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読書と日記:1月11日~1月20日: エマニュエル・トッドさんと沢木耕太郎さんと。
1月13日(日)、五木寛之さんと栗山英樹さんの『「対話」の力』を読了する。
夜9時過ぎにやっと静かになった実家で、自分の居場所にしている部屋に入って、ゆっくりと本を読む。
五木寛之さんは仏教関係の本を集中的に読んでいたこともあり、栗山さんもそこに興味を持って話している様を面白く読む。栗山さんの本も読んでみよう。
1月17日(金)、青木真兵さんと光嶋裕介さん、白岩英樹さんの『ぼくたちの「アメリカ論」』を読み出し、エマニュエル・トッドさんの『西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか』を読み直し始める。
札幌から移動で2時間はいつもの読書タイム。エマニュエル・トッドさんの『西洋の敗北』は一度150ページ程まで読んでいたんだけど、読み止しにしてから1ヶ月以上経ってしまったので、改めて読み始める。
歴史人口学者のエマニュエル・トッドさんの本は面白い。
トッドさんを知ったのは、多分、2016年。 フランスのシャルリー・エブド社がイスラームのムハンマドを茶化した風刺画の表紙の雑誌を出版したことに怒ったムスリム青年が出版社を襲撃する事件が起こり、その後「私はシャルリー」のプラカードを掲げた100万人によるパリでのデモ集会があった。 その光景は、ヨーロッパ首脳が集まり、欧州の団結を象徴する・・・なんて云う形容に酔う人がいる一方、少数ながらも、わたしやトッドさんの様に奇妙な違和感の薄い膜を感じて眉を顰めた人もいたと思う。
2016年1月に刊行された文春新書の『シャリルとは誰か?』が、わたしがエマニュエル・トッドさんの本を手に取った最初になったのは、ある意味、感じている違和感の種類が一致していることを確かに教えてくれた。
現在、10冊程度のトッドさんの著作を手元に置いているけれど、すべてを読破しているとは勿論言えない。新書サイズのものは買ってすぐ読み切ることができるけれど、それ以外は虫喰い程度だ。
少しずつでも読んでいこう。
1月20日(月)、エマニュエル・トッドさんの『西洋の敗北』を30ページ、そして、沢木光太郎さんの『キャラバンは進む』を読み始める。
実は、沢木耕太郎さんの本を手に取ったのは、高倉健さんがきっかけだった。
10月に読んだ谷充代さんの『高倉健の図書係』で、沢木さんとのエピソードが載っており、そこで気になっていた折に図書館で沢木さんのエッセイ集を見つけ、その本の一番最後に高倉健さんとの思い出が綴られていたので、その本を借り、その後、結局中古本で手に入れた。
沢木さんの文章は、正直キザだなぁと思う瞬間が多々あるんだけど、まぁ、それも味かな、と。
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