チャンピオンズC(G1) [重賞最終見解]
2024年12月01日(日)
中京11R チャンピオンズC
過去5年のチャンピオンズCは、距離短縮馬or近2走以内に上がり順位3番手以内馬の括りで、複勝圏内に好走した15頭中12頭が該当。
また、キタサンブラック産駒、キズナ産駒、父か母父キングマンボ系など、いわゆる芝中長距離指向の強い血統馬が走る傾向も特徴的。
上記の血統馬は、過去5年で当日単勝4番人気以下から複勝圏内に好走した7頭中5頭が該当。
臨戦過程、血統ともに、芝中距離G1のような傾向が垣間見えるレース。
ペプチドナイルは、前走の南部杯(盛岡ダ1600・G1)が、上がり順位2番手の末脚で僅差の2着。
キングカメハメハ×マンハッタンカフェと、芝中長距離指向の強い血統馬。
父は、近年のチャンピオンズCで特注系統のキングマンボ系種牡馬。
過去5年のチャンピオンズCは、父か母父キングマンボ系血統馬が4勝、5年連続で連対中。
一昨年は、父か母父キングカメハメハの血統馬が複勝圏内を独占。
母父マンハッタンカフェも、日本の左回りコースのダートG1レースに複数頭の勝ち馬を輩出するサンデー系種牡馬。
2021年の勝ち馬テーオーケインズも、母父マンハッタンカフェの血統馬。
また近年の当レースは、前走が地方交流重賞で負けていた馬の期待値も水準以上。
前走地方交流重賞で負けていた馬は、過去5年で合計8頭が複勝圏内に好走。2020年は当該ローテ馬が複勝圏内を独占してして、3連単の配当金も20万円超の大荒れ決着に。
母クイーンオリーブは、現役時代に上級条件の芝2400m戦で好走するなど、日本の牝馬としては珍しいスタミナ指向の強いキャラクター。
巷で囁かれている距離不安等で人気を落とすようであれば、その配当妙味も込みで絶好の狙い目と見立てます。
サンライズジパングは、前走のみやこS(京都ダ1800m・G3)が、上がり最速の末脚で1着。
前走みやこSで上がり順位3番手以内の末脚を使っていたキズナ産駒という意味では、2022年6人気3着ハピを彷彿とさせるキャラクター。
ダート1800m以上の距離では全く底を見せていない戦歴も含めて、あっさりがあっても驚けない1頭。
ガイアフォースも、2走前のフェブラリーS(東京ダ1600m・G1)2着の1戦のみと、ダート戦では未だ底を見せていない1頭。
父キタサンブラックは、芝中長距離指向の強いサンデー系のトップサイアー。
昨年のチャンピオンズCで、12人気2着と大波乱を演出したウィルソンテソーロも、キタサンブラック産駒。
母父クロフネは、現役時代にチャンピオンズCの前身ジャパンCダート(東京ダ2100m・G1)を圧勝した日本ダート界の歴史歴名馬。
2走前のフェブラリーSだけ走れば十分に勝ち負けに加われる、という意味を込めて波乱演出に一考。
レモンポップ、ウィルソンテソーロは、昨年のチャンピオンズC1着2着馬。
どちらも競走馬の完成度という意味においては、昨年と同等、もしくはそれ以上とさえ言える近走内容でこれといった懸念材料も皆無。
両者の脚質からも、共倒れは考え難いと判断します。
推奨馬
ペプチドナイル
サンライズジパング
ガイアフォース