2023年 エリザベス女王杯(GI)全頭分析
エリザベス女王杯(GI)の全頭分析を、血統、厩舎、騎手、その他から分析していきます
1枠1番 ブレイディヴェーグ 54 ルメール
血統
父ロードカナロアは、勝ち馬の平均距離が1518mとマイル色が強い。母父がディープインパクトなだけに、京都適性はあるが、2200mの距離はどうか
厩舎
関東の宮田厩舎は今年少し元気はないが、それでも複勝率は今年27.9%。本馬は早めの栗東入りをしており、万全の体制を敷いたように見える。ただ、今までG1勝利がないのが。。
騎手
言わずと知れた、現在のナンバーワンジョッキー、ルメール騎手。菊花賞の神騎乗も去ることながら、デルマソトガケもあわやのBCクラッシック2着と、ここにきてさらに油が乗ったような騎乗ぶり。間違いない
その他
前走後のインタビューでルメールは、秋華賞ではもっとやれるとコメントしていたが、まさかの回避。同馬主のリバティアイランドとの兼ね合いか?そうすると、会員向けには、ここは凡走はできないはず
2枠2番 ルージュエバイユ 56 松山
血統
父ジャスタウェイは勝ち馬の平均距離が1736.7mと中距離向きの血統。しかしながら、母父フランケルがマイル以下の距離が適性が高いということで、若干息が持つか不安。スローの上がり勝負になれば、末脚は侮れない
厩舎
関東の中堅黒岩厩舎。今週は、本場と、ダートの主戦ペリエールの看板馬2頭出し。今週にかける意気込みは買うものの、G1だと荷が重いか
騎手
関西の若手ホープ松山騎手。今週始まる前の時点で98勝と、年間100勝まであとわずか。勢いに乗って戴冠はあるか?ただ、今回は横山武史騎手からの乗り替わり。どうなのだろうか?
その他
全勝は府中牝馬ステークス2着からの参戦。上がり32秒台を繰り出した前走は優秀だが、果たして今回は末脚炸裂なるか?
2枠3番 ハーパー 54 川田
血統
父ハーツクライは勝ち馬平均距離が1877.9mと中距離向きの血統。ただ、京都の成績が少し落ちるのが気になるところ。母父 Jump Startは、APインディの直子。目立った産駒はいないが、距離延長はどんとこいというところか
厩舎
関西の名ステーブル友道厩舎。今年も複勝率41.3%と脅威の数字をただ着出しています。そして、何よりも長距離に強く、直近1年で1番勝っているのが川田騎手とのコンビ。ここは見限れない
騎手
関西の、いや、日本の2大巨頭の1人川田騎手。上記でも触れたように、友道厩舎との相性は抜群です。しかも、今回は盟友、中内田厩舎のお手馬ではなく、こちらを選択している点で、自ずと勝負度合いは高いはず。
その他
今年の牝馬クラッシック全てで善戦をし、その能力の高さをアピール。リバティアイランドがいなければ、オークスは勝ててたはず。その憎き鞍上であった川田をあえて載せて、ここで勝ちを目指す。本気度は高い
3枠4番 ローゼライト 56 和田
血統
父キズナは勝ち馬の平均距離が1768.2mと中距離向きの血統構成。さらに、京都競馬場がめっぽう得意という血統。母父アフリートはアメリカのパワー型血統で、軽い芝に合うキズナの特徴を生かしきれていない感がある。
厩舎
今年は元気がない清水久厩舎。複勝率も22.4%となっています。ただ、勝ちは31鞍あり、出走回数を多くして出してくれている厩舎。日曜日は鬼の8頭だしとなり、どこかで勝つのでは?ここでは?どうでしょう
騎手
関西のいぶし銀、和田竜二。長らくGIを勝てていないのが、残念ではある。しっかり追ってくれるので、見ていて清々しいが、ここでどうでしょう
その他
前走プラス18kgで3着と、復調の兆しがあるかも知れないが、ここでどうか
4枠5番 イズジョーノキセキ 56 岩田康
血統
父エピファネイアは勝ち馬の平均距離が1809.8mと中距離適性が高い血統。同様に母父キングカメハメハも1803.4mと、距離延長はもってこいの血統一発あるか?
厩舎
中村厩舎??だったっけ?と思っていたら、石坂厩舎から転厩していた模様。転厩初戦で、果たして調整はどうなのか。中村厩舎も年初は成績が良かったが、来年期待の厩舎か
騎手
転厩にも関わらず、岩田のオヤジが継続騎乗。手があってるとはいえ、どうなのか?
その他
転厩の騒動があるようだが、馬主の方も、今書類送検されている模様。こういったスキャンダルがある馬に、GIを勝たれると、JRAは困るだろうなぁ
4枠6番 ディヴィーナ 56 Mデムーロ
血統
父モーリスは勝ち馬の平均距離が1696.2m と、巷で言われるほど短距離向きというわけではない。実際にジェラルディーナ、ジャックドールなどの中距離GIの勝ち馬も出している。母父は、京都が大得意だったディープインパクト。血統的には十分あり得る。
厩舎
ハーパーと同じ友道厩舎。前走デムーロで勝ったので、継続騎乗。
騎手
デムーロさんは、最近元気がないので、なんとかしてあげてください。ただ、デムーロが調教とレースに乗った馬の次走が今ひとつなのですよ。特に前走好結果を出した馬
その他
馬主が大魔神佐々木となり、今まで主戦としては、福永騎手というイメージだったが、最近はデムーロ推しになっていて、少し嬉しい
4枠7番 ジェラルディーナ 56 ムーア
血統
モーリスについては、ディヴィーナ参照。母父ディープインパクトもディビーナを参照してください。血統構成似てるなぁ
厩舎
関西で社台グループと仲がいい、斉藤崇厩舎。堅実な成績を出しています。本馬も去年の勝ち馬であり、勝ち方は知っているのではないでしょうか?
騎手
Rムーア。今週から日本で騎乗です。BCで鞭の回数制限超過で騎乗停止が危ぶまれてましたが、無事騎乗できることとなりました。オーギュストロダンの騎乗はさすがでした。まだまだ信頼できてしまう。。
その他
リピーターが多いこのレース。昨年の覇者として、そして牡馬一線級と戦い続けてる身としては、なかなか力が入るのでは?
5枠8番 シンリョクカ 54 木幡初
血統
父サトノダイヤモンドは勝ち馬の平均距離が1797.1mと中距離タイプだが、産駒2年目としては、少し寂しい結果となっている。古馬の成長力を見せていかないと、なかなか人気を維持するのが難しいかも知れない。
厩舎
関東の若手、竹内厩舎。今年の複勝率も29.8%と優秀です。ただ、今回は所属の木幡初を乗せてきたところで、勝負度合いどうなのか?美浦からの直前輸送も加味して、どうなのよ
騎手
木幡初は竹内厩舎の所属騎手。まだGI勝ちはなし。ここでは。。
その他
言っても阪神JF 2着の馬。底力は侮れない
5枠9番 アートハウス 56 坂井
血統
父スクリーンヒーローは勝ち馬の平均距離1708.2mと中距離向きだが、思っていたよりも距離が長いわけではない。グラスワンダーの血を残す血統として、まだまだ頑張ってほしい。モーリスがいるけど
厩舎
関西、いや、日本の代表ステーブルになった、中内田厩舎。複勝率は脅威の43.8%!エリザベス女王杯も2頭出しと気合いも十分の体制
騎手
だが、騎手は川田騎手ではなく、坂井騎手。悪くはない、悪くはないんだけど、勝負度合いがハーパーとどちらにあるのか?とは感じてしまう。逃げて上手い坂井の騎乗に期待
その他
やはり、騎手と、そして9ヶ月の休み明けが最大の課題か。馬と厩舎はいいだけに、どうなのか?
6枠10番 ククナ 56 浜中
血統
父キングカメハメは勝ち馬の平均距離が1803.4mと中距離向き。母父ディープインパクトと、京都で走りそうな感じはある。
厩舎
関東の栗田厩舎は、今回早めに栗東に来てククナを調教。この部分での気合いは買いたい。ただ、今年は今ひとつ厩舎に勢いがない。タイトルホルダーの復活なくして、栗田厩舎の復活はない気がする
騎手
浜中騎手も、まだまだ苦戦中。どちらかというとダートで活躍する騎手という印象となってしまった。うーん、どうでしょう
その他
栗東への留学をしていたので、勝負度合いはありそうな気配。ただ、来そうな気配はあるのだろうか?私にはわからない。
6枠11番 ライラック 戸崎
血統
父オルフェーブルは勝ち馬の平均距離が1903.3m。ウシュバテソーロの活躍で、ダート血統のイメージもつき始めているが、ラッキーライラックなど、この路線でもしっかりとした馬を輩出している。道悪にも強いステイゴールド系なので、雨が降ったら要注意
厩舎
今年は14勝と今ひとつ元気のない相沢厩舎。厩舎のエース、ライラックで善戦を期待したい。
騎手
関東で100勝を達成した戸崎騎手。安定した成績はトップジョッキーとしてさすが。ただ、関西圏での成績があまり良くないのが気がかり。ここで持って来れるか?
その他
昨年の2着馬。リピーターが多いこのレースで昨年に続いての激走は十分考えられる。
7枠12番 ゴールドエクリプス 56 岩田望
血統
父ドゥラメンテは、今をときめく種牡馬。勝ち馬の平均距離は1870.6mと中距離適正は高い。母父ハービンジャーも1889.7mと、距離については問題なし。
厩舎
大久保龍厩舎は、代表馬がディープボンド。その他の馬はダート馬が多く、ダート馬を育てるのが上手い厩舎という印象。また、牝馬の印象もあまりなく、ここで名誉挽回できるか?
騎手
岩田望騎手は、若手のホープだが、グレードレースとなると、若干頼りない印象は否めない。平場のレースはうまく乗るのだが、ここで汚名返上できるか?
その他
京都で2勝と、他の馬に比べて京都適正は高そう。前走は夏負けの状態で勝ったというコメントもあり、侮れない
7枠13番 サリエラ 56 マーカンド
血統
父ディープインパクトは、最後の世代。言わずと知れた、偉大な種牡馬。京都も得意であり、的制覇十分
厩舎
関東の明白楽、国枝厩舎。定年も近いので勝てるGIは全て本気で勝負するでしょう。鞍上にルメールを呼べなかったのがどう出るのか?
騎手
今週から騎乗のマーカンド騎手。妻のドイル騎手は福島で騎乗しているため離れてしまっていて少しかわいそう。去年も活躍したが、関西圏での騎乗については、どうなのか?外国人には関係ないのか?
その他
前走は新潟記念で7着。もしかしたら、今年の暑さで夏負け状態だったのか?状態が戻っていれば、十分チャンスがある。
8枠14番 マリアエレーナ 56 三浦
血統
父クロフネは勝ち馬の平均距離が1594.7とマイル前後の距離が得意。特に古馬になるとその傾向が強いと感じられる。母父ディープが京都得意なだけに、この距離がどうか
厩舎
関西の吉田直厩舎。今年は10勝と元気がない。複勝率も22.1%で、ここで構想できるか?
騎手
永遠の未完の天才三浦皇成。東京の平場が上手いという印象があるが、関西圏で活躍している姿は。。。GIをいつか勝ってほしいと願っているが
その他
馬主が金子真人さんというだけで、期待感が湧いてしまうのは、私だけではないはず
8枠15番 ビッグリボン 56 西村
血統
父ルーラーシップは勝ち馬の平均距離が1862.3mと中距離的制覇高い。ここに母父ディープで、祖母がロンドンブリッジという期待感が高い血統構成
厩舎
日本の名ステーブル中内田厩舎。詳細はアートハウスを参照してください。
騎手
関西のホープ西村騎手。中央場所に来ると少し目立たないが、着実に勝ち鞍を重ねている。まだまだローカルの騎手というイメージだが、中央場所で一発あっても
その他
同厩2頭出しは人気薄を狙えという格言もあるが、果たして
ということで、予想は日曜日15:00から、Youtubeで生放送予定のこちらで発表します!
https://www.youtube.com/channel/UCw2jNwPX-5FTrctmnyanSPw
果たして、どの馬が勝つのか?硬いのか、大荒れか?乞うご期待!!