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テレワークできちゃう罪悪感
娘のトイレトレーニングが、ある日を境にズンズン進んで、もうトレーニングっぽくなくなったのと同じように、はじめは不便さも感じたテレワークが、もはや当たり前になりました。適応力というより、慣れの問題なのでしょうかね。
テレワーク推奨って言いながら、推奨する側の管理職層になかなか浸透しなくて困っていた日々も、今となっては懐かしい。
結局、オジサマ達は相も変わらず出社多めなので、はじめは大事な会議には出社した方がいいのだろうかと気をつかっていたけれど、もうそんなことは気にならなくなった。それぞれの価値観でテレワークや出社を選択しているだけのことだ。今では画面上で、ほぼスッピンの顔をさらすことさえも、躊躇せずできてしまう(いやいや、躊躇せーよ)。
そんな中で、あっという間に浸透した、というより取り憑かれてしまった悪しき習慣がある。そう、『間食』。
久しぶりに出社して同僚と顔を合わせるたびに、休憩と称して台所に足が向かう自分を止められない!といった話題で持ちきりになる。子供用のお菓子ストックにまで手を出す大人のなんと多いことか。世も末である。
昨日、連休の狭間に、とあるショッピングモールへ出掛けた。束の間、ひとり時間ができたこともあり、普段は立ち寄らない雑貨屋さんやお茶専門店なんかに立ち寄った。そして、まんまと、テレワークの間食を想定しながら、気に入ったお菓子と、それに合わせるお茶の葉を選ぶ自分に気づく。
テレワークは、移動時間や密を軽減できるといったメリットもあるし、それによって仕事がはかどる効果が得られることもあるだろう。けれど、その裏側で、保育園の先生や医療従事者の方々など、出社しなければ出来ないお仕事をされている方々に支えられていることへの感謝を忘れずにいたい。
世の中、持ちつ持たれつ。テレワークできちゃうことで、間食する罪悪感に苛まれることもあれど、私が買ったお菓子とお茶の売上が、経済を回す小さな支えになっているかもしれない。それを言い訳にしながら、次のテレワーク時に昨日仕入れたお茶を飲むことを楽しみにしています。