「商品」ではなく「作品」を作る理由
こんにちは! まっすーです。
今回は、“「商品」ではなく「作品」を作る理由”というテーマで書いていきます。
僕の活動における考え方です。
近年、多くの日本の企業では、
「売れるもの」を作っています。
マーケティング優先で作られたものが「商品」です。
逆に、
「世の中にこういうものを生み出したい!」という人間の想いが起点となって、
その想いを実現するための道具として、
マーケティングの知識やスキルを使って
広げていくものが「作品」です。
そう、僕は定義しています。
「自分が作りたいもの」に
思いっきり拘ったコンテンツを作った場合(=作品)、
作り手となる個人に共感する人が
どれくらいいるのかが重要です。
僕は今、「FOMUS」という枡のブランドと、
NFTのコレクションを運営しています。
これらは全て「作品」です。
とにかく市場に共感してもらう必要があるようにつくられた「商品」と、
気に入った人が共感してくれればOKという前提で作った「作品」では、市場への刺さり方が大きく違います。
万人受けする「商品」は、
すでに世の中にたくさんあります。
そして飽和しています。
だったら、僕みたいな
まだ何者でもない人は、
1人でも多くの方に、
自分の「作品」を届ける方が、
将来的に強いと考えています。
さらに、時代はグローバル化しているので、
1人の偏愛から始まったコンテンツ(作品)の方が、
圧倒的に想いが強いため、
世界にも届きやすいと思っています。
僕らの作るFOMUSの枡も、
万人受けするかといえば違います。
プロモーションのため、
何度かマルシェに出て、
枡を販売したこともあります。
隣のスペースでは、
野菜や、アクセサリーがどんどん売れていますが、
僕らの枡は購買には繋がりません。
理由は明確で、
マルシェでは、枡を「枡」として売っていたからです。
つまり、「機能」を販売しているわけですが、野菜やアクセサリーほど、枡の使い道は無いわけです。
ですが、めちゃ売れた場所もあります。
それはNFTの物販です。
そこでは、「枡」をコミュニケーションツールとして販売しました。
立ち上げた時から、
NFTなどを掛け合わせた
「web3ブランド」を目指して活動しているので、
そのニュアンスをわかる人で、
面白がって購入してくださりました。
自分の偏愛を突き通して、
それを面白がってくれる方は、
多くはありませんが、
そこに集まる人達は、
面白いことに興味がある方や、
新しいチャレンジをしている方や、
誰かの挑戦を応援している方ばかりで、
誰かを批判して注目を集めるような質の低い人は集まりません。
結果的に、FOMUSの活動に関わってくれる方は、新しいものに興味がある人達です。
そんなの最高に楽しいに決まってるじゃないですか!!笑
売れる商品を作ったら、
こんな風に人を選別できません。
でも、「作品」なら違います。
近年、グローバル化したことで、
ニッチな市場のビジネスもポジションが取れるようになりました。
僕らは、枡×web3という、
圧倒的なグローバルニッチな市場で挑戦しています。
そのため、日本中の方に
FOMUSを好きになってもらう必要はなくて、
日本の数百人、数千人に想いが伝わり、面白がって、
一緒に枡を使ったエンタメ活動ができればいいのです。
そして、タイに100人、アメリカに300人、フランスに100人のように、
世界中で、一部の人にFOMUSの活動を一緒に楽しめるひとたちがいればOKです。
(1万人もいたら最高でしょ!!)
世界中に熱狂的なFOMUSのファンを
作ることができれば、
日本の伝統工芸の「枡」は今よりも世界に広がります。
広げるための1つのツールとして、
今では、NFTもあります。
これまで枡に触れてこなかった人に、
枡の面白さを伝えているのが僕らです。
これは、枡本体を作っていないからこそ
違った視点があると思いますし、
枡メーカーさんとFOMUSの大きな違いです。
※枡屋さんには「機能」を提供してもらい、
FOMUSは「意味」を提供していると
言った方が分かりやすいかもしれません
(どちらも必要不可欠!!)
グローバルニッチという
新しい戦略がとれるようになった今の時代、
僕のような20代はこの辺りから攻めていきます。
とは、いっても、
全く別の方が、僕と同じように、
枡×web3を始めても上手くいくことはないでしょう。
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