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サブスク主要3サービスの上位曲をみるとそれぞれの特徴が見えてくる
5月半ば以来のサブスク主要3サービス定点観測です。
ビルボードジャパンソングスチャートを構成するストリーミング指標はサブスク再生回数に基づきます。そこで、サブスクサービスのうちデイリーもしくはリアルタイムの順位を公表しているSpotify、Apple MusicおよびLINE MUSICのチャート、最新のトップ40を比較してみました。
黄色の表示はそのサービスのみで40位以内に登場している曲。これをみると5月同様、LINE MUSICの独自色が強く、Spotifyはロングヒットのランクインが目立つ印象、Apple Musicはその中間と言えます。LINE MUSICはTikTokで話題の曲、ネットで気軽に視聴可能なドラマの関連曲(『M』のモデルとなった浜崎あゆみさんの「オヒアの木」)が強い印象。ちょうど今日、ビルボードジャパンで下記コラムが公開されましたが、TikTokを起点とするヒットの多くはまずLINE MUSICで火が付くと言えそうで、Tani Yuuki「Myra」の首位も頷けます。
博報堂 研究開発局による『音楽ヒット予想研究Vol.4』2020年上半期チャートから見るTikTok起点型ヒット~ ヒットの鍵は、参加したくなる“余地”と共感をつくる”余白”~ https://t.co/L8f50GJVjw pic.twitter.com/F0XO66ldMQ
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) July 8, 2020
そのLINE MUSICですが、最新7月13日付ビルボードジャパン各種チャートで鮮烈なデビューを飾ったNiziUの曲がダウン傾向に。7日までの1週間でみるとEP収録の4曲が全てトップ10入りを果たしているのですが。この傾向は、LINE MUSICの流行のサイクルが速いと捉えるべきかそれとも…というわけで、この動きも注視していきたいですね。NiziUの動向については明日のブログ【face it】に記載しようと思います。