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キャロットクラブ1歳馬募集(2023)関東馬簡易血統分析①

キャロットクラブ
2023年度1歳馬募集のカタログも届き、出資検討が始まりました。
来週は一口馬主Lifeの皆さんにとっては熱く短い1週間を迎えます。

今年は関東、関西そして地方と募集されていますので、
簡易血統分析という形で公開し、週明け兄弟ブログで厳選馬を公開するカタチをとれればと考えています。

では関東募集馬から公開します。
(個人的な血統感覚ですので気持ちは込めていますが、『ナナメ読み程度』でお願い致します。)

・エピファネイア産駒

関東1 マリアライトの22
父:エピファネイア(母父:ディープインパクト)
母系は重厚ですが、サンデーサイレンスのクロスが父、母で入りますので比較的仕上がりは早いと思います。中距離芝であればA級馬にスピード負けするとは思うので、総合力、粘りを発揮できる舞台で優位に立ちたい。コースは小回り向き。
※2019年のオーソクレース分析時と変わらず同じ評価です。

・キズナ産駒

関東2 ザズーの22
父:キズナ(母父:A.P.Indy系統)
母系がダート色の強い配合になりますので、キズナ産駒の特徴では、「マイル路線」での活躍を期待することになりそうです。
 
関東3 ヴィルデローゼの22
父:キズナ(母父:ミスプロ系統)
母父がダートで適性を発揮するエンパイアメーカーになりますが、当馬は母系底にサンデーサイレンス系統が入るので、父、母でサンデーサイレンスのクロスになります。仕上がり早、距離適性は少し短くなり1400~1800mあたりかと考えます。
 
関東4 ラドラーダの22
父:キズナ(母父:Roberto系統)
母系がRobert+Mr.Prospecter系統になりますので、サンデーロベルトの根幹配合。この根幹配合は中距離小回りを捲っていける持久力タイプの配合。
芝中距離で活躍を期待したい配合馬です。

・ロードカナロア産駒 

関東5 アヴェンチュラの22
父:ロードカナロア(母父:Grey Sovereign系統)
母がアヴェンチュラですので、中距離で実績を積んでいきたいタイプのロードカナロア産駒になります。当馬は父、母でNureyevのクロスが入るので力強さを産駒には伝え、ハイペースを先行して押切る競馬向きではないでしょうか。

※アーモンドアイもサートゥルナーリア、パンサラッサなどの超A級馬は母系にヨーロッパの大種牡馬であるNureyevやSadler’s Wellsが入る点も後押しします。

・シスキン産駒

関東6 アドマイヤセプターの22
父:シスキン(母父:キングカメハメハ)
母であるアドマイヤセプターがキングカメハメハ黄金配合になりますので、芝向きのキレイな中距離配合。父:シスキンはUnbridled’s Song(Seattle Slew)+Danzig(Gon West)の配合になりますので産駒にはパワースピードを伝えます。距離適性は1400~1800m向きの芝、ダ兼用で考えたいかなと。
 
 
・キタサンブラック産駒
 
関東7 リリーバレロの22
父:キタサンブラック(母父:ロードカナロア)
母父はロードカナロアなので、配合のイメージはStorm Cat+Deputy Minister系統。PW型Northern Dancer系統の影響を受ける母系になりますので、マイル路線で活躍を期待したいキタサンブラック産駒です。
 
関東8 ピュアブリーゼの22
父:キタサンブラック(母父:Blandford系統)
当馬は母系が重厚ですので、2000~2400m戦で活躍を期待したいキタサンブラック産駒になります。但し、母系に非Nasrullahである点は少しマイナスになるかなと感じています。

・サートゥルナーリア産駒

関東9 ファナティックの22
父:サートゥルナーリア(母父:ジャスタウェイ)
母父がジャスタウェイ(ハーツクライ+Wild Again)、母系底もNasrullahのクロスが多いので、距離適性は短くなりますが持久力がかなり豊富かと。マイル路線で先行して押し切る競馬が向きそうです。
 
関東10 クルミナルの22
父:サートゥルナーリア(母父:ディープインパクト)
母系が芝中距離向きの配合馬になりますが、根幹には非Northern Dancer系統ですので、Storm Cat系統を持つ父を配合するのが理想的。力強さはきっちりと伝わると思うので芝マイル前後で直線差し込み競馬かなと考えます。
 
関東11 パルクデラモールの22
父:サートゥルナーリア(母父:ディープインパクト)
母系根幹に非Northern Dancer系統ですので、Storm Cat系統を持つ父を配合するのが理想的です。当馬と関東10 クルミナルの22 の配合イメージは近いのですが、当馬の方がよりパワーがありそうなので1400mに近くできるのではないかと考えます。

・ドゥラメンテ産駒
 
関東12 メリートの22
父:ドゥラメンテ(母父:Danzig系統)
母系がアウトブリードである点は狙いの配合になります。
ドゥラメンテ自体が完成れているので母系は良い意味で邪魔をしないこと。
狙いの配合ですので、芝マイル~中距離で活躍を期待します。
 
関東13 レオパルディナの22 
父:ドゥラメンテ(母父:Danzig系統)
母系にミスプロが入るので父、母でクロスになる点が少し気になります。関東12、14が狙いの配合であるので、ほんの少しだけ自身は評価を落とします。距離適性はマイル前後かなと。
 
関東14 シングルゲイズの22
父:ドゥラメンテ(母父:Danzig系統)
母系がアウトブリードである点は狙いの配合になります。ドゥラメンテ自体が完成れているので母系は良い意味で邪魔をしないこと。狙いの配合ですので、芝マイル~中距離で活躍を期待します。
 

関東募集12~当馬まで全てドゥラメンテ+Danzigが根幹の配合になり焦ります。自身の分析スタイルでは同じほぼ表現しかできないためです。
 

・モーリス産駒

関東15 ミリッサの22
父:モーリス(母父:サンデーサイレンス系統)
モーリス産駒の実績馬が持つ特徴は父:モーリスの配合と母系統の配合が類似配合である点。父、母で類似点が多く、Sadler's Wellsのクロスを持ちます。瞬発力を生かす産駒ではなく持久力、総合力に長けた産駒が実績を重ねていきますので、当馬にも注目です。芝中距離、先行押し切りタイプ。
 
関東16 レッドレグナントの22
父:モーリス(母:Kingmanbo系統)
母系統がパワースピードの配合になるのですが、父、母でサンデーサイレンスを持たない産駒になります。モーリス自体が芝での実績が多いことを鑑みると、スピード負けするかもしれない不安は残ります。

・レイデオロ産駒
 

関東17 ルヴォワールの22
父:レイデオロ(母父:ハーツクライ)
母系がハーツクライ+Nijinsky(ラインゴールド)の配合で、母系底が重厚な配合。産駒は中距離路線で活躍を期待したいと思いますが、上級戦までとなるとダート戦線かなと考えます。
 
関東18 リラヴァティの22
父:レイデオロ(母父:ゼンノロブロイ)
母:リラヴァティの父は軽めのサンデーサイレンス系統で、Haloのクロスが入り操縦性が良くなった印象の産駒でした。この芝向きの軽さ、操縦性の良さは産駒に伝わると思います。パワー要素が強く出ると思うレイデオロ産駒で、当馬が“芝中距離路線で活躍ができるかどうか”。

※ 関西65 ローガンサファイアの22同様、レイデオロ産駒の将来を考えると試金石になる1頭。

 
関東19 ベルディーヴァの22
父:レイデオロ(母父:ダイワメジャー)
母系がダイワメジャー+Nureyevが根幹なのでピードとパワーの配合。
パワー要素が強く出ると思うレイデオロ産駒だと思うので、ダート戦線で期待したい配合です。
 
関東20 エールデュレーヴの22
父:レイデオロ(母父:ディープインパクト)
母父はディープインパクトですが、母系底がかなり重厚な配合なので、配合全体でスピードよりはスタミナ要素が強い印象です。上級戦までとなるとダート戦線で父のパワーを母が支える形かなと考えます。

・ナダル産駒

関東21 トーコーユズキの22
父:ナダル(母父:ディープインパクト) 
母系統がディープインパクト(サンデー系統)になりますので、父、母でクロスを持ちますので小回り中距離向きですが、しっかりと母系にスピードがありますので軽いダート向き。
 
関東22 グリューヴァインの22
父:ナダル(母父:ゴールドアリュール)
母系がサンデーロベルトになり、父母でロベルトのクロスが発生します。
仕上がり早の小回り向きですが、距離適性は短くなりそうでそのあたりがどうなるかでしょう。

・ドレフォン産駒

関東23 ディアデラマドレの22
父:ドレフォン(母父:キングカメハメハ)
母はキングカメハメハ黄金配合。父:ドレフォンがStorm Cat+Deputy Ministerが根幹なので、ダートでも走れるパワースピードを伝える種牡馬。母ほどは柔らかくないですが、東京1800m戦で先行して押し切る形で。
 
関東24 マスターワークの22
父:ドレフォン(母父:ダイワメジャー)
母系統がサンデーロベルトなので、小回りをグリップ良く先行するタイプ。
この母に父:ドレフォンなので芝、ダ兼用の小回りタイプかなと考えます。

となります。
続いて関東募集馬②を公開します。

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