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1月25日・26日の予想コメントと的中結果

【1月25日・26日の予想コメントと的中結果】(超万馬券予想の的中結果、日曜メインレース、土曜メインレース)

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【超万馬券予想の的中結果】

■1月26日(日)
江戸川S
馬 連 4,390円
単 勝 1,810円(10%)
複 勝  400円(50%)
タイセイブリリオ1着(5人気)

プロキオンS
単 勝 970円(10%)
複 勝 250円(50%)
サンデーファンデー1着(5人気)

アメリカジョッキークラブカップ
複 勝 390円(40%)
◎マテンロウレオ2着(6人気)

中京12R
馬 連 1,380円
複 勝  150円(90%)
◎トラペジスト2着(1人気)

トリトンS
馬 連 6,310円

■1月25日(土)
刈谷特別
3連単 3万9,810円
3連複   8,360円
馬 連   3,470円
単 勝    190円(10%)
複 勝    120円(90%)
◎ホークフィールド1着(1人気)

小倉12R
複 勝 290円(50%)
◎イリスレーン2着(6人気)

瀬戸S
複 勝 150円(90%)
◎ハギノサステナブル2着(2人気)

中京12R
複 勝 220円(50%)
プリズマジコ2着(5人気)

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【日曜メインレース】

プロキオンS
3連単  1万 680円(×2)
3連複    1,240円(×7)
馬 連   1,080円(×11)
ワイド    440円(×11)
ワイド    600円(×6)
ワイド    270円(×18)
複 勝    130円(80%)
◎サンライズジパング2着(1人気)
○◎△でヒット

アメリカジョッキークラブカップ
3連単  2万4,660円
3連複    5,660円(×4)
ワイド    450円(×13)
ワイド   1,680円(×2)
複 勝    230円(70%)
◎コスモキュランダ3着(3人気)
△※◎でヒット

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中山11R
アメリカジョッキークラブカップ(GII) ◎は攻めを工夫し横山武史も2度目、○は長欠明けを叩いて前進あり

中山の芝2200mで争われるGII競走。

コース図(JRAのホームページ)はこちら
https://www.jra.go.jp/facilities/race/nakayama/course/index.html

芝は連続開催の9週目で、Cコース使用3週目になっている(Aコースから6m外に内柵を設置)。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「先週に引き続き、正面直線の内側に傷みがあります。その他の箇所は、概ね良好な状態です」と発表があった。

日曜は晴れて良馬場で進行することが確実。朝の段階のクッション値は「9.9」となっている。なお、土曜は朝に小雨が降っていて、7時の時点のクッション値が「10.2」だった。

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フルゲートの18頭立て。1月のGIIとしては異例とも言える好メンバーになった。ただ、折り合いに難があったり、体質・脚元が弱かったりと、不安を抱えている馬が多い。

ペースはあまり緩みそうになく、タテに長い展開になりそうだ。そして、中山の外回り2200mらしく、3コーナー過ぎから動いていく勢力が出るだろう。

連続開催の9週目で。少し時計がかかる馬場になってきた。実績馬同士で順当に決着するかもしれないが、紛れが起こる可能性がある一戦と感じる。

加藤士津八厩舎(美浦)の4歳馬コスモキュランダに◎を打った。

3歳の春は、3月に弥生賞を快勝し、当時のレコードとなった皐月賞でジャスティンミラノとクビ差の2着。ダービーは道中でハミを噛んで外を上がる形になって6着に終わった。

秋はセントライト記念を早めに動く競馬で2着に駆け、菊花賞は疲れがあったような気配で14着と大敗。12月に中日新聞杯(ハンデ58キロ)で初めて古馬と手合わせし、ダービーの時のように力んで外を上がって6着に敗れた。

中7週での競馬になり、放牧に出さずに在厩して調整してきた。12月はプール中心で、年末から徐々に攻めのピッチを上げていく。1週前には横山武史が騎乗してウッドコースに入れ、終いにビシッと気合をつけられて66秒6-11秒5をマークした。今週は武史が跨って坂路。3歳の未勝利馬を大きく追いかけ、楽に先着して時計は53秒7-39秒6-12秒1だった。

トモの甘さは課題として残り、1週前は頭が高くなってモタれるところがあった。しかし、今週の坂路では頭の高さはそうは気にならず、バランスの良い走り、推進力ある走りでスイスイと登坂していた。

1週前にハードトレをこなし、いい方向に向いてきたようだ。坂路で乗る本数を増やしているが、これは陣営がトモの強化を目的として取り組んだものである。ただ、加藤士津八厩舎に関しては、「馬を造る能力が低いのでは?」と感じるところがある。

横山武史は中日新聞杯に続いて2度目の騎乗になる。前走のレースぶり、中間の気合を確認し、武史の提案で2戦目から着用してきたチークピーシズは外す予定とのことだ。

じっくりとタメて乗れる中山の2200mは、間違いなく適性の高い舞台。スタートで簡単にトモは入らないだろうが、いろいろと対策した今回は皐月賞の時のように流れに乗っていけるかもしれない。

とにかく道中で息を入れ、脚をタメることが重要。後半のどこで動いていくかは、レースの流れの中、馬の手応えを見て武史が判断することになる。

底力のある母系(父はアルアイン)、岡田一族の生産馬・所有馬で、成長する可能性を秘めている。相手は強力だが、好勝負を期待したい。

宮本博厩舎(栗東)の6歳馬ボルドグフーシュも注目される存在。

3歳時にはレコード決着になった菊花賞(勝ち馬アスクビクターモア)でハナ差の2着に差し込み、続く有馬記念で一気に進出する脚を見せてイクイノックスの2着に駆けている。

4歳の春に天皇賞(春)で6着したあと、脚元に不安が出て長期休養に入った。昨秋のチャレンジカップは1年7ヵ月ぶりの実戦だったが、勝負どころで上がっていき、苦しくなりながらも4着に踏ん張っている。

その後は放牧に出され、栗東に戻って1月10日から時計を出し始めた。以前のようにコースで速い時計は出していないが、量をこなしているし、息はできているのだろう。もともと、持っている心肺機能も高い。

1週前にはしっかりと追われて52秒5-37秒4-11秒9をマーク。今週は無理せず54秒7-39秒7-12秒2で上がってきた。馬体に太め感はないし、グイグイと伸びてデキの良さを感じさせる。

吉田隼人が騎乗する予定だったが、隼人が騎乗停止になり、内田博幸が手綱を取ることになった。テンに雑に押し、リズムを崩す競馬になることが多い内田。ただ、ボルドグフーシュに関しては、スタートでグッとトモが入るわけではないし、攻め方が固まっているオープン馬なので、下手に押したりはしないだろう。と、信じたいが…。

2着だった有馬記念のように、3コーナー過ぎから動かしにかかりそう。18頭立てというのはやはり問題になり、ここで極端に外に出てしまうと楽ではい。ロスを少なくし、スムーズな競馬ができれば、上位に浮上することが可能になる。

▲は東の5歳馬レーベンスティール。天皇賞(秋)は8着に敗れたが、2コーナーで外に張られたりしてスムーズさを欠いての結果だった。

田中博康厩舎らしく、攻めで容赦なく負荷をかけて動ける仕上がりにある。問題になるのは強すぎる気性。昨秋のオールカマー勝ちは、緩い流れもあったが、道中でハミを噛んで厳しい情勢だった。それでも直線で狭いところを縫って伸びて勝ち切るのだから脚力自体はスゴイ。

ヤネは引き続きルメール。レースが流れそうなのはいいし、人馬の呼吸が合えば抜け出すシーンがある。

△は西の4歳馬ダノンデサイル。3歳時は春にダービーを好位のインから抜けて快勝し、菊花賞は勝負どころでゴチャついて下がりながら盛り返して6着に駆けた。

有馬記念は逃げて3着。後半で突つかれたといえ、頼りなく交わされて内容はひと息だった。安田翔伍師はレース後に「なくしたものがある。危機感の方が強い」と話している。

放牧に出す予定を変更し、1月に走ることになった。中間は攻めの強度を上げていて、動きからも良くなっている印象がある。

鈍ったように見えても、ゴールしたあとでグッと脚を使ったりするのが同馬。すでに立派な実績を挙げているが、それでも底が知れないところがある。58キロ、テン乗りで戸崎圭太でも。

人気になっている◎○▲△がやはり上位で、崩れるようだと他は混戦といった感じである。マンテンロウレオ、ディープモンスター、ライラック、ボーンディスウェイ、アラタなど、警戒が必要な勢力は多い。

午前の段階で、◎コスモキュランダは単勝770円の3番人気、○ボルドグフーシュは単勝900円の4番人気となっている。

連勝式はコスモキュランダとボルドグフーシュを中心に手広く買う形で。オッズを考えるとレーベンスティールとダノンデサイルを絡めて絞るべきだろうが、崩れて大きな馬券になることに期待してみる。

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◎13番コスモキュランダ
○4番ボルドグフーシュ
▲2番レーベンスティール
△8番ダノンデサイル
※11番マンテンロウレオ
×9番ディープモンスター
×1番ライラック
×18番ボーンディスウェイ
×12番アラタ
×10番ビザンチンドリーム
×14番ホウオウリアリティ
×17番アウスヴァール
×5番カラテ

【単勝】13番(10%)・4番(20%)
【複勝】13番(70%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
13→2.8(×12)
13→4(×4)
13→1.9.10.11.16.18
4→全通り
4→2.8(×9)
4→1.9.10.11.16.18
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【3連複】(軸2頭ながし)
4.13→全通り(16点)
2.13→全通り(16点)
2.4→全通り(16点)
8.13→全通り(16点)
4.8→全通り(16点)
2.8→全通り(×2)(32点)
2.8→4.13(×3)(6点)
【3連複】(ボックス)
2.4.8.11.13(×3)(30点)
2.4.8.13(×10)(40点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
13.4→全通り(96点)
13.2→全通り(96点)
4.2→全通り(96点)
13.8→全通り(96点)
4.8→全通り(96点)
2.8→全通り(96点)

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中京11R
プロキオンステークス(GIII) ◎は若さあるが能力は相当、連勝式は崩れ待ちで手広く

中京のダ1800mで争われるGII競走。

コース図(JRAのホームページ)はこちら
https://www.jra.go.jp/facilities/race/chukyo/course/index.html

日曜は晴れて良馬場で進行することが確実。含水率は低く、ダートはパサパサの状態になっている。なお、クッション砂の砂厚は、従来通りで9.0cm。凍結防止剤は撒かれていない。

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フルゲートの16頭立て。1着馬にはフェブラリーステークス(2月23日)の優先出走権が与えられる。力のあるダートホースがそろっていて、楽しみな一戦になった。

音無秀孝厩舎(栗東)の4歳馬サンライズジパングに◎を打った。

2歳時は門別のJBC2歳優駿(JpnIII)でフォーエバーヤングと1馬身半差の2着に駆け、暮れに芝のGIであるホープフルSを不利がありながら3着に奮闘している。

3歳の1月には芝の若駒S(L)をV。秋に盛岡で不来方賞(JpnII)を快勝し、そこから続けて使った。大井のジャパンダートダービー(JpnI)で3着、みやこS(GIII)で1着、チャンピオンズカップ(GI)で6着となっている。

みやこSは右回りで手前を替えないところを見せながら勝ち切ったもの。チャンピオンズカップは左回りで注目されたが、やはり手前を替え切れず、外々を回る競馬にもなった。それらを考えれば、0秒5差というのは健闘以上と言っていい。

その後は放牧に出され、早めに栗東に戻って乗り込んできた。1週前に坂路に入れて51秒5-37秒4-12秒1で大きく先着。最終追いは坂井瑠星が跨ってCWコースで併せ馬を行った。3頭の真ん中で、内のデルマソトガケは遅れ、外のノットゥルノを抜かせずに先着。時計は7ハロンが95秒1で、5ハロンは64秒5、ラスト1ハロンは11秒5だった。

厳しいローテーションだった昨年の後半は、坂路でしか時計を出していなかった。リフレッシュさせたといっても長い期間を取ったわけでなく、それで坂路でやり、コースで長めから追いとしているのだから、肉体面がしっかりしているのだろう。とにかく、コースで強い負荷をかけられたことは大きく、さらに充実していて当然だ。

同馬に多く乗ってきた武豊が騎乗停止になり、坂井瑠星が手綱を取ることになった。はっきりとした鞍上強化になるので、サンライズジパングをどう動かすのか見ものである。

ただ、癖のある馬であるのは確か。手前を替えて走り切ってくれるかは、やはりやってみないとわからない。最終追いで跨って感触はつかんだはずだが、この時も手前の替え方はスムーズではなかった。

若さが残る段階だが、それが逆に不気味なまでの潜在能力、奥の深さを感じさせる。持っている力をフルに発揮し、好レースを演じることを期待したい。

相手の筆頭は、サンライズジパングと同じく音無厩舎に所属する5歳のサンデーファンデー。淡白な気性だが、揉まれずに走れると異様な粘り強さを発揮する。

2走前にタフな中山でハンデ54キロで逃げてクビ差の2着に駆け、続いて京都でベテルギウスSを別定の57キロで2番手から抜けて勝利した。どちらも時計は優秀。そして、どちらもゴールして余力が残っていた点は見逃せない。

ヤネはテン乗りで鮫島克駿。最内の1番枠を引き、押してハナに行かせそうだ。目標にされることにはなり、オメガギネスやドゥラエレーデが早めに被せてきたりすると楽ではなくなる。それでも、自分の競馬ができれば簡単には止まらないだろう。人気の面からも狙い目がある。

▲は東の5歳馬オメガギネス。間隔を詰めると走れないところがあり、今回は休養を入れて挑む形になった。昨秋のシリウスSが59キロのハンデを背負って強い2着で、能力的には争覇圏にいる。ヤネは2度の騎乗歴があって、1着、2着の松山弘平。

△は西の5歳馬ドゥラエレーデ。2歳時に芝のホープフルSを勝っていて、3歳時にチャンピオンズカップで2番手からの競馬で3着すると、4歳のチャンピオンズカップではラチ沿いを伸びて2年連続の3着に駆けた。ヤネはテン乗りで川田将雅。ムラ馬だが、力を引き出せれば。

※は西の7歳馬ロコポルティ。昨春の3勝クラスと平城京Sの連勝が強くて時計も速く、力は十分に通用する。立て直しを図り、コース追いを入れて良化ムード。テン乗りといえ団野大成というのは魅力で、穴を開けるシーンがあっても。

×の1番手はカズペトシーン。中京での2勝クラスと3勝クラスの連勝で素晴らしい切れ味を披露し、前走で武蔵野S(GIII)で2着に伸びた。ヤネは引き続き乗れる西村淳也。ひと息入ったが、攻めを積んで動ける仕上がりにありそうだ。

×の2番手は高い素質を備えている4歳のサトノエピック、×の3番手は上位に食い込むだけの決め脚を持っているミッキーヌチバナで、他にも軽視できない勢力がいる。

午前の段階で、◎サンライズジパングは単勝360円の1番人気、○サンデーファンデーは単勝860円の5番人気となっている。

サンライズジパングを頭に据えたいところだが、手前を替えないようだと取りこぼす危険性が出てくる。連勝式は実績上位馬で絞り込むか、崩れ待ちで手広く買うかのどちらかを選択する必要があり、後者で攻めることにした。

3連単はガミの目が多いが、サンデーファンデー、ロコポルティ、サトノエピック、ミッキーヌチバナといった伏兵馬が絡んでくれると配当は大きくなる。

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◎9番サンライズジパング
○1番サンデーファンデー
▲10番オメガギネス
△3番ドゥラエレーデ
※6番ロコポルティ
×13番カズペトシーン
×16番サトノエピック
×14番ミッキーヌチバナ
×15番ペプチドソレイユ
×8番タマモロック
×11番ディープリボーン
×5番サンマルパトロール
×12番フタイテンロック

【単勝】9番(20%)
【複勝】9番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
9→3.10(×17)
9→1.13(×9)
9→6.14(×2)
9→4.5.8.11.16
1→全通り
1→3(×5)
1→10(×4)
1→13(×3)
1→6
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【3連複】(軸2頭ながし)
1.9→全通り(14点)
9.10→全通り(14点)
3.9→全通り(14点)
6.9→全通り(14点)
9.13→全通り(14点)
9.16→全通り(14点)
9.14→全通り(14点)
【3連複】(軸1頭ながし)
9→1.3.6.10.13.14.16(21点)
9→1.3.10.13(×4)(24点)
9→3.10.13(×4)(12点)
9→3.10(×6)(6点)
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【3連単】(フォーメーション)
1着:9
2着:1.3.6.10.13.14.16
相手:全通り(98点)
【3連単】(フォーメーション)
1着:9
3着:1.3.6.10.13.14.16
相手:全通り(98点)
【3連単】(フォーメーション)
1着:1.3.6.10.13.14.16
2着:9
相手:全通り(98点)
【3連単】(軸1頭マルチ)
9→1.3.6.10.13.14.16(126点)

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【土曜メインレース】

小倉牝馬S
3連単  6万1,330円
    4万8,330円
3連複  1万6,680円(×3)
ワイド   2,180円(×4)
ワイド   1,670円(×4)
複 勝    380円(40%)
◎コガネノソラ3着(5人気)

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中山11R
初富士ステークス ハンデ戦、みなが不安あり、複数の伏兵馬を狙う

3勝クラスの戦いで、舞台は中山の芝2000m。

コース図(JRAのホームページ)はこちら
https://www.jra.go.jp/facilities/race/nakayama/course/index.html

芝は連続開催の9週目で、Cコース使用3週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「先週に引き続き、正面直線の内側に傷みがあります。その他の箇所は、概ね良好な状態です」と発表があった。

土曜は朝に小雨が降っていたが、1Rが終わったころに止んだ。馬場に大きな影響を与えてはいないか。朝7時の段階のクッション値は「10.2」となっている。

なお、先週はすべて良馬場で、日曜のメインのころから雨がパラつく時間帯があった。朝の段階のクッション値は、土曜が「10.7」で日曜が「10.5」だった。

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17頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが56キロ、最軽量が53キロで、3キロの上下差がある。

昇級馬が3頭。前走で3勝クラスを走ってる13頭の着順を見ると、最高が5着で馬券に絡んでいる馬がいない。残る1頭は、オープンに挑戦して10着だった。

みなが肉体面や精神面で何かしら課題を抱えていて、信頼を置ける存在はいない。そこで複数の伏兵馬を狙うことにした。

上原佑紀厩舎(美浦)の6歳牝馬ニューノーマルに◎を打った。

現級で連対はないが、昨年の夏に函館で3着、札幌で4着と続けて健闘している。秋は京都で2走して9着、8着で、どちらもインの追走でスムーズさを欠いて力を出し切れないところがあった。2走前の修学院S(芝2000m(内))は着差が0秒5、走破時計が1分58秒3で悪い走りではなかった。

今回は中4週になり、ウッドコースと坂路で本数をこなして乗ってデキは良さそうだ。ハンデは最軽量の53キロ。ヤネはテン乗りにはなるが、センスも追う技術も確かな木幡巧也になる。中山には好走実績があるし、7番枠から立ち回りと捌きがうまくいくと一発も。

西園翔太厩舎(栗東)の6歳馬ソリダリティ(55キロ)が2頭目の穴馬。

昨夏に札幌で力のあるハヤテノフクノスケを破って2勝クラスをクリア。昇級緒戦はニューノーマルも走った修学院Sで、追走ぶりが良く、結果は0秒4差の7着だった。

その後は放牧に出され、今回は2ヵ月半ぶりの実戦。坂路でしか時計を出していないが、1週前に力の要る馬場で51秒9-12秒6をマークしている。

ヤネが捌きに甘さのある三浦皇成(テン乗り)でどうかだが、互角にやれて不思議はない。初の中山には対応できそう。

蛯名正義厩舎(美浦)の5歳馬インスタキングが3頭目の穴馬。

昨年の2月に中山芝1800mで2勝クラスを勝ったが、抑え切れずに2コーナーでハナに立ち、2馬身差で押し切るという競馬だった。昇級後は気性の強さが影響したところがあって結果を出せていない。

ウッドコースと坂路でじっくりと乗られて動ける仕上がりにありそう。ヤネは安心して見ていられない北村宏司だが、1勝クラスを勝った時に同馬に跨っていて、中間は熱心に稽古をつけている。54キロは有利で、折り合ってスムーズに運ぶと激走シーンも。

菊沢隆徳厩舎(美浦)の6歳馬パトリックハンサム(55キロ)も軽くは見られない。

昨夏の札幌での2勝クラス勝ちは12番人気で単勝万馬券だったが、正攻法の競馬で内容的には強かった。この時は初チークピーシズ着だった。

昇級後の2走は6着、11着。どちらもヤネが内田博幸で、テンに手綱を押し、馬が行きたがって結局は引っ張りと、内田らしいみっともない騎乗だった。

ウッドコースの最終追いで65秒6-11秒7を楽にマークして仕上がりは良さそう。今回はヤネが横山和生で、初ブリンカー着で挑む。2番枠から息を入れつつの走りでロスなく立ち回れるようだとあるいは。

※は骨折明けで昇級緒戦でも攻めで乗り込んで好時計が出ているハギノアルデバラン(56キロ)で、×の1番手は53キロで1番枠からスムーズに捌いてくると見せ場以上がありそうなウインエクレール。

以下、モズロックンロール、コスモブッドレア、ラスカンブレス、フレーヴァードなど、警戒が必要な勢力が多くいる。

午前の段階で、◎ニューノーマルは単勝3,270円の12番人気、○ソリダリティは単勝2,470円の9番人気、▲インスタキングは単勝4,620円の15番人気、△パトリックハンサムは単勝3,070円の10番人気となっている。

4頭すべてがかなりの人気薄。ハマるとドデカイ配当になるので、連勝式は大きく手を広げて買っていきたい。

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◎7番ニューノーマル
○10番ソリダリティ
▲8番インスタキング
△2番パトリックハンサム
※16番ハギノアルデバラン
×1番ウインエクレール
×12番モズロックンロール
×6番コスモブッドレア
×13番ラスカンブレス
×9番フレーヴァード
×4番エリダヌス
×11番ブラックシールド
×17番ルクスビッグスター

【単勝】7番(10%)
【複勝】7番(20%)・10番(30%)・8番(20%)・2番(20%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
7→全通り
7→6.9.13
10→全通り
10→13(×5)
10→6.9(×3)
10→12.16
8→全通り
8→6.13
2→全通り
2→13(×3)
2→6(×2)
2→9.16
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【3連複】(軸2頭ながし)
7.10→全通り(15点)
7.8→全通り(15点)
8.10→全通り(15点)
2.7→全通り(15点)
2.10→全通り(15点)
2.8→全通り(15点)
7.16→全通り(15点)
10.16→全通り(15点)
8.16→全通り(15点)
2.16→全通り(15点)
1.7→全通り(15点)
1.10→全通り(15点)
1.8→全通り(15点)
1.2→全通り(15点)
1.16→全通り(15点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
7.10→全通り(90点)
7.8→全通り(90点)
10.8→全通り(90点)
7.2→全通り(90点)
10.2→全通り(90点)
8.2→全通り(90点)
7.16→全通り(90点)
10.16→全通り(90点)
8.16→全通り(90点)
2.16→全通り(90点)

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小倉11R
小倉牝馬ステークス(GIII) 牝馬のハンデ重賞、◎はデキ良くスムーズなら一発も

牝馬が争うGIII競走で、舞台は小倉の芝2000m。

コース図(JRAのホームページ)はこちら
https://www.jra.go.jp/facilities/race/kokura/course/index.html

芝は開幕週でAコース使用になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「昨年の第3回小倉競馬終了後、特に傷みの激しかった向正面から4コーナーの内柵沿いを中心に約4,800平方メートルの芝張替えを実施し、10月下旬に洋芝をオーバーシードしました。その後、肥料散布・薬剤散布・芝刈り等の管理作業を行い、芝の生育促進に努めました。生育は順調で、全体的に良好な状態です」と発表があった。

土曜は朝から晴れていて、雨にたたられることはなさそうだ。朝の段階のクッション値は「8.8」となっている。

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昨年まで愛知杯として施行されていて、小倉牝馬ステークスとレース名が変更されて第1回となる。小倉芝2000mという舞台、ハンデ戦というのは変わっていない。

フルゲートの18頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが56キロ、最軽量が50キロで、6キロの上下差がある。

アリスヴェリテとベリーヴィーナスがハナ候補だったが、それぞれ17番枠、2番枠となり、内を引いたベリーヴィーナスが行くことになるかもしれない。

アリスヴェリテは控える形で大丈夫なのだが、ヤネの柴田裕一郎が難しい気性の同馬を御し切れていないところがあり、どんな展開になるのかやってみないとわからない。レースが流れ、タテに長い競馬になるのは間違いないだろう。

菊沢隆徳厩舎(美浦)の4歳馬コガネノソラに◎を打った。

3歳時は春に府中でスイートピーS(L)を勝ち、夏にクイーンS(GIII)を51キロの斤量でV。秋華賞はタフな競馬の中で流れに乗せていっての9着で、チャレンジカップ(8着)は勝負どころからインで動けずに力を出し切れなかった。

秋の2走は北海道に遠征した影響があったようで、馬体が少し減っていた。その後は立て直しを図り、美浦で十分に乗り込んでいる。明けて4日にウッドコースで65秒9を出し、9日にウッドコースで65秒3-11秒4。1週前はウッドコースで終い重点だったが、ラスト1ハロン11秒7で四肢がよく動いて、推進力ある素晴らしい動きを見せていた。

そして、小倉に早めに移動し、今週はダートコースで終い重点。陣営によると馬体重は450キロ台になりそうだとのことで、いい状態で臨むことができるだろう。

ヤネは同馬に乗って2戦2勝の横山武史。9日には稽古をつけている。14番枠と外を引いたが、外にも内にも出ていく馬がいて、うまく早めに内に寄せられるといい。

ハンデは軽くはなくて55キロ。パワー型という印象があるので開幕週の馬場が鍵になるが、クッション値は小さめの数字だし、速い時計で走れないわけでない。さらにデキがいい分で、対応できる可能性は高くなる。

思っていたより人気がない。武史がうまく誘導すると穴を開けるシーンも。

相手の筆頭は、杉山晴紀厩舎(栗東)の4歳馬オーロラエックス。体に緩さがあり、気性も若くてしっかりとした競馬ができない段階だが、それで4戦3勝の成績である。9着に敗れたローズSは、2コーナーで受けた不利が痛かった。

攻めはビシビシとやっていないが、やりすぎると良くないだろうし、これまでも同じ調整で結果を出してきた。

ヤネは引き続き松山弘平。2勝クラスを勝っての重賞挑戦になるが、51キロで走れるのは大きく、上位浮上があっていい。

▲は時計が鍵だが、3番枠からロスなく運べそうなフェアエールング(53キロ)。△はトップハンデ56キロでも底力と粘り強さがあるコスタボニータで、※はデキの良さが目立つキミノナハマリア(54キロ)、×の1番手は初ブリンカー着で挑むエミュー(53キロ)。

以下、クイーンズウォーク、エンパイアウエスト、アリスヴェリテ、セントカメリアなど、軽視できない勢力が多くいる。

午前の段階で、◎コガネノソラは単勝1,380円の7番人気、○オーロラエックスは単勝500円の2番人気となっている。

ハンデ戦の上、展開面で紛れが起こる可能性があるメンバー。コガネノソラ自身が人気薄なわけだし、ビッグな馬券になることを期待して、連勝式は大きく手を広げて買っていきたい。

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◎14番コガネノソラ
○12番オーロラエックス
▲3番フェアエールング
△16番コスタボニータ
※6番キミノナハマリア
×8番エミュー
×9番クイーンズウォーク
×1番エンパイアウエスト
×17番アリスヴェリテ
×13番セントカメリア
×11番エリカヴィータ
×18番ゴールドエクリプス
×5番ワレハウミノコ

【単勝】14番(10%)
【複勝】14番(40%)・12番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
14→全通り
14→9(×6)
14→3.7.12.16(×3)
14→1.17
12→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
14→全通り(136点)
14→3.7.9.12.16.17(×2)(30点)
14→7.9.12(×3)(9点)
──────────────
【3連単】(軸1頭マルチ)
14→全通り(816点)
【3連単】(軸2頭マルチ)
14.12→9(×7)(42点)
14.12→17(×4)(24点)
14.12→7(×3)(18点)
14.12→3.16(×2)(24点)
14.12→6.10(12点)
【3連単】
9-14-12(×3)・12-9-14(×4)・9-12-14(×8)(15点)

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大谷内泰久の最強競馬予想&重賞完全攻略
騎手、調教師、馬主、エージェント、専門紙の記者などとのコネクション強化を図ります。有益な予想をお届けすべく、全力で取り組んでまいります。