「Lの探偵~序章~ 2億5000万分の1の"七"」という短編映画を撮りました(その2)
(続き)
時系列関係なく、思いついた順に書きます。
本作「Lの探偵~序章~ 2億5000万分の1の"七"」を上映した後の感想で一番印象的だった感想。
先生Aの
「ずっと不穏なんだよね。不穏だからどうなるかが気になって最後まで観てしまう」
最初、主役のるるさんの雰囲気のことを言ってると思い、
「そうなんですよね。撮影前に一度だけご挨拶して、撮影日ぶっつけ本番だったんで、ほぼ初対面みたいなもので恐らくまだ心を開いてくれてないんですよ(笑)。だけど終わった後に"もっと出来ると思ったのに悔しい。またリベンジしたいみたい"なことは言ってくれたんですよね…」とかベラベラ喋ったのだが、
少し経ってから、純粋にこの作品の雰囲気のことを言ってくれたんだなと思い、自分でも言語化出来てなかった作品の空気感を指摘して貰い、めちゃ嬉しくなった。
基本はコミカルでバカバカしい話だが、ずっと死の匂いを漂わせてたのは確かで、それは意図的にやってた。
突然殺し合いが起こってもおかしくない空気をほんのり漂わせてた。
凄くよく言うと北野武の映画のような…
その点を指摘してくれたのはA先生だけだったので、とても嬉しく思ってる。
登場人物は、良くも悪くもアウトローではぐれ者だし、台詞にも死を匂わす言葉を散りばめてある。
"不穏な空気で最後まで観てしまう"は最大級の賛辞だ。
めちゃお礼を言いたいです。
(その3に続く)