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昨年のフェブラリーSは3連単153万500円ヒット!
【3連単 153万500円】
【3連複 19万7,060円】
【馬連 2万7,850円】
【単勝 3,800円(10%)・複勝850円(50%)】
◎ペプチドナイル1着(11人気)
◎××でヒット
東京11R
フェブラリーステークス(GI) ◎はマイルで型にハマると一発あり、○もデキ良く大穴候補
東京のダ1600mで争われるGI競走。
左回り。2コーナー奥の引き込み線からの発走。箱が大きく、ワンターンのコース。スタートして150mほど芝コースを走る。さらに緩やかな下り坂になっていて、スピードが出やすい。下りは向正面の残り約1200mの地点まで続き、そこから3コーナー途中にかけて小さめの山を上って下る。
下りが終わって、直線入り口までは平坦。直線に入ると、約300mの間に2.4mの高低差がある坂を上ることになる。上り切ってからの約200mは平坦。直線距離は501.6m。コース全体の高低差は2.5m。
クッション砂の砂厚は、従来通りで9.0cm。先週は凍結防止剤が散布されたが、今週は散布されていない。土曜の競馬を見ると、ダートはパサパサで少しタフな状態になっている。
日曜は良馬場見込みで、土曜と同じような状態と考えておいていいだろう。「少しタフ」とは書いたが、GIに出走するダートホースにとってすれば、普通に走れるぐらいの馬場であるかもしれない。
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中央のダートでの実績を見ると、GI勝ち馬はおらず(芝ではシャンパンカラーがNHKマイルカップ、ドゥラエレーデがホープフルSを制覇)、重賞勝ち馬は4頭となっている。
地方の交流重賞は、JpnI勝ち馬が4頭で、JpnII勝ちとJpnIII勝ちを含めると6頭が勝っている。
内枠からイグナイター(園田)、ミックファイア(大井)、スピーディキック(浦和)の3騎は地方からの参戦。シャンパンカラーとガイアフォースは初ダートになる。
ウシュバテソーロ、レモンポップという2頭の王者は海外遠征を選択。チャンスありと見て、いろいろな路線からGIに挑戦してきた。今年のフェブラリーSは、多彩なメンバーで、おもしろくもあり、難しい面もある一戦になった。
そんな状況だが、人気はオメガギネス、ウィルソンテソーロ、ドゥラエレーデの3騎に集中している。
大穴狙いで、武英智厩舎(栗東)の6歳馬ペプチドナイルに◎を打った。
5歳の夏、函館ダ1700mでの大沼S(L)→マリーンSの連勝が異様とも言える強い競馬。揉まれると脆いところがあってその後は安定して走れていないが、2走前のベテルギウスS(L)では、59キロを背負いながら馬群を割って伸びて差し切った。前走の東海Sは囲まれて力んだ走りになってしまい、伸びを欠いて6着に終わっている。
大きな休みを入れずに使ってきているが、中間も栗東の坂路でしっかりと乗り込んできた。4日(日)に55秒2-12秒2、7日(水)に55秒1-12秒5、10日(土)に52秒0-12秒3、14日(水)に55秒8-12秒6。10日が本追い切りのようなもので、前向きで力強い走りを見せていた。16日(金)にも大きめを乗っている。
マイルの距離を走るのは初めてになるが、前進気勢が強すぎるところがあるし、これまでのレースぶりから向かないはずがない。箱の大きい府中にも適性があり、ダ2100mで3勝クラスを勝った時が3馬身差の完勝だった。
ゴチャつくのは避けたいので内枠だとイヤだったが、中の9番枠。さらに10号馬より外を見ると、15番枠のドンフランキーが積極的に前に行き、他の6頭はタメる形で構えそうだ。“揉まれずに好位の外”という理想の形が叶いそうである。
ただ、ドンフランキーやドゥラエレーデ、イグナイターの出方次第でペースや内の隊列は変わってくる。藤岡佑介にはポジションを気にしすぎず、折り合いと脚を残すことを重視して乗ってもらいたいところだ。
藤岡佑に関しては、やる気とパワーがある馬だと抑え込めずに持っていかれることが多い印象があり、その点は心配である。GIの舞台でいろいろと噛み合わないといけない。それでも、すべてがうまくいった時に上位を争うだけの能力、脚力はあると感じる。昼の段階で単勝5,000円台の14番人気…。一発、狙ってみる。
浦和(藤原智行厩舎)から挑戦する5歳牝馬スピーディキックにも穴で期待してみたい。
4歳だった昨年もフェブラリーSに挑戦。中盤でモタつくところがあり、直線は御神本訓史が馬群に突っ込ませた。うまくは捌けず、軽いものを含めると3度も4度も詰まって手を緩めていた。それで結果は6着。スムーズだったら少なくとも3着には上がっていたと思われる。
あれから1年…。しばらく勝ち星から遠ざかることになったが、前走の東京シンデレラマイルでは、直線の立ち上がりで内からぶつけられて外に弾かれながら構わず抜けて勝利した。
そして、中間の稽古は実に意欲的。12日(月)の野田トレセンでの追い切りでは、やる気を前面に出してグイグイと伸びていた。輸送したあとのテンションは課題になるが、昨年よりも充実したデキで再チャレンジすることができそうだ。
ヤネは引き続き御神本。昨年のことがあるので、策を持って臨むだろう。外に出すのか、それでは厳しいとみて、昨年と同様に割りにかかるか…。どういう形になるにせよ、「今のデキならあるいは…」と思わせるところがある。昼の段階で単勝7,000円台の15番人気と、ペプチドナイルより人気がない。
▲オメガギネスはキャリア5戦で(3.2.0.0)の4歳馬。トモに課題があったことがウソのように本格化した。府中のマイルはおそらくベスト。先週、今週と攻めでかなり速い時計が出ていて、その疲れが出ていないようなら。ヤネはルメール。
△ドゥラエレーデはホープフルS勝ち馬で、芝とダートでのGI制覇を狙う。チャンピオンズカップの3着、東京大賞典の3着と中身の濃い走り。そして、坂路(栗東)の追い切りでは49秒1の猛時計を叩き出した。マイルも問題なく、先行力と粘り強さが脅威になる。ヤネはムルザバエフ。
※ウィルソンテソーロはチャンピオンズカップで追い込んで2着、東京大賞典で逃げて2着。確実に地力を強化し、GIを狙えるところまできた。条件クラスでのものといえ、府中のダ1600mは2戦2勝で、ともに楽勝。松山弘平はテン乗りになる。
×ミックファイアは無敗のままジャパンダートダービーを制し、南関東三冠馬となった。が、盛岡のダービーグランプリは輸送でカイバを食わなくなり、そんな状態で何とか勝利する。さすがにガタッときて、復帰戦で東京大賞典では大敗(8着)を喫した。
しかし、中間は大井本場で精力的に乗り込んでいる。7日(水)に外傷を負ったのは誤算だったが、14日(水)の追い切りを見る限りでは影響はなさそうだ。
前進気勢が強く、芝でも走れそうなフットワーク。府中のダ1600mに高い適性があるのは間違いない。輸送が鍵になるし、3番枠で揉まれた時にどうか…。今回は条件的に厳しいが、ポテンシャルは相当に高い。ヤネは騎乗歴がある矢野貴之。
以下でキングズソード、レッドルゼル、ガイアフォース、タガノビューティー、セキフウらにも注意を払いたい。
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◎9番ペプチドナイル
○12番スピーディキック
▲5番オメガギネス
△4番ドゥラエレーデ
※14番ウィルソンテソーロ
×3番ミックファイア
×11番キングズソード
×13番レッドルゼル
×7番ガイアフォース
×10番タガノビューティー
×8番セキフウ
×1番イグナイター
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