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ちょっとデザイン主催の勉強会「確定申告直前!デザイナーのお金の話」に参加してきました!

今週の火曜日に税理士法人Colorz・freee・ちょっとデザインの合同確定申告勉強会「 **確定申告直前!デザイナーのお金の話 **」に参加してきました!

働き方の多様化に伴い、正社員ではないフリーランスのデザイナーさんや、正社員として働きながら他の会社を副業でお手伝いするデザイナーさんが増えています。そういった中で困るのがお金(特に税金)の話です。

私は確定申告は初めてではないものの、昨年個人事業主として開業し、副業を始めましたので、あらためてしっかりと勉強、質問したいと思っての参加です。

「確定申告」自体のそもそもの説明に関しては、私の中途半端な知識でここのまとめるのも無理がありますので、そちらに関しては色々なサイトや書籍などでご確認をお願いします。このレポートでは、特に「デザイナー」「フリーランス」「副業」といった視点でメモをまとめられればと思います。

freeeさんにも2019年版ですが確定申告のガイドがありますので、そちらもご確認ください。

会場でも「初心でもわかりやすい確定申告ガイド 2019 [決定版] 」をいただきました。ありがとうございます。

※2019年1/1〜12/31までの所得分の確定申告は
**2020年 2/17(月)〜3/16(月) **
が申告期間です!

freeeの紹介

まず初めは今回の会場も提供いただいている、株式会社freeeのオソリオ タイチさんからのfreeeの紹介です。ちなみにオソリオさんはペルー出身で家族全員が個人事業主の確定申告一家(笑)だそうです。freeeは天職ですね。

私は会社で人事労務freeeを、個人では会計freeeを使用中と普段からお世話になっています。青色申告では複式簿記が必須なので自動で対応してくれるfreeeは強い味方です。

会計freeeでは以下のことができます。

1. 自動で経理
2. アプリで経費登録
3. 申告書の作成
  ・収支について質問に答えるだけ
  ・電子申告かPDFか選べる

レシートをアプリで撮影して登録したり、PCのスキャナでまとめてスキャンして登録したりがとても便利ですね。また私は連携していないのですが、クレジットカードや銀行口座を連携させておくとその記録から事業に関連するものをチェックして登録することができるようです。プライベートのクレカや口座と混じっていてもこれなら安心ですね。また、請求書、見積書、納品書、領収書など各種の書類の作成も会計freeeでできてしまいます。私もまだ全然使いこなせていないので積極的に使っていきたいと思います。

竹本さんによる確定申告の概要と事前Q&Aへの回答

Colorz 竹本 大一 氏
1989年、熊本県生まれ。2013年に税理士資格取得後、Colorz国際税理士法人に入社。現在の担当約60社の会計税務業務の他に、銀行からの資金調達支援・企業再生・財務DDなどの業務を行い、現在社内COOとして従事している。 今後はより密接にクライアントと携われるよう、社内の暖簾分け制度を活用し2020年春に独立を予定している。

続いて、Colorzの竹本さんによる、確定申告ガイドを用いた確定申告の概要についての説明と、参加者からの事前の質問と会場からの質問に答える形式でのQ&Aです。なんと全質問に対して回答を用意してくださったそうです!

いくつか抜粋して紹介します。

副業の場合、所得がいくらから確定申告しなければならないのか?

・副業での所得が20万円以下の場合は確定申告をしなくても良い
・デザイン、制作業務などは源泉徴収が引かれていると思うので、還付を受けるためにはした方がいい

副業でも開業・確定申告はしなければならないのか?

・定期的に副業をしているのであれば、開業届はした方がいい、青色申告をすることでメリットも受けられる
・青色申告は控除枠が大きいためメリットが大きい
・自分でやるのは大変だが、freeeなどの会計ソフトを使えば楽

開業に必要なものは?

・開業届:国税庁のHPからダウンロード、税務署で受け取る、freeeで作成するなど
・印鑑:認め印でOK
・届け出用紙は自分の控えに2部用意するかコピーを取っておくのがおすすめ
・届け出る職業欄はあまり細かくせずざっくり「デザイナー」くらいがおすすめ

開業届って経験が無いと結構怯みがちだと思うのですが実際やってみると簡単すぎて拍子抜けするくらいです。税務署に提出して特に審査もなくあっさり終了でした。

経費にしてOKなもの、NGなもの

この質問は具体例も多く結構盛り上がりました!
基本的には「業務に関連するとちゃんと自分で説明できるものであればOK」という感じだそうです。

・ゲーム機:
 デザインの参考(資料)にする、業務と関連するなど説明できればOK
・マンガ:
 「キングダム」は経営のバイブルとして通ったことがある(笑)
・「クライアントがトライアスロンが好きで、一緒にやるためにトライアスロン用バイクを経費で購入するのはありか」:
 仕事の獲得にちゃんとつながっていることを説明できるのであればあり、その場合は具体的にどういうペースでクライアントと同行しているかなど証明できた方がいい。
不明確であれば避けた方がよいかも。
・自宅と仕事場が同じ場合は光熱費などを按分できる
・仕事場へ出勤するためのバイクや車に関わる経費も按分できる

会社と副業の掛け持ちで節税できる?

・事業所得にあたる場合、青色申告の控除を利用することで節税できる
・税率を意識することで節税できる

エンジニアからデザイナー業務もするようになる場合は届出内容は変える必要がある?

・変える必要は無い、確定申告時に出せばいい
・収入が大きく減る場合でも特に廃業届は出さなくてもいい
・売上・経費ゼロなら確定申告しなくていい
・個人事業主から法人化する場合は廃業届は出した方がいい

という感じで、デザイナーの不安にどんどん答えていただき、時間もあっという間に過ぎてしまいました。

私もそうですが、デザイナーはお金に対して苦手意識を持っている方が多いと思います。確定申告にも怖いイメージを持っているんじゃないかと思いますが、いざちゃんと向き合ってやってみると思ったよりは簡単です。私も今年初めての青色申告となりますが、会計freeeにちゃんとまとめていけば大丈夫かなと安心しました。

確定申告まであともう少し、みなさん頑張って期限内に済ませてしまいましょう!

また、デザイナーに向けて今回のような珍しい勉強会を設定いただいたちょっとデザインさん、ありがとうございました!



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