Spotify――新しいコンテンツ王国の誕生 - 感想・引用
今回の記事は、ストリーミングで音楽の聴き方とビジネスモデルを変え、ユニコーンとなったSpotifyのCEO、ダニエル・エクの人生とSpotifyの軌跡を追った本です。
この記事では、本の要約をするのではなく、輪読会を行うにあたり、私が読んだ感想や本からの学び、一部引用を紹介するものです。輪読会用のメモなので、一般的な記事のようにきちんと整理されているわけではないのでご了承ください。
感想
創業者・経営者が書いてる訳ではないので、重みが違う。時系列記を詳しく読んでいるみたいだった。これの一個前に読んだスターバックスの時の重みとは違うと思った。
ただ、新しいフォーマットのコンテンツビジネスがどのように成長してきたのかを知るのは、新しい学びがあった。スウェーデンで始まり、ヨーロッパに展開、アメリカ進出、Facebookとの提携、アップルとの対立、著作権の問題など。
コンテンツビジネスで、そのコンテンツが著作権で守られている時のやり方や出てくる問題は、Glaspとも共通する所が多いのだろうと思った。
パートナーシップ関係の話が本当によく出てくる。
Facebookとの連携があっても、1日10,000のSign up、何もパワープレイをしていない我々はまあよくやっている方なのではとは思った。
マジックナンバー:(仮)2日維持率(現実)1日の再生数と1ヶ月の再生数が重要。
その上で、Human curationとMachine learningの組み合わせによるPlaylistがかなり強い力を持ったとの頃。
Monetization
AdとSubscription。
ダニエル・エク
何よりもこのビジネスにおいて、ユーザー数を増やせば何とかなると考えていたのが筋が良い。
「規模が大きくなると、レコード会社からも自由になることができる。そうなると、アーティストはスポティファイに直接やってくる。シリコンバレーで言われているように「規模ですべてが変わる」のである。」
著作権が厳しくて、競合も多いコンテンツのビジネスで、エンゲージメントの高いユーザー数が後に取引の際の力、競合の対する優位性、既存の利権企業との交渉に使えると判断するセンスがやっぱり良いよなと。
2C向けのビジネスだと、大体こうなるのだけど。
Glaspもその点、同じモデルになるので、爆発力のある成長を目指し、エンゲージメントの高い、かつ、お金を払ってくれるユーザーを付けなければならないと思う。
テストから判明したのは、「シャッフル」モードこそがスポティファイの強みだということだ。この機能は、新規ユーザーをひきつけるのに十分な強みだった。
次第に、アレックス・ノーシュトロームと彼のチームは、顧客を他の方法で惹きつけるようになった。それはマーケティング広告によるもので、ユーザーが登録するとそのサイトにスポティファイが支払うというものであった。
→これはワークしなかった。CAC > LTV
引用
この記事で掲載した引用は、Glaspの機能を使ってエクスポートしています。Kindleのハイライトをエクスポートすることに興味がある方は、以下の記事をご覧ください。
また、この本のトップハイライトは以下のリンクよりご覧ください。
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