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ニュートラルについて

けいです。
座学復習をしていきましょう。

ピラティスのレッスン中にあるワードが出てきます。
『骨盤のニュートラル』『背骨のニュートラル』です。
ニュートラルである必要はなぜか?
ニュートラルならどんなことがあるのか?
考えていきましょう。

ニュートラルについて

ニュートラルと聞いてどんなことを想像しますか?
快感、不快のない自然な状態。
どこにも負担のない状態。
ありのままの状態。
たくさん吸収できる状態。

たくさん考えられると思います。

考え方に間違いはありません。
ありのままの自然な状態からスタートできることが
ニュートラルな状態の良さだと思います。

骨盤のニュートラルについて

骨盤は人体では土台になります。
上半身と下半身を結ぶ橋渡的な存在です。
この部分が偏ったり何らかの負荷がかかると連動は悪くなります。

ピラティスでの骨盤ニュートラルを実践してみましょう。
骨盤の両側には、ボコっと出っ張りのある上前腸骨棘(ASIS)があります。
ASISを左右の手のひらで覆います。
手のひらが三角形になるように置きます。
指先が局部あたりで交わるところが、恥骨結合部(PS)という場所です。

2つのASIS、1つのPSの3点の三角形の位置が骨盤のニュートラルに関係してきます。
立位では、床に対し3点が垂直になる状態がニュートラルの定義となります。
仰向けでは、床に対し3点が平行になる状態がニュートラルの定義となります。

同一水平面や同一全額面など難しい言葉が出てくるかもしれませんが、、
垂直か平行かを意識して見るといいと思います。

背骨のニュートラルについて

背骨とはどんな形をしているのでしょうか?
形を理解することが自分を知るきっかけになるかも知れません。
真っ直ぐなのか、曲がっているのか、斜めなのか

背骨は、S字を描く骨の連なりになります。
32〜35個の椎骨で構成されています。

首 頸椎 7個 前弯
胸 胸椎 12個 後弯
腰 腰椎 5個 前弯
骨盤 仙骨 5個 尾骨 3〜5個 後弯

各部位により骨の数、向きが異なります。

なぜ、背骨はカーブを取る必要があるのか?

ヒトは進化の過程で四足歩行から、二足歩行へ進化してきました。
手足がついていた時代から、足だけで移動するようになりました。
体が地面に対して垂直に立つようになることで、より重力を感じるようになりました。
赤ちゃんのような姿勢をとると、手足に均等に体重がのると感じることができます。
足だけで立つと、無意識に左右に体重を乗せていることがあると思います。
それだけ、重力を感じるようになったということです。

背骨がS時カーブを描く理由には
衝撃吸収の作用
適切な運動を促進する

などの効果があります。

骨盤・背骨がニュートラルであることは

ニュートラルなポジションにいるということは、
身体が動きやすい場所にいるということです。
適切な筋肉の動員を促す。
理想な姿勢を知ることができる。

あくまでも、基準となる姿勢だと思います。
人によって骨格や経歴は異なるので自分に見合った姿勢や動き方を身につけていくべきだと考えます。

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