【7】赤ちゃんとの思い出を作る。
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2018年の死産した時のお話です。
当時のことを
できるだけリアルに書いています。
苦手な方やショックを受けてしまうと
思われる方はご注意下さいね。
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【6】はこちらからお読みいたたげます⭐︎↓↓
助産師さんは
「赤ちゃんに会いたくなったら
いつでも言ってくださいね。
すぐに連れてきますね。」
と言ってくれました。
出産して、2日後には退院、
3日後には火葬です。
環菜と過ごせる時間は、
僅かだったので、
何かできることをしてあげたい。
でも、体が出来上がってない状態で
あまり触れたり抱っこしたりすると、
ちぎれてしまうのではと心配で、
何ができるのか分かりませんでした。
そっとそっと抱っこしたり
撫でたりしていました。
何回目かに
環菜を連れてきてもらった時に、
「赤ちゃんの手形と足形とりませんか?」
と提案してくれた助産師さんがいました。
「赤ちゃんの手や足が
ちぎれたりしないですか?」
と聞いたところ、
「大丈夫!」と言ってくれたので、
やることにしました。
恐る恐る腕を支えて、
そっと、、、
柔らかくて壊れてしまいそうな体でしたが、
ちゃんと手と足の形を取ることができました。
助産師さんもきっと迷ったと思います。
でも温かな提案してくださり、
本当に嬉しかったです。
今でも写真立てに、写真と一緒に
飾ってあります。
環菜の証を残すことができました。
次の日、
退院する時は、
夜間救急出口から出させてもらいました。
妊婦さんや産後の方と会わないように
してくださり、ありがたかったです。
私たち夫婦は退院したその足で、
思い出の場所を巡りました。
環菜に、この世界を少しでも
見せてあげたかったのです。
妊娠した不妊治療クリニックを見せたり
砂浜でぼーっとしてみたり
夕日を見ながら
たくさん環菜に話しかけました。
お家に帰ってから、子供番組を見て
ご飯を一緒のテーブルで食べました。
環菜は、体の状態を維持するため、
クーラーボックスに入っていました。
冷たくなってしまったけど、
出してしまうと溶けてしまいそうな気もしたし、
きれいなかわいい姿で
見届けてあげたかった。
夜は3人で川の字になって、
箱を抱きしめながら寝ました。
一度も寝返りを打つことなく
大切に大切に抱いていたので
朝、ものすごく体が痛かったのを覚えています。
寝る前に、
環菜に手紙を書きました。
火葬の時に、一緒に入れてもらうためです。
そして、火葬の日を迎えます。
続きます。