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読書と日記|脳の2ヵ所が高速回転する&地元で呑むってこういうことね
2月14日(金) 🌨️→🌤️ -1℃/-4℃
朝、昨日買ったショコラケーキを朝ごはんに食べて、コンテナハウスの屋根に上って除雪をする。朝のケーキのカロリーをこの除雪で消費できるかも?なんてバカなことを考えながら、サクサクと1時間で終えて、リビングに戻る。
そこでやっと気づいた。アレ?今日ってバレンタインデーじゃん! さっきのケーキ、せめて1口ぐらい分けてあげればよかった!
(バレンタインデーとか、気にしてた時期は短かった...)
と、夫に言ったら、笑ってた。おおらかな人で良かったな。
いつもより早めに仕事を始めて、1時30分には終わらせて。夫と行きつけの蕎麦屋さんに行って、やっぱりいつもの「たぬきとじそば」を堪能して、最寄りのJR駅に送ってもらって、汽車に乗る。
小樽行きの汽車は混んでいた。最近聞いた話では、小樽を舞台にした1995年の映画『Love Letter』の聖地巡礼が韓国で流行っているせいだと言う。
...という話は、20年以上前から言われていたのに、未だに人気なのはすごいな。いや、もしかしたら、他の流行りがあるのかもしれないけど。
実は後で気付いたんですけど、主演の中山美穂さんの追悼の意味もあるんだと思う。
(ちなみに、映画『Love Letter』は未鑑賞)
ぎゅうぎゅうの車内で、上手く居場所を見つけて、イヤホンを耳に突っ込んでスポティファイでCreepynutsの『LEGION』を聴きつつ、エマニュエル・トッドさんの『西洋の敗北』を読む。
これは本当に不思議な体験なんだけれど、R指定のライムがあれだけ早口なのに本当に聞き取りやすくて頭にスッと入ってくるのと同時に、本を読む速度が通常の1.5倍になっている。
正しく、耳からの刺激と目からの刺激が脳の2カ所を同時に高速回転させて、脳が活性化しているのがわかる。
・・・いやまぁ、脳は視覚情報と聴覚情報は別々に処理しているという話は、随分前に読んだ養老孟司さんと久石譲さんの対談本『耳で考える 脳は名曲を欲する』で知ってはいたし、前には本を読みつつオーディブルで既読の作品を聴いて、「あ、漢字の読み方間違ってるじゃん」と気づいたことがあって、ああ、本当なんだぁと思ったことはあったけど。
で、今回はエマニュエル・トッドさんの『西洋の敗北』とCreepynutsの『LEGION』の相性が良いみたいなので、ヘビロテしている。
2時間弱で60ページを読み切って、目的地に到着。駅前のスーパーで食材を買い込んで、実家で晩ごはんを作り、9時過ぎに呑みに出る。
1軒目は同級生の店でビールを3杯ほど。
トランプ政権になってアメリカは大きく変わってきてるね。台湾有事は、中国ではなくアメリカのネオコン連中が起こす可能性はあるけど、今回のUSAIDの資金凍結からNED(全米民主主義基金)の資金も凍結されたこともあって、台湾有事が起こる確率は限りなく低くなったよ、と話した。
2軒目は父親の行きつけのカラオケ居酒屋へ。
わたしが行くのは初めて。 外からの見た目とは違って、意外と広く奥の小上がりには10人ぐらいの若者が騒いでいた。半分ぐらいは中国人も混じっているけど、常連の日本人の男の子が連れて来たからOKしたの、女将はチャーミングに笑った。80歳を超えているのに、柔軟な人だなぁ。
そんな風に女将や周りの人と話していたら、不意に知り合いの顔が見えて「けんちゃん!」と声を掛けたら、向こうも驚いていた。
わたしにとっては初めての店は、けんちゃんにとっても4・5年ぶりに来たお店だったらしく、えらく驚いていた。
別のお店に行くというけんちゃんと連れを見送って、お店の閉店時間には店を出て。けんちゃんが行くと言ってたお店も気になっていたので、追っかけで行ってみたら、けんちゃん達はもう会計を済ませたというので、じゃあ、他の店に行こうか、となった。
3軒目は、初めて行く、女性が席に着くタイプのスナック。
カウンターも埋まり、テーブル席も盛り上がっていて、そこでけんちゃんにお客さんで来ている女性をひとり紹介された。その人は年に1度か2度、定食を食べに行く焼き肉屋さんの女将だった。
それがまぁ、美人で。久しぶりにスタイルのいい女性にであって、ついつい「惚れちまうやろ!」と言ってしまった。
ルッキズム云々の声が聞こえてきそうな気がするけど、美人はやっぱり宝です。 可愛いだけの女は嫌いなんですけど。
安全地帯の『ワインレッドの心』を歌ったら、いい声だと喜んでくれた。低音域は得意なの。
午前2時を過ぎて、もう帰ろうかなぁと思いつつも、ここまで来たらもう1軒行こうかな、と。
4軒目は30代のママがやってるバーへ。
行ったときには1人しかお客さんがいなかったのに、気がついたら、さっきまでいたスナックの女性達と、行きそびれたお店のスタッフとで10人以上が雪崩れ込んできて、賑やかになった。
地元で呑むって、本当に知り合いしかいないなと苦笑しつつも、AB型同士で一番気を遣わなくていい(あるいは、わたしが気を遣っている時は誰よりも速くそれを察知する)けんちゃんとゆっくり話して、午前3時30分には帰宅した。
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