状態は画一表現では無かった
これは知らない人が多いので、いつか書いておきたかった。
実は、競馬場の馬場状態を示す表現「良」「不良」というのは、競馬場ごとに違う。
馬場状態は、計測された土の水分量(含水率という)を元にして、
「競馬ファンの皆さん。今日の中山競馬場は「重」です!」
と発表するわけだ。
この公式発表を元に、皆予想を立てていくんだけども、この含水率。
何パーセントだから「稍重」何パーセントだから「重」というのは一定ではないのだ!!
具体的な馬場の罠
では、札幌が晴れていて、含水率は15%だとしよう。
ところが、含水率15%の場合、
中山、中京の場合「稍重」と表示される。
京都、阪神の場合「重」と表示される。
そして、なんと小倉の場合「不良」と表示されるのだ!!
まったく同じ「含水率15%」であったとしても、札幌では良となり、小倉では不良となるのだ・・・。
これを知らないで、小倉のレースを『不良だからな・・・』なんて予想すると、ちゃんと馬が跳ねていてブッ飛ぶことになる!!
ダートは全部統一
しかも!この含水率というのは、ダートレースの場合に限り統一基準で発表される。ちなみに15%の場合「重」であるが、14%以上の場合、気象条件によって「不良」と表示する場合もある。
コース別の含水率で覚えておくこと
「これだけ鉄則」として覚えておけばよい。
(※他の細かい数字もあるのだが、混乱するので書かないものとする)
1.東京は含水率高めでも「良」にする!
2.小倉は含水率高めだと「不良」にまで落ちる!
この含水率の順番は以下の通り覚えておこう!!
含水率高めでも「良」にする順番はこうだ!
東京、(札幌・函館・福島・新潟)、中京、
京都、阪神、小倉
()内は同一数字
この順番が、馬場の水分量が多くても「良」とする競馬場だ。
東京と小倉を比較すると、なんと倍も違うのだから、予想に影響しないわけがない。
データだけを見ていて馬券を外す落とし穴のひとつだ。是非参考にしてくれよな!!