アルゴリズムの奴隷にならない
…って、「無限まやかし【コンテンツ語りラジオ】」(ポッドキャスト、Youtube)で話していて、大きく頷いてしまった。
みんなわかってはいる。が、配信を運営している企業は何枚も上手で、私たちはその手中で泳がされているだけという面は否定できない。ネット疲れをおこさず、自分の主体性を持ち続けていくにはどうしたらいいのか…。
「無限まやかし」では、その心構えと方法論について語っていました。SNSをバズらせる仕事もしている、芸人&映画・ドラマYouTuberの大島育宙さん、広告の仕事にも関わってきた脚本家高野水登さんの、深―い考察と独自論がすごーくためになります。
アルゴリズムと無関係にはネット情報は得られず有効な発信もできないけれど、その奴隷にはならないという意志。難しいけれど、それしかないのです。
アルゴリズム、で、今、私にとって最も身近な問題は…Twitterです。もう10年以上使っていますが…使いにくくなったこと2点あり。
ひとつは“いいね”したツィートが、即、他の人に知られる可能性ありということ。以前は自分の付箋代わりに使えたのに(あとから確認するチェックのために“いいね”できた)、今は一瞬見るとあたかもリツィートしたかのように表示されてしまう。
そしてもうひとつ切実なのは、自分の意志とは関係なく、ホーム画面に、フォローしてない人のツィートが並んだりフォローしたのに表示されなかったりすること。まあ、企業は、ただで、私たちにこんな楽しく役立つツールを提供しているわけだから、ある程度仕方がないとは思いますが…。
私はフォローした人をリスト分けし、リストでも見るようにしている…そして、フォローしていてもホーム画面で表示されない人のことは、忘れてしまっていることに気付きます…これこそが、アルゴリズムに誘導されているってことなんだな。
リストだけでなく、ホーム画面=アルゴリズムで私に最適化された画面(=企業にとって都合がいい)も見ています。どう私が見られ判断されているのかなって思って。
「無限まやかし」で(脚本家という)作家である高野さんが力説されていたのは、創作者が自分自身で発信できる時代になったのだから、それを十分利用しようってこと。多くの人に、その作品に触れてもらえる機会ができたってことでもあるのだから。
ネットの普及は素敵なことと、それ以前の社会を知る者は強く強く思います。
ただ、アルゴリズムの奴隷にならないことは大事。うまく付き合いたいものです。
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