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読書と日記:足を挫いた/エマニュエル・トッド『西洋の敗北』/池田清彦・内田樹『国家は葛藤する』

11月25日(月) 🌤️→🌨️ 6℃/1℃

人の気配が複数あって、ああ、実家にいたんだと目覚める。忙しそうに立ち働く足音を聞きながら、あともうちょっとの二度寝を決め込む。

今でこそ、夫との2人暮らしも長くなってきたけれど、元は8人家族で暮らしていたから、騒音や人の話し声を聞き取ることができつつも気にせず眠れる習性は獲得している。

まぁ、それでも、起きて、居間で家事に追われていた次女に挨拶をして。銅製のタングスレイパーで舌苔を取って、にがりで歯磨きをする。生活ルーティンは大事。

弟の嫁が蓄膿症の走りから咳が止まらないと聞いて、持参していたヒマラヤ岩塩(ブラックソルト)を渡し、ついでに、適証になりそうな漢方薬をドラッグストアへ見に行く。

横断歩道を歩きながら、後方で車のフロントの雪を落としている妹が半袖姿なのに呆れつつ見ていたら、横断歩道の白の部分で足を滑らせて、足首を捻ってしまった。

..強い痛みに、ああ、これが捻挫というやつかもしれない、と思いながらも、踵で歩けば痛みが抑えられることに気がついて、足を引き摺りながら、ドラッグストアで漢方薬を選び、ついでに並びのスーパーでスペインの瓶入り炭酸ミネラルウォーターを3本買ってくる。

足が痛いんだから、さっさと帰ればいいのにね。

家に帰ってからは、にがりを患部にすり込んで、レンチンしたホットタオルで患部を温める。温めるとその瞬間は血行が良くなるので、痛みは強くなるんだけど、実際はそれ以上にタオルが熱いの方に意識が行く。にがり&ホットタオルを2回ほど繰り返したら、痛みはかなり引いてきた。

お昼ご飯に、妹が用意した肉じゃがとサラダと味噌汁とごはんを食べる。お供にたらこもつけちゃう。

14時過ぎのJRで帰途に着く。晴れていて、光がきれいで、昨日の雪はもう消えていた。 雑木林が続く車窓を眺めていたら、雪も融けているし、明日は畑の畝立ての続きができるかなぁ...と考えて、思わず苦笑した。

いや、お前、足挫いてるから無理よって。

穴を掘ったり、木を切ったり、土を盛ったりする作業はそこそこ大変なんだけど、それでもやっぱり楽しみのひとつになっているんだと実感する。

あと2日分の作業で終了してしまうのが淋しい。とはいえ、根雪の季節が近づいているんだから、早めに終わらせなきゃいけないこのタイミングで、足を捻ったのは痛恨の極みだったりもする。

エマニュエル・ドットの『西洋の敗北』を40ページほど読み進める。

第2章「ウクライナの謎」で示される、ヨーロッパ最貧国の1つで破綻国家のウクライナが、ロシアとの戦争によって国家としての輪郭を取り戻し、戦争状態に依存している現状を活写していて、面白く読んだ。

最寄り駅でJRを降りて、駅前の書店で本を買い込む。

池田清彦・内田樹『国家は葛藤する』
水野和夫・島田裕巳『世界経済史講義』
瀬下猛『平和の国の島崎へ⑦』

自宅へのバスの中で『国家は葛藤する』を40ページほど読む。対談形式の本は読みやすいので、どんどん進んでしまう。

第1章「政治家の劣化が加速し迷走する日本」の最後に「コロナワチクン接種と全死亡率の因果関係をなぜ検証しないのか」の中で、それぞれのコロナワクチン接種の回数を明らかにしていた。

内田樹さんはコロナ以前には、割と集中的に読んでいたし、対談相手の方の本にも手を伸ばして、その中で名越康文さんや甲野善紀さんや光岡英稔さんを知ることができたのは得がたい事だと思っているけれど、「コロナワクチン7回打ってます」の一文は読みたくなかったな。いや、知ってるケド。

池田清彦さんはフジテレビの『さんまのホンマでっかTV』で知ってから、構造進化論などの本も面白く読んでいて、一時期はメルマガもチェックしていた。だから、池田さんも2回打って、オミクロン株になってからは弱毒化が見られたので3回目以降は打ってないのも知ってはいた。

わたしがコロナワチクンを1回も打たなかったのは、コロナ騒ぎが起きた政治・経済的な背景を見ていたことと、従来、日本を含む東アジアにはコロナウイルスが定着しており、日本人の風邪の30%以上はコロナウイルス由来なのが当たり前だったのと同時に、コロナウイルスが存在していないヨーロッパやアメリカ、アフリカで世界的にパンデミックが起きた、というストーリーの強引さに疑問を持たざるを得なかったこと、更に遺伝子操作を含むmRNAワクチンというものが、どう考えても安全であるとは考えられなかったことがある。

つまり、医療的には素人のわたしが推測できるコロナワクチンの危険性(安全の不確実性)を鑑みることなく、ワクチンを有り難がってせっせと打った知識人という人種に失望した。

家に帰って、熱めのお風呂に塩化マグネシウムを多めに入れて浸かり、アーミッシュオリジナルの軟膏を塗る。これで、挫いた足首の調子は随分良くなった。

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慧|Hz books 書店やりたい人です。
チップありがとうございます。気になる本たちの購入費に充てたいと思います。いつもお読みいただき、ありがとうございます(深謝)