東京サラブレッドクラブ(2022)1歳馬募集 簡易血統診断❷
続いて関西入厩予定馬の血統分析を簡単に。
こちらもナナメ読み程度でお願い致します。
関西入厩予定馬
レッドアヴァンセの2021
父:ロードカナロア
当馬は母系にLyphardクロスがあり、底にテスコボーイが入る配合。
距離適性が短く出る印象なので、母の実績同様に配合面ではマイル向きかなと考えます。グルーヴィットタイプになれば良しです。
評価☆☆☆
レッドオルガの2021
父:ロードカナロア
レッドアヴァンセとレッドオルガが全姉妹なのでコメントも同じになります。
評価☆☆☆
クイーンズアドヴァイスの2021
父:ハーツクライ
母父がDanzingから流れる系統なので、ハーツ産駒の成功例にはなりますが、当馬のポイントは父、母でHaloのクロスが3本入る点。距離適性は短くなりそうで、距離適性は1400m~1800mぐらいかなと。
評価☆☆☆
種牡馬分析)エピファネイア産駒
エピファネイア産駒の狙いは大きくは以下の3点と位置づけします。
1 母の母父サンデーサイレンスで1800mベストの馬
2 サンデーサイレンス×Danzig配合馬で1800mベストの配合馬
3 非サンデーサイレンス系統
レッドセシリアの2021
父:エピファネイア
母がハーツクライ+Sharpen Upの配合になり母配合は「1800m」向き。
エピファネイア産駒の狙いとは少しだけズレるのですが、それでも母配合が1800m向きはエピファネイア産駒の配合相手としては理想的。クラシック路線での活躍を期待します。
評価☆☆☆☆
ティズウインディの2021
父:ドゥラメンテ
母父がIn Reality系統なので、スピード特化型は印象良し。
但し、底のSeattle Slew系統が父系統の柔らかさと重なり過ぎなければとの懸念点も合わせもつ印象の馬です。距離適性は短かそうです。
評価☆☆☆
サンドクルーズの2021
父:ドゥラメンテ
母父がPW型Mr.Prospecter系統ですので、ドゥラメンテ産駒としては狙いは立ちます。また底が重厚にキレる配合なので、当馬は芝中距離で活躍を期待したい配合です。良い配合です。
評価☆☆☆☆
ディエンティの2021
父:ドゥラメンテ
母系統に非サンデーサイレンス、また母父がPWSP型Storm Cat系統。
ドゥラメンテは完成されて柔らかさが特徴なので、母系がPWスピードに偏るのは好印象です。
関西入厩のドゥラメンテ産駒ではNo.1かと。
評価☆☆☆☆☆
レッドコルディスの2021
父:ドゥラメンテ
これは狂気の配合。
ドゥラメンテ、母父ハーツクライともに完成型。
全体を見るとサンデーサイレンス、トニービンの濃いクロスが入りますので、距離適性は短くなりそうです。個人的評価は嫌しますが…それぞれが邪魔をし合わないかがポイント。
評価☆
カルティカの2021
父:キズナ
母系がRed God系統に底にRobertoが入ります。
キズナの狙いの配合ではありませんが、スタミナ、持久力に向く配合だと考えます。小回り向きで長く良い脚を使えれば。
評価☆☆☆
シックスイスの2021
父:キズナ
母系がフォーティナイナー系統にSeeking the Goldなので、パワー要素に寄る配合。キズナの狙いと合致します。底にHaloが父と重なるので少し距離は短くなり1400~1800m向きになれば狙いどおり。
評価☆☆☆
レッドアトゥの2021
父:キズナ
母系がSeattle Slew+Danzigなので狙い通りの配合。
芝中距離で活躍を期待したい配合です。
評価☆☆☆☆
ブラックスピーチの2021
父:モーリス
モーリス産駒は逃げて持久力を生かすタイプの産駒を狙いたいのですが、当馬は父母でサンデーサイレンスの濃いクロス。1400~1800m戦で持久力を生かせれば。
評価☆☆
インディゴブルーの2021
父:ハービンジャー
関東入厩馬のコメのでも書かせていやただきましたが、ハービンジャー産駒には芝路線での活躍馬をと思っています。
インディゴブルーは実績は1200mに寄りますが、配合をみると底がディープインパクト(トニービン/Sadler's Wells)なので中距離向きの配合。当馬の距離適性は狙いとおり芝、中距離だと思います。
評価☆☆
ディヴァインハイツの2021
父:ハービンジャー
母系がハーツクライの成功配合なので、母系でスピードを補填したいハービンジャー産駒としては狙い通り。芝、中距離向きだと思います。
評価☆☆☆
(新種牡馬分析)レイデオロ産駒
レイデオロは東京優駿を制しましたが、配合をみるとダートでもと思えるのが特徴で、産駒実績のない現状では、そのイメージ(PW要素が強い)が伝わるではないかと思っています。
レッドシェリールの2021
父:レイデオロ
母父がゼンノロブロイになり、サンデーサイレンス系統でも軽いスピードを伝える配合。底にNever Bend系統(Sharpen Up)なので、前受けして押し切る中距離配合、芝ダ兼用でしょうか。
アンジュパッセの2021
父:レイデオロ
母父はStorm Cat系統ですが、父、母の底が近親になりますので産駒の距離適性は少し短くシフトし、仕上がり早。マイル前後の距離でと考えます。ダート向き。
ヴゼットジョリーの2021
父:ブリックスアンドモルタル
米国産の父はStorm Birdのクロス配合になり距離適性は短くダート1200~1400m向きかと。母父がSadler's Wells系統、底でサンデーサイレンス(Red God系統)になるので、母系で底上げするイメージ。少し距離が伸びて16-1800m芝ダ兼用として位置づけしたい印象。
評価☆☆
リヴィアローズの2021
父:オルフェーヴル
母系がSadler's Wellsが根幹で、Blushing Groom(Nureyev)がさらに配合されているので重たく重厚的。母系でダート的な配合を期待したいオルフェーヴル産駒からは少しズレますが、それでも全体的には重厚なので、ローカル中距離向き(特化型)かと。
評価☆☆☆
レッドディオーサの2021
父:リアルスティール
母系統がKingmanbo+Danzigなので、母系にPW寄りの配合はプラス。
中距離路線で活躍を期待したい配合です。
評価☆☆☆
レイズアンドコールの2021
父:サトノダイヤモンド
母系でPW型を配合してほしい点から鑑みるとズレますが、母:レイズアンドコールが非サンデーサイレンス系統なので、魅力はありです。
サクラバクシンオーの柔らかさ、スピードが加味されるので、まずはマイル戦からスタートしてほしい配合かなと。
評価☆☆☆
チルノの2021
父:シルバーステート
まず初年度産駒の傾向からみると父の産駒で牝馬である点はプラス。
シルバーステートは根幹がサンデーロベルトなので、小回り向きで少し距離適性は短くなる傾向ですが、母系がPW型Danzig系統なので1400m戦を押し切る競馬でこそかなと。
評価☆☆☆
ギエナーの2021
父:シュヴァルグラン
ハーツクライの後継種牡馬。
母系の底にGrey Sovereign系統が父、母の血統で薄く重なります。
1400m向きかなと。牝馬はおそらくプラス。
評価☆☆☆
プレステッツァの2021
父:ストロングリターン
父、母でロベルトサンデー配合で小回り向き。
母系がルーラシップ産駒で柔らかすぎない配合なので総合力は高そう。ダートのような感じも持ちまずが、小回り中距離向きでしょう。
評価☆☆☆
ツインテールの2021
父:レッドファルクス
フォーティナイナー系統+サンデー系統配合の父は本来1400m向き。
母系でパワースピードを補填している点は好印象で、父の狙い通りの短距離向きの産駒ではないでしょうか。
評価☆☆☆☆
シティイメージの2021
父:クリエイターⅡ
父はA.P.Indy系統ですので、産駒にはダート適性の高い馬が理想。
母系はMr.Prospecter+Danzig系統なので、パワー要素を補填。狙い通りダート向きの配合馬。
価格が低価格帯なのでセカンド出資馬であれば楽しめるかも。
評価☆☆☆☆
ボインビューティーの2021
父:Into Mischief
父はStorm Cat系統で普通であれば1400m戦あたり。
母系でもStorm Cat+フォーティナイナー系統なので1400mあたり。Storm Catの濃いクロスがある点を加味すると1200mダートという結論になります。特化型産駒になりますが、募集価格が高いので☆は4つに留めました。
評価☆☆☆☆
ダンシングラグズの2021
父:Curlin
当馬も分かりやすく父がMr.Prospecter+Deputy Minister系統なので12-1400m向きのダート馬。母系の底がStorm Catなのでさらにパワースピードを補填。父のイメージを上書きしているだけなので、1400m芝ダ特化型で。
評価☆☆☆☆
サウンドオブフリーダムの2021
父:Golden Horn
父、母でDanzigのクロスが3本入ります。さらにKingmanbo系統のクロスやNureyev/Caerleonも配合。父:Golden Hornは決してスピード型ではないですが、これだけクロスが多いと距離適性は短くなりますので、1400m戦前後で落ち着き先行して押し切る競馬かなと。
評価☆☆☆
関西も全頭簡易血統分析をしてみました。
数年後に読み返すと完全に的外れもあると思いますが、そこはご容赦ください。では、一口馬主生活で大事な時期ですので、長く見守れる出資馬に出会えることを願っております。