初の運転 (10/27)

 ETCカードを挿入してください←パワハラで訴える。

 こんばんは。最近遅い時間に書き始めて、もう一歩踏み出したら日付を越えてしまうくらいのギリギリ男性だ。
 今日初めて、車を運転した(自動車学校を夏に卒業し、免許取得済み)。危うくペーパードライバーになるところだったが、車線変更し、遂に正規路線へ。その感想を述べる。

教習車とのギャップ

 教習車は確か、マツダのアクセラという車種で、車高が低かった(というか、おそらくそれが標準)。また、比較的新しい車種で、運転操作もしやすかったと思う。これに関しては、運転経験が浅いので比較のしようがないが、教習車である以上、操作がシンプルなのを選んでいるはず。
 しかし、非情なことに、家の車はハイエースだった。しかも古い。もはやアクセラの対義語なのである。僕は戸惑った。
 まず、車高がバス並みに高い。この時点でかなり視覚的に怖いのだが、なんと運転席がフロントタイヤの真上にあるといういかれっぷり。教習所での指導は最早水の泡となり、右左折は、アクセラと全く違う感覚だった。ハンドルを切り始めるタイミング、曲がっている最中の視線、ハンドルの戻しはじめ……。「曲がる」というより、むしろ「スウィング」という単語の方がしっくりくる。

教官なしでの公道

 教官という、自動車学校に通う上で最も忌まわしい存在(勿論、ありがたい指導を頂いていることには感謝している)がいないドライブが、楽しく自由なものだと思っていた時期が僕にもあった。しかし、それは完全に間違いだった。事故をしたら、完全に自分が責任を負わないといけないというプレッシャは、想像より大きかったのである。「事故したら試験に不合格になって、延泊してしまう」といった生ぬるい話では済まないのだ。

駐車

 一番の敵はこいつだった。卒業試験でも駐車の項目があったが、あれはポールありきだったので、所詮おままごとである。覚えれば勝ちだ。しかし、実際の世界はそこまで甘くなく、目印など、無論一切ない。今日も何度か駐車の練習をしたが、上手くいったのは最後の2回くらいで、その他は、まあひどかった。実用化にはほど遠い。

 日頃から澄ました顔で運転をこなす父、そして世の大人方には頭が上がらない。精進する。
 

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