やりたいことをやれ - 感想・引用
今回の記事は、本田技研工業の創業者で、昭和の名経営者として有名な本田宗一郎さんの本です。伝記ではなく、本人が書いており、名言・金言が非常に多い本です。
この記事では、本の要約をするのではなく、輪読会を行うにあたり、私が読んだ感想や本からの学び、一部引用を紹介するものです。輪読会用のメモなので、一般的な記事のようにきちんと整理されているわけではないのでご了承ください。
感想
気概のある男だと思う。
熱いオヤジという感じ。
しかし、その中でも凝り固まった老害みたいな思考ではなく、柔軟な思考を持った人なのだと思った。多分、そういったところが中小企業のオヤジで終わらせず、この人を世界的に有名な経営者にしたのだと思う。
年配にありがちな、年齢が上であれば何が何でも敬え見たいなのはないし、むしろ若者への期待感や若さ・情熱みたいなところを重視している。
あとは、エンジニア・技術屋に特徴的な本質に迫る思考が見受けられる。
科学や論理、合理性を大事にする価値観。
便所を借りて、表面的な人との付き合いを避ける。
様々なことに対して執念を感じる。
資金不足は、知恵と労力で補えば良い。
誇りやプライドを感じるところも多い。
人生そのものが博打。
良い人に巡り合うというのは非常に大事だなと思うし、本田さんもそれに恵まれたのだと思う。
過去の偉人の色々な側面を感じる。
Steve Jobs
需要は生み出すもの。マーケットリサーチではない。
仏像から得られるデザイン。盗むというところ。
ヘンリー・フォード
国家観や社会の発展
資金面や法律面で、国家等の保護を受けるべきではない。
良い言葉・考え方が多かった。
モノを作る方と売る方。
技術は礼儀から始まる。
作られたものには魂が現れる。
結局は人柄。
人に恵まれないと難しい。
悪い思想の元には悪い人が集まってくる。
困った時に助けてくれる・知りたいことを教えてくれる人柄。
ただ、迷惑をかけてはいけないというところはそうなのかと。
定義はしていないが、迷惑にも色々あるのかなと。
インド人が子供に教えている「迷惑をかけても周りに助けてもらえる人になりなさい」
企業の存在意義を考えさせられた。
いつ、誰が、どこで受けとめても、なるほどと納得できる思想を持つか持たないかで、企業の生命は決る。妥当かつ普遍的な民族を超えた哲学があれば、その企業は必ず世界へ伸びるといってよい。
ここから考えると、会社は存在意義を無くした時に終わるのだと思う。
資金が無くなるのは別に終わりではないのかなと。
引用
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