あなたが最後に「悔しい」気持ちになったのはいつですか?
こんにちは、けいです。
初めにお伝えしておきます。
本記事は「響け!ユーフォニウム 第1期 12話」の内容のネタバレを含みます。また、単なる感想記事ではなく、自分の経験や感じたことを中心に書いています。自分語り多めなので、興味ない人は「1番悔しかった経験」読み飛ばしてください笑。
ユーフォを見たことある人も、そうでない人も、読んでいただけますと幸いです!!
「響け!ユーフォニウム」を見ました
先日、「響け!ユーフォニアム」の1期を見ました。
大学生の頃に一度見ていたので、今回で2度目のユーフォです。
ちょうど3期をやっていて、その前に見直したかったのもあって、1日で見切りました。
ストーリー構成、作画、キャラクター性、声優さんの演技、そして音楽。。。
どれをとってもかなりレベルの高い作品であることは間違いないでしょう、うん。
ここで、1期のユーフォで1番好きなシーンの話をさせてください。
第12話「わたしのユーフォニアム」
京都府大会のコンクール選抜メンバーに無事選ばれた久美子。しかし、難しいパートの旋律に苦戦し、顧問の瀧先生にあっさりと「黄前さんはその部分は吹かなくていい」と指摘されてしまいます。そして帰り道、自分の無力さに涙しながら、橋の上を駆けるシーンです。
「上手くなりたい、上手くなりたい、上手くなりたい、、、!!」
これまで感情的になることが少なかった久美子が、初めて泣きながら自分の思いをぶちまける描写には、つられて涙してしまった視聴者も多いはず。私もその1人です。
このシーンを見て、湧き出てきた感情
私は、このシーンに「青春」が詰まっているように感じました。
エネルギッシュで不器用で、だからこそ難しくて儚い。
がむしゃらに頑張ることが美徳とされ、それが許されている時期だと思います。
久美子の眩しい涙を見た私は、ふとこんな感情に駆られてしまいました。
「自分が最後にここまで悔しがったのは、いつだっただろうか。。。?」
自分にもこんなことがあったな、と思い返すと同時に、羨ましいなぁと思ってしまったのです。
1番悔しかった経験
高校時代、硬式野球部のキャプテンを務めていた私は、久美子と同じように自分の無力さに落ち込んだ経験がありました。
同学年の部員が極端に少なく、下級生の部員に支えてもらっている状態でした。
そんななか、試合中も練習中も、自分のプレーもままならないし、チームを上手くまとめられてもいない。この頃の自分には、自信なんて微塵もありませんでした。
果たしてこんな自分に何ができるのだろう、と思いに耽りながらも、とにかく悔しくて毎日バットを振っていました。この時が一番悔しかった。
今考えてみると、よくあんな生活送れていたな、と思います。
毎朝5時半に起きて、宿題をこなし、自転車で通学し、7時から朝練に取り組む。
8時からは補習が始まり、授業が終わると、すぐグラウンドにて夜遅くまで練習。
家に帰って自主練・風呂・食事を済ませたら、支度をして就寝。
土日も返上でトレーニングや練習試合に励み、そんな日々がずっと続く。
疲れすぎて晩御飯食べながら寝てしまう、なんてこともよくありました笑。
結果的に最後の大会では、悔いのないプレーができたし、チーム一丸となって勝利を勝ち取ることができました。悔しい気持ちはありましたが、「やり切った」という満足感もありました。
高校野球が終わってからは、急いで受験勉強にシフトしましたが結局間に合わず、大学受験に失敗。浪人を決意して、1年間予備校に通い、勉強漬けの日々を過ごしました。
現役時代に大学受験に失敗した時の私は、正直言うと、そこまで悔しがっていなかったように思います。本気で勉強できていなかったし、何かと理由をつけて、当時頑張れなかった自分を正当化していました。
ただ、浪人時代は環境に恵まれたのもあり、成績はぐんぐん上がって、無事1年後には第一志望の大学に合格することができました。勉強だけに没頭していた時間は、確かに苦しかったけれど、今となっては良い経験だったと思っています。
当時は、毎日10時間以上勉強することが当たり前だったので、改めて「環境の大切さ」に気づかされましたね。
歳を重ねるほどに、器用になっていく
これはわかってくれる人が多いと思うので、はっきり言いますね。
大学生になって、1番初めに覚えたのは「効率よくサボる方法」です。
ただ、割と真面目に授業も聞いていた方だし、単位は一つも落としていません。
サボりまくっていたわけではないので、コメント等で咎めないでください!笑
理系だった私は、単位取得のためには「普段のレポート」よりも「定期テストの点数」が重要視されていたので、とにかくテストで高得点を取れるように準備していました。
友人のツテを辿って過去問をもらったり、テスト期間には、同じコースのメンバーで教室にこもり、テスト勉強を授業形式で教えあったり討論したりしまくっていました。普段からコツコツ勉強していればそこまで難しくないはずなのに、テスト前の短期間で詰め込む、という効率重視でした。はたしてこれが効率的かどうかはさておいて。。。笑
卒業研究に関しても、毎週ガチガチに拘束される研究室ではなく、しっかり成果物を残せていたらいいよ、と言ってくれる教授の元で、自主的に取り組んでいました。
読書にハマったのも大学生の頃からなので、知識量はこれまでの比にならないくらい増えました。コミュニケーションもこれまで以上に上手く取れるようになりました。
そうです。段々とこなし方を覚え、生きるのが上手くなってきたんです。
このこと自体は、めちゃくちゃポジティブな面も大きいので、一概に悪いこととは言えません。「エフォートレス思考」という本の、割と序盤でも語られていますが、「楽をすることが悪いこと、という考えは捨てるべきである。」というのは、間違いないと思います。この一冊は今後も、何回も読み返そうと思っている一冊です。
なぜ羨ましいと思ってしまったのか?
ではなぜ、今の私は、あのシーンを見て「羨ましい」と思ったのでしょうか?
それは、今の自分に「がむしゃらに、夢中になれるものがないから」。
もしくは「がむしゃらになることから逃げているから」だと思います。
仕事が思うようにいかず、やりたいことに対しても十分に取り組めない。
心身も疲弊している状況で考えすぎて、行動することに対するハードルが、日を追うごとに高くなっていきました。そんな時、とある人にこんなことを言われました。
「やりたいことがあるなら、今すぐやればいいんじゃない?」
おっしゃる通りです。考えを巡らせているだけでは、いつまで経っても「机上の空論」「絵に描いた餅」です。
そんなことはわかっているのに、それでも何もできない自分に腹が立っていました。行動する勇気がありませんでした。
休職してから約1ヶ月半。体の調子はだいぶよくなりました。
今後やりたいことに関しても、以前より解像度が上がって来たように思います。
そんな状態だからこそ、今よりもっとよくなりたい、変わりたい、と思う気持ちが強くなっていると思います。
できるのなら今すぐ変わりたい、と焦っているようにさえ感じています。
でも、焦ってはいけない。自分にそう言い聞かせています。
そんなすぐ結果が出るほど甘い世界じゃないから。
だから、少し長い目で見つつ、本気で頑張りたいと考えています。
とある先輩経営者の話
大学時代、友人の紹介で、とある経営者の先輩とオンラインでお話しさせていただく機会があったのですが、その方が言っていたことをふと思い出しました。彼は、こんなことを言っていました。
「僕は一生”部活”をやっていたころのように、生きていくと決めたんだ。」
それを聞いたときに、かっこいいなぁと本気で思ったことを覚えています。
ただ、今考えてみると、これは相当覚悟がないとできない決断だと感じました。
人間はとにかく楽をしたい生き物です。
二つの選択肢が出てきたときに、自分が楽な方、より簡単な方を選んでしまいがちです。シンプルにストレスが大きいほうが嫌ですからね。
だけど、それだと、結局何も変わらない。
20代に楽をしたら、それ以降の人生の難易度がかなり高くなる。
時間もエネルギーもある20代後半をどう過ごすかで、今後の人生決まるといっても過言ではないのでしょうか。。?
そういった意味でも、彼は「部活をしていたころのように生きる」という選択をしたのでしょうし、それは大いにアリだということです。大アリです。
本気で悔しがれる20代になろう
吹奏楽に全力を注ぐ久美子のように、ビジネスの世界で生きていくと決断した先輩経営者のように、がむしゃらになる覚悟を持ちたいと思います。
何でもかんでもがむしゃらになるのは、あまり効率がいいとは言えないでしょう。ただ、考えてばかりいても仕方ない。私の場合は、ここからはひたすら行動あるのみだと思っています。
失敗することもあるでしょう。その時に本気で悔しがれるように、残りの20代を捧げたいと思います笑。でも、何度失敗しても、成功するまでトライできれば、それは失敗ではないと思うのです。何度だってトライしていこう、そう思っています。
皆さんも私と一緒に、何かに全力でトライしていきませんか?
お仕事、副業、趣味、スポーツ、なんでもいいです。
今という時間を大切にするために、これからの自分の人生を充実させるために、ショート動画を見続ける時間を自己研鑽に充てていきましょう!!笑
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
終盤は決意表明みたいになってしまいましたが、今後も日ごろ自分が感じたことや、少しでもタメになりそうなことがあれば、どんどんnote更新していきますので、フォロー&スキしていただけますと幸いです!!
ではまた。