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NF型の会話にあこがれるINTJの自己分析

こんにちは。砺波 慧と申します。
私はINTJを自認しているのですが、日常的な会話などにおいて割とFが強めに出ている気がするので、コミュニケーションにおいてTとFがどんな時に出やすいのか自己分析をしてみたいと思います。
※ MBTIに関しては自己流で勉強しただけなので、解釈等間違っている可能性があります。ご了承ください。


そもそもT・Fの会話ってどんなん?

まず前提のイメージとして、Tは事実性や論理性を重視し、Fは情緒や共感性を重視するというスタイルになります。
こちらの動画が分かりやすいかもしれません。

↑ どちらも韓国語の動画ですが日本語字幕で再生すれば内容は問題なく分かると思います

NT型とNF型の会話

※ S型についてはあまり詳しくないので、今回はN型に絞って話をしていきたいと思います

性格タイプ別のあるあるネタで
「NT型は会話において相手からのリアクションがなくてもあまり気にならない」
「NT型にとってNT型同士の会話が一番気楽」
といった内容を見かけました。

NT型は会話をするうえで相手の同意や同調を必ずしも必要とせず、お互いの知識や主張を伝えるスタイルが心地いいというイメージでしょうか。

私もNT型ですが、私はどちらかというと何らかのリアクションが貰えないと不安になる派、かつその分相手に対してもなるべくリアクションを返してあげたい派だったので、典型的なNT型同士の会話はちょっと冷たくて怖いというか、苦手意識を感じてしまう時があります。

ちなみに私自身は、NF型のコミュニケーションに特に居心地の良さを感じることが多いです。
あくまでイメージですが、NF型の会話は同意や同調自体が目的というよりかは、お互いの心情や価値観などを見せあって、受け入れ認め合うことに意味を見出しているような印象があります。同意や同調はそれらを受け止める手段として出てきたもの(あなたの価値観を否定しませんよという意思表示)というか。

私が人生で重視することの一つに「他人との深い交流・相互理解」があるため、NF型のそういった会話には大きな魅力を感じてしまいます。

NF型の会話が出てくる時

まず、INTJの私が他者と会話をする時にNF型っぽい会話スタイルが出てくる場合について考えていきたいと思います。
こちらは先ほども少し触れましたが、「お互いの情緒や価値観を共有したい時」の会話でよく出てくるコミュニケーションのパターンです。
相手の話したことに共感したり、感情的なリアクションをするイメージですね。

「T型(NT型)の人は目的のない会話が苦手」というあるあるネタをよく目にしますね。
私自身、特に仲良くもない人や興味のない人と世間話をするのは確かに苦手です。だって意味ないし。
でもその相手が「自分にとって価値のある人・仲良くなりたい人」であればそこまで苦ではありません。「その人と交流を深める・その人のことを知る」という目的が生じるので。
その人がどんな時にどんなことを感じるのか=その人の価値観 だと思うので、たとえオチがない話だったとしても、相手の感情が見える内容の会話というのは結構楽しいです。

また内容が全くない世間話だとしても、「相手が自分に対して友好的な態度をとろうとしてくれている」という事実が(よっぽど嫌いな相手以外であれば)割と嬉しいので、苦手ではありますがなるべく愛想よく返そうという気持ちになります。


ちなみに私は、NF型の会話をする際には、表情や声色、相槌のテンポや言葉遣いなどを意識し、相手に安心感を与えられるようにしています。
「話した内容を否定せず受け取ってもらえた」という印象を与えたいので。だって話を聞いてもらえたらそれだけで嬉しいじゃないですか。お気に入りの相手には楽しい気分で会話をしてもらいたいのです。
というのも、私がNF型のコミュニケーションをとる相手って主に仲良しな友達だったり家族だったりするので、そもそも自分にとって大事な人と会話する場面が大半なんですよね。
大好きな相手だから会話の中で自分のそういう気持ちを表現したいし、私自身誰とでも仲良くなれるタイプではないため、仲のいい人には「あなたは特別」という思いを最大限伝えたいというのもあって、会話のなかでは感情的な要素を重視しがちなのかもしれません。

こんなにもNF型の会話にしっくりきているのであれば、実は私はINTJ(NT型)ではなくNF型なのでは?と思ったりもしましたが、実際は全然違いました。
というのも、結局無意識的に出てきてしまう会話のパターンがまさにNT型以外の何物でもなかったんですよね。

NT型の会話が出てくる時

結論から言うと、「何か達成すべきタスクや目的がある場合の会話」ではまさにNT型のコミュニケーションのスタイルが出てきていました。しかも意図せず。
例えば

  • 話し相手の意見・主張に対してリアクションをしない
    (心情的な受け入れのポーズを出さない)

  • ノーリアクションのまま反論意見を述べる

  • 話し相手の心情よりも問題解決をする上での合理性や実現性などを優先する

といった感じです。冒頭で自分が苦手だって言ってた話し方そのまんまじゃねぇか……冷たすぎる……。


とりあえず言い訳をさせてもらうと、(あくまで私個人の場合ですが)それぞれ次のような理由から上記のような態度が出てきています。

  • 相手の意見を理解・分析するのに必死で外の世界(会話の相手)にまで意識が回らない
    → 相手の感情を考慮したリアクションが出せない

  • 相手の意見を受けたうえで構築した自分の意見をすぐさま伝えていち早く問題解決に導きたい
    → 自分がリアクションをしていないことに気づかずそのまま話を進める
    (これをされると自分の意見を無視されたと感じる人もいますよね。ごめんなさい。)

  • 最も優先されるべきは「問題が解決した」という結果が出てくることなので その結果が効果的なものであるならばその他の要素は多少妥協することになっても仕方ないと考えている
    → 結果さえ出ればそこで「解決した」という判定が自分の中で出てしまい相手の感情のケアがおろそかになる


これがNF型の会話だったらおそらく

  • まずは話してくれた内容に対してリアクションをする

  • 意見を受け取ったという意思表明をしたうえで自分の考えや意見を伝える

  • 客観的事実だけでなく相手の心情や場の雰囲気も考慮して解決策を模索する

といった感じになるのでしょう。
少なくとも 相手に対する思いやり < 効率的な問題解決 という優先順位にはならないでしょうね……。
このあたりが、MBTIが「心の利き手」と表現される所以なのでしょう。効率的な問題解決が利き手にきちゃってるのです私は。
確かに思い返してみれば、NF型の会話を楽しんでいる最中にも、求められていないアドバイスや解決策の提案をしちゃっていた場面があった気がします。いわゆる空気の読めない返しですね……。

NT型の問題解決型の会話スタイルが悪いというわけでは全くないのですが、NF型の相互理解型のコミュニケーションにあこがれを持っている私としては、理想と現実の差にちょっと苦々しさを感じてしまいました。

でも考えてみれば確かに、私がNF型風の会話の中で相手にリアクションをする時って、戦略的にやっている感覚が常にあるんですよね。
「こういう反応をすれば相手を安心させられるはず」という計算が前提にあって、素直な感情をそのまま出してリアクションするっていうのが、決してなくはないけど少ない。感情を外に出す前に一旦脳みそを通して判断してから出力するみたいな。
これはSe劣とかも関係があるんでしょうか。よく分かりませんが。

話が逸れましたが、NF型の会話ってNT型が完全に習得するには難しそうですね……。

とはいっても、常にバリバリNT型のスタイルでいくとやっぱり相手を傷つけちゃうことも多いと思います。こういう話をしてる時って表情も固くて怖いだろうし(INTJの殺意の目というやつ?)
そういうわけで、自制というか、利き手じゃないほうもとっさに使えるようもっと鍛えていかなければと思いました。反省点ですね。
今後大事な人と問題解決を目的とした会話(議論)をすることになった時に、自己満足じみた解決に至らないよう気を付けないといけませんね、本当に……。


まとめ

私自身は価値観や心情の交流をメインとしたNF型のコミュニケーションに大きな魅力を感じていますが、NT型の会話スタイルは(本人の意思に関わらず)自分の利き手である以上は無意識に出てきちゃうものだということが改めて分かりました。

せっかく他の人と関わっていくのであれば、心からの深い交流を図りたいものです。
自分の求めるコミュニケーションのスタイルに、自分自身の態度や会話スキルがちゃんと合致しているかよく見直してみることが大切ですね。
とりあえずの課題は、「問題を解決したいという欲求とバランスよく向き合う」ということでしょうか。状況に応じてFとTをうまく使い分けていきたいですね。


以上、NF型の会話にあこがれを持つINTJによる自己分析でした。
自分語りばっかりで中身のない文章でしたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。
どうか良い一日をお過ごしくださいませ。


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