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戦争はファンタジーではなかった

戦争はファンタジーの世界の話ではなかった…というか、現在ウクライナがクローズアップされてはいるけれど、今までだって世界各地で戦争はリアルに起きていたわけで。戦地では、どこでも同じように破壊と殺戮があったわけで。
自国の経済に関係するときは、こんなに大きく扱われるんだね。行政の対応も早い。戦争難民を即時受け付ける態勢を作ったりする(やる気さえあればできるじゃん…)。大陸での出来事とはいえ、日本のお隣の国でもあるし。
太平洋戦争中のアメリカでは、日本との戦争はもっともっと日常から遠い世界のものだったんだろうな、と思わされます。
今の日本は…嵐の前の静けさなのかも。そうちらりと考えるととんでもなく不安…私でさえそうなのだから、多くの人、特に子供たちの心が穏やかでない。優秀な大人でも話し合いで解決できなくて暴力を止められないんだ…ということが、目に見える形で繰り広げられている絶望。
私たちは、国際連合ってすばらしいものと習ってきた。国際連盟の反省もあって常任理事国がしっかりあり機能的と教わってきた。でも、戦争したい強い権力者の意志の前ではこんなにも無力。今回の戦争の背景、よく知らないことだらけだけれど、ロシア指導者の止められない怒りは、ひしひし伝わってくる。
「俺たちをあなどるな」。我慢の限界。そして暴発。
にこにこロシア指導者と付き合っていた政治家さん、どうにか、説得に動いてほしい。あんなに嬉々としていたのに、何の言動もないのが不思議。お手紙(メール?)くらい出しているのかな…そう信じたい。
「戦争するのは得策じゃないですよ。日本にはロシア料理店がたくさんあり、ボルシチもピロシキもおいしい。バレエやフィギュアスケートの表現力に圧倒され、文化の層の厚さにいつも驚かされる。多くのロシア文学が親しまれているし、その自然風土も魅力的。日本人はロシアが大好き。どうぞその気持ちを察してほしい。始めた喧嘩の引き際、ちゃんとサポートしますから」ぐらいのことは、伝えていてほしい。あらゆる政党、あらゆる分野の、ロシアの要人とコンタクトを取れる人がそうでありますように。
知人の飲食店のチーズケーキが値上がりした。インフレは、コロナ、気象など様々な要因があるらしいが、今後、確実に戦争の影響が増える。どうなっていくのか誰にもわからない。
「おそロシア」という言葉が、芸術等に対する驚嘆を表すジョーク的台詞、だった時代が、わずか数年前なのに、すでに、懐かしくなっているのが辛いです。

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