【制作過程公開】 『NASU本 前田高志のデザイン』制作の裏側 第20回 池田恵子
オンラインサロン「前田デザイン室」で日夜制作が進められてきた『NASU本 前田高志のデザイン』、通称「NASU本(ナスボン)」。このnoteは、その制作に携わったクリエイターたちの活動の記録を、前田デザイン室公式noteのマガジンに集約していく形で公開する連載企画です!
はじめまして。
第20回は私、池田恵子(ケイ)がお送りします!
(初めてのnote、ドキドキ。)
前田デザイン室には、2019年の3月から入室しました。
普段はフリーランスでデザイナーをしているのですが、2月末に大きく動いていた仕事がひと段落したのはいいものの、同時に3月からは新たなステップに移行しなければこの先生きていけないな、そのためにも環境を変えたい、気持ち、切り替えたい…と思っている時期でした。
(実はこの時は、前田デザイン室の事をあまり分かっていなかった)
昨年末から、仕事の進め方やグループワークについて、もんもんとしながら仕事をする日々を送る中、仕事の区切りがつく2月末のタイミングで、うっすら噂に聞いていた「前田デザイン室」の入室のチャンスが!(退会者枠の募集があった)
これは環境を変えるチャンス!しかもこのタイミング、運命!!!
と思い、即入室しました。
(いや…実際はビビって、何度もPCのウインドウを閉じたり開いたり閉じたり開いたりしました…笑)
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そんな感じであわあわ入室して、目に飛び込んできたスレッドが
【NASU本を作りたい人、参加者募集!】
室長 前田さんの呼びかけでした。
これがまさに今、リレー形式で制作過程が綴られている「NASU本」と「私」の始まりとなったのです。
***
制作過程 パート決め
入室直後で前田デザイン室自体のこともあまり把握できていないまま制作参加に手を挙げたので、足手まといになっては申し訳ない…と思い、その日から行われるミーティングなど参加できるものには極力参加しようと決めました。
「デザイン担当ページを決めるzoomミーティング」
なんと、やりたいページがある人は、希望のページをやって良い。と!
しかしせっかくの機会でしたが、やりたいと思うものより「これを」と任されたものの方が自分で選んだ訳ではない分、余計なフィルターがかからず「前田高志のデザイン」をスンッ。とデザインに落とし込めそうな気がしたのと、自分が得意な雰囲気とは真逆のテイストのページが担当になった場合でも、ディレクションをしていただけるまたとないチャンス!だしと思い、何を割り当ててもらえるのかというスリルを楽しみました。
いざデザイン!
そうして担当することになったのが『トガルエデュケーション』のページでした。
ロゴ、キャラクターや、名刺の制作をされていて、「トガル」という名のドット絵キャラクターが印象的な仕事です。
▼ロゴやキャラクターは、ブログのアイコンなどで使用されています。
NASU本ページ制作のためにいただいたデータには、数々の試行錯誤をされたロゴや、様々に個性が光るキャラクターの模索案たちが。(…かわいい!)
ずっと眺めていたい気持ちを押し殺し、制作時に頭の中に浮かんでいたのは、ミーティングで前田さんがおっしゃった「ラフスケッチみたいな感じに」という言葉。
一つの案が浮かび、また一つ、あ、こんなのもいいかも、それともこんな? 沢山の案があったという過程が分かるように & 楽しさが伝わるように、できるだけ沢山の「過程だったデザインたち」を詰め込んでレイアウトしました。
そんな制作中、データの中で何より目を引いたのが、ドット絵のキャラクター。
ドット絵!
前田さんといえば、ドット絵!
まさにドット絵のキャラクター、トガルくん。
せっかくなのでキャラクターを動かしたいなと思っての、レイアウト時の密かなポイントは、ロゴの右隣りで「イエーイ!」と手を挙げて尖っているトガルくんを置いた事です。ただの過程の羅列だけでなく、キャラ立ちできたと思います。
(NASU本を購入された方は、そんなトガルくんを探してみてください…!)
再校の提出まで行ってOKをいただき、そこから先は他のページとのバランス調整もあるため、前田さん、アートディレクターのカナエさんにお任せする形となりました。カナエさんは、色の調整など細部に渡りデータを確認してくださいました、本当に感謝です。
さらにデザイン!!
やー終わった。すごいスピード感だった。参加できた!うれしいー!
と終わる予定だった私。
そんな事にはなりませんでした。
嬉しいことに、広告ページのデザインもできることになったのです。
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前田さんディレクションのもと担当したのは、
『しんたろーたりー』様の広告ページ。
「ろりラジ」という【今SNSで話題の出会い系ラジオ】を、無料ラジオアプリ「voicy」で毎日配信されております。
ラジオを広めるための広告を。
という事で、ミーティング後に前田さんからラフをいただきました。
(右上の「ACCって何ですか?」と質問したのは秘密です、バカ丸出しです。「ALL」全て、でした…笑)
前田さん、前田デザイン室といえば「粗ドット」。
こんなにも早く粗ドットに触れる日が来ようとは!
とはいえ、ドット絵は以前にも経験があったので、とても楽しみながら制作できました。難しかったのは、視認性を確保しつつドット文字を作る事。漢字って、ドットだと意外と難しいんだなあ…と試行錯誤しました。
しんたろーたりー 様からは嬉しいお言葉もいただけ、感無量でした…!
広告ページのデザイン統一化をはかるため、最終フィニッシュは、前田さん、カナエさんにお任せの形になっております。
やー終わったー!
今度こそ、終わったー!
怒涛……!!!!!
ふぅ。(なんとも言いようのない虚無感…)
(あの、スピーディーな日々はどこへ…)
しかし、終わってはいなかった!!!
なんと、しんたろーたりー 様の左隣に広告を掲載される、大谷キミト様からのご提案で、お二方の広告がページの垣根を超えたスペシャルな構成になることに!
もともと大谷様の広告ページは、NASU本でグラレコなどのリターンも出されていた、山岸あゆみさんが担当されていたのですが、素敵なご提案を受け、2つのページが絡み合うデザインとなったため、私が修正をさせていただく運びとなりました。
今までの経験でも「全く別々の広告主様同士で、絡みのあるデザイン」をしたことがなかったので興奮しつつ作業を行いデザインを提出。
最終フィニッシュは、前田さん、カナエさんにお任せとなり、かなりかっこいい仕上がりとなりました!うれしい!
どうなったか気になる方は、ぜひ、NASU本をご購入ください!
NASU本に関わって感じた事
ものすごいスピード感の中思ったのは「チームプレーしてる!楽しい!」でした。
これはまとめてくださっている、前田さん、浜田さん、カナエさんが、本当に細かい部分まで考えて、フォローしてくださてるからだろうなと感じました。誰一人こぼれ落ちないように、楽しく作り上げる環境を整えてくださっているからこそと。
だからと言って、他の人は言われるがままやっているわけでもなく、こうしたらもっと良くなる!と沢山考えて、迷って、そして作る。誰かが困っていたら、誰かがすぐに返事をしてくれる、答えてくれる、そんな安心感もありました。
私自体はついていくのがやっとな感じが否めず、次の機会があるのならもっとうまく立ち回りたいなあと反省もありつつ。NASU本という一つの書籍の制作に参加することができて、うれしかったです。ありがとうございました!
ビジネス書部分、校正チームの最終追い込み時の仕事っぷりは、本当に口を開けて見ているばかりでした。血と、汗と、涙の結晶…!!!(それくらいの熱が詰まっている…!)
入室したてで参加したプロジェクトでしたが、飛び込んで良かったと、あの時参加しようと飛び込んだ自分、サンキュー!と叫びたい。
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※このプロジェクトは、2019-02-25に募集を開始し、268人の支援により3,023,850円の資金を集め、2019-04-24に募集を終了しました。
【『NASU本 前田高志のデザイン』完成&クラウドファンディング終了、ご支援へのお礼】
【 NASU本の取り扱い店舗はこちら】
【イベント開催決定】
●4月30日NASU本発売日、BOOK LAB TOKYO様にて●
著者、クリエイティブディレクターの前田高志さん、編集長の浜田綾さん、アートディレクターの青木佳苗さんが登壇。
オンラインサロンで本を作るために工夫したこと。編集、デザインについて語ります。
オンラインサロン、編集、デザイン、コミュニティ、出版にご興味のあるかたはぜひご参加ください。NASU本ももちろん販売しております。
ご予約はこちらのページから。
●5月2日青山ブックセンター本店様にて●
著者、クリエイティブディレクターの前田高志さん、青山ブックセンター本店の山下店長の対談。モデレーターはNASU本編集長の浜田綾さん。
オンラインサロン出版のパイオニアである前田デザイン室。また出版事業を開始した青山ブックセンター。出版社ではない出版、今までになかった本を作るという点で共通項の多い両者の代表が語る貴重な機会となりそうです。
ご予約はこちらのページから。
【前田デザイン室 クラウドファンディングサイト】
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