京王杯スプリングC(G2) [重賞最終見解]
2023年05月13日(土)
東京11R 京王杯スプリングC
過去5年の京王杯スプリングCは、当日単勝4番人気以下の立場から複勝圏内に好走した7頭中6頭が、前走1600m以上の距離出走の短縮ローテor近2走以内に上がり順位3番手以内の条件を満たす馬。
1400m戦としてはいわゆるスタミナ指向が強く、マイル以上もこなせるような体力の絶対値に優れた馬が走りやすい重賞競走。
また、血統的にはスピードを持続させる能力に優れた父ミスプロ系、ノーザンダンサー系が好相性。
中でもロードカナロアの産駒は、直近3年連続で単勝4番人気以下の伏兵が複勝圏内に好走中。2020年は3着以内を独占するなど特注系。
レッドモンレーヴは、近年の当レースで期待値の高い前走芝1600m重賞出走のロードカナロア産駒。
昨年5人気3着タイムトゥヘヴン、一昨年8人気3着カイザーミノルは、何れも前走芝1600m重賞に出走していたロードカナロア産駒。
2020年はロードカナロア産駒が複勝圏内を独占と特注種牡馬。
2代母は日本が誇る名牝エアグルーヴ。昨年2着のスカイグルーヴもエアグルーヴ牝系。
1400m重賞ながらも中距離寄りの伸びが問われる当レース向きの典型と言えるキャラクター。
ダノンスコーピオンも、ロードカナロア産駒。
前走芝1600mG1出走の短縮ローテも強調材料。
前述の通り1400mとしてはスタミナ指向が強く、1600m以上の距離実績馬も期待値の高いレース。
中でも東京芝1600mG1のNHKマイルC(G1)好走馬は、一昨年にラウダシオン(1人気)が1着、2017年にクラレント(11人気)が3着等々、相性良。
富士Sを含む直近3走は全てハイレベルレース。
ここではモノの違いを見せつける可能性も。
ゾンニッヒも、ロードカナロアと同系統のラブリーデイ産駒。かつ前走マイル重賞出走の短縮ローテ。
一族にはダービー馬マカヒキ。
エアグルーヴ牝系が結果を残すような中距離指向の強いレースだけに、相応の牝系であることも有利。
推奨馬
レッドモンレーヴ
ダノンスコーピオン
ゾンニッヒ