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【発明原理コレクション】5つのグループを順に使う
40の発明原理は、さまざまな問題の解決に使うことができます。
しかし原理数が多いので、うまく使いこなせる方法が必要になります。
この課題に対応した発明原理コレクションをご紹介します。
40の発明原理
発明原理は、さまざまな問題の解決パターンを整理し、まとめたものです。
全部で40のパターンがあり、40の発明原理と呼ばれています。(参考文献1~6)
![](https://assets.st-note.com/img/1647678263139-2ekjfn2WJN.png?width=1200)
発明原理は、膨大な特許の調査・分析によってつくられています。
原理の数が40と多く、さまざまな問題の解決に使うことができます。
しかし原理数が多いために、次のような課題が生じます。
課題:40の発明原理をうまく使いこなせる方法が必要になる
この課題に対応したものが発明原理コレクションです。
発明原理コレクション
発明原理コレクションでは、40の発明原理を、次のように5つのグループに分けています。
グループ1:発明原理01~08
グループ2:発明原理09~16
グループ3:発明原理17~24
グループ4:発明原理25~32
グループ5:発明原理33~40
発明原理は、番号が進むにつれて「基本的な原理→テクニック的な原理」に進んでいきます。
「グループ1 → グループ2 → … → グループ5」と進むことで、「基本的なグループ → ややテクニック的なグループ → … → テクニック的なグループ」に進んでいきます。
最初のグループ1(発明原理01~08)は「基本的な原理集」です。多方面に使える万能タイプのグループです。
![](https://assets.st-note.com/img/1647678807110-Hewpo6hYFl.png?width=1200)
まずはグループ1(発明原理01~08)だけを学んで使ってみることができます。
グループ1は「多方面に使える万能タイプ」なので、グループ1だけでも問題解決のアイデアを十分考えることができます。
グループ1をある程度使いこなした後に、次のグループ2(発明原理09~16)を使って、よりテクニック的なアイデアを考えることができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1647681513065-Bl18yyCnsk.png?width=1200)
40の発明原理をすべて一度に使いこなすことは難しいので、グループに分けて順に学びながら使っていく方法が効果的です。
発明原理コレクションのシリーズ記事では、グループ1の発明原理から始めていきます。
次回は、発明原理01分割を解説します。
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参考文献
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Darrell Mann 『TRIZ 実践と効用 (1) 体系的技術革新』の「第10章 問題解決ツール-技術的矛盾/発明原理」
Darrell Mann, Simon Dewulf, Boris Zlotin, Alla Zusman 『TRIZ 実践と効用 (2) 新版矛盾マトリックス(Matrix2003)(技術一般用)』の「第6章 発明原理集(拡張版)」
Yuri Salamatov 『超発明術TRIZ シリーズ5 思想編「創造的問題解決の極意』の「付録 B.発明原理」
高木芳徳『トリーズ(TRIZ)の発明原理 あらゆる問題解決に使える[科学的]思考』の「第2部 40の発明原理」
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