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2021年、変わった事まとめ
久々にnoteを書いている。
この数ヶ月、仕事の事でちょっと病んだり憤ったり、お偉いさんに突撃したり、これまでの自分からはちょっと想像出来なかった事をいくつもやってのけてきた。何だろう、更年期かな。
そんな仄暗い事情はさておき、である。
スタイリストあきやあさみさんの自問自答ファッション講座を受けてから、9ヶ月が経過した。中途半端な期間ではあるが、年末というキリの良い時でもあるので、今日は講座後の自分について振り返ってみたいと思う。
1.ファッション
最初にこれを語らずして何を語るか。
私はどこにでもいる、ごく普通の40代だ。
一般的に浮かぶ40代女性像は、きっと子育て中の主婦が多いだろうか。
それとも、バリバリ仕事をこなす女傑とか。
私はどちらでもない。
独身で、地味顔で、肥満で、親の面倒(主に金銭面)を見て、薄給に喘ぐ生活相談員兼介護職員。それが私。
付け加えるなら、アセクシュアル。これは今年はっきり自認した事なのでぜひ肩書に加えたい。
こんな特に華のない私だけれど、自問自答ファッション講座を受けてから装うことに関して相当精度が高まった気がしている。
制服化を整ったものにしたくて受けた講座だったけれど、それ以前に受けたイメコンの結果も反映し、更にそこから自分がなりたい姿や似合うもの、すきなものも徐々に制服に落とし込めるようになってきたのだ。
それは時と共に変化していく流動的なものだけれど、今改めて考えるとはっきりしている事がある。
私は【可愛い】でも【美しい】でもなく、ひたすらに【強く】ありたいのだ。強さの中に、自分だけの美しさやたおやかさが潜んでいればそれでいい。他人の目にそう映らなくとも、自分だけが分かっていれば構わない。
端的に言えば【かっこいい】という言葉になるのだろう。私には、それが一番嬉しい誉め言葉だ。それが似合う人間に、死ぬまでになれたらいいなと思う。
今の私の制服(アウターは除いて)はこんな感じだ。
・Vネックニット
・テーパードパンツとジーンズ、またはフレアスカート
・黒靴
・ブルー系もしくはベージュ系のトートバッグ
別にこれといって変わった服は着ていない。
アイテムをこれらにしようと思ったら、ユニクロやGUで十分だ。しまむらでもいい。どこででも手に入る物ばかりだ。
しかし、このアイテム達に自分が似合う色、形、素材等を落とし込んでみると、こんなシンプルなラインナップを揃えるのに数ヶ月かかったのだ。
以前の私だったら、どこかを妥協して簡単に買える物を着ていた。
講座受講後は、この考え方が大きく変わり、あれだけ敬遠していた通販での返品も行えるようになり、田舎住まいながらも試着してから吟味することがさほど苦痛ではなくなった。
自分が平凡だからという理由で、装うことを怠けなくなったのは今年最大の変化だと思う。
2.部屋
引っ越した訳ではないが、制服化に伴う断捨離は服に留まらず、文房具や書類関係、本や化粧品にまで至った。
皆さんは経験がないだろうか。年末でもないのに急に片付けスイッチが入ったこと。それである。
文房具は、4色+シャープのジェットストリームをメインに、手帳用のカラーマーカー数本にホッチキス、スティックのり、はさみとカッター。そして消しゴムにクリップ少々。大きめのペンケースに頑張れば収まる量になった。
書類はまず、古い物は全捨て。
家電の説明書はトリセツというアプリで一括管理。ローン関係のものだけは完済まで残すようにした。
捨てていいのか判断に悩むもの(職場関係とか)については、ある程度時間を置いてから捨てるようにしている。おかげで随分減った。
書籍に関しては、これは可能な限り電子書籍に移行。
自炊して電子化という手もあるが、時間と手間と技術が必要と判断し、お金にものを言わせて電子書籍化されていた本は全部手離した。
何故だか、福祉や医療・介護関連の本は電子化されていないものが多い為、それらはメタルラックに鎮座している。
化粧品、これらは実はまだ完遂していないのだけれど、何度考えても今の布陣で整っている気がしなくもない。
スキンケアはともかく、アイシャドウやチークはもっと減らせる……のか?と今でも自問自答している。眼鏡をかけるとアイメイクが薄れてしまう私にとって、アイシャドウなんて1個でいいしチークも存在感がなくなるんだから……と思いながらも手離せない。
ともあれ、多くのものが去った私の部屋の家具はメタルラック2台(1台はワードローブ)、折りたたみテーブル、全身鏡だけ。
最も部屋が4.5畳と狭い為、たったこれだけでも十分過ぎるくらいスペースを占めている。無駄なものはもう無いけれど、まだ改良の余地はあると思いたい。
3.メンタル
不思議なもので、私服の制服化が整い自分らしい服装が分かってくると、自分に自信が持てるようになってきた。
私は普段ポロシャツにジャージで仕事をしている。いかにも介護職ですというファッションだけれど、実は私はジャージが嫌いだ。動きやすいと思うけれど、仕事の制服としては優秀だけれど、私は好きになれない。
決められた仕事着に文句を言っても仕方ないので、という気持ちが大きく、私服の制服化がより進んだと言っていい。上述した超シンプルな制服は、仕事着を纏う時の気分の沈みを低減してくれた。
加えて、これが本当に自分でも意外だったのだが、『私は自分らしい装いで生きている』という想いが『私は私。何事も自分軸で考える』という強い意思になるのだ。
服装だけでそこまでマインドが変わるのか。これが変わるのだ。
私は今年の6月から、人事異動により病院からデイサービスに職場が変わった。そこで、初月から上司より人格否定発言を何度か浴びせられてきた。
この半年の間に色々あって、堪忍袋の緒がブチ切れた私は上司の更に上に直談判しに行った。こんな事は今までになかったし、自分の行動力がここまでだったという事に驚いた。
毎朝、迷うことなく服を出して、しかもそれは考えて吟味してようやく選んだもの。その制服を纏って出勤する私は、仕事嫌だなと思いながらもどこか高揚していて、それは明らかに服装による効果だった。
好みの開きのVネックニット、すっきり見えるコート、センタープレスのパンツや足首までの裾がひらめくスカート。これらを纏うだけで何となく心が研ぎ澄まされていくから本当にファッションの力は偉大だ。
4.おまけ
2021年で変わった事は色々あったけれど、個人的にはキャッシュレス決済やつみたてNISAを始めたことも大きい。家計簿アプリと口座やカードの連携で支出を把握出来るようになったし(私はTHE・どんぶり勘定)、無駄遣いが少し減った(減ったという事実が大事!!)。
面倒臭くてやってこなかった生命保険の見直しもようやく始めたし、それもこれも全ては経済的にもっと自由になりたいからだ。
そして、あわよくば私に似合うアクセサリーと眼鏡を手に入れたい。
これは自問自答ファッション講座を受けてからずっと言っていることだけれど、何せ私は「ネックレスって肌に当たって何だか邪魔」「イヤリングはどうせ髪で隠れるし、眼鏡との組み合わせが難しい」「指のサイズが分からん」等、アクセサリーを身に付ける資質が無い女だ。
今年中には何とか手に入れたかったのだけれど、欲しいと思った物は品切れで、既に今日は12/30である。
行き場のない、そして止まらない物欲と共に、私は2021年を越えて2022年を迎えることになりそうだ。
最初は『似合う服を制服にして、毎日楽に生きたいわ』という気持ちから受けた自問自答ファッション講座。
それが、ここまで自分を変えるきっかけになってくれるとは思っていなかった。想像以上に私への影響が大きくて、しかもそれは来年以降も継続しそうである。
2022年は仕事の上でまたも変化が起きそうな気配だけれど、不安よりも今は期待の方が大きい。
こんな年越しにしてくれたあきやさんには、感謝してもしきれない。
あきやさん、本当にありがとうございました!!