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早稲田に、生産者と創るお料理のお店オープン…天栄村のおむすびなど

先日、早稲田に「ごはん屋たまり」がオープンしました。 (2022年12月現在)
コンセプトは、生産者と創るお料理。食材は東北を中心に、熊本、伊豆などから、現地調達されています。
…というと、お値段お高そう―、って感じですが。夜はコース料理のみで3,800円と5,800円。ランチにはおむすび御膳があります。
そう、おむすび…これに、店の思いがぎゅーっと詰まっている。それは熱いリスペクト。お米に対してお米づくりに関わる人々に対して、すべての食材と食材づくりに関わる人々に対しての。尊敬と、共に生きているという仲間意識。
おむすびは、福島県天栄村のお米を使っています。国際米・食味分析鑑定コンクールで9年連続金賞を受賞。
私の生まれ育った家は農家で、今は稲作をやってないけれど、今でも家族が知り合いの農家が作ったお米を送ってくれています。つまり私は、常に、ずーっとおいしいお米を食べ続けてきたはず。“はず”というのは、お米の味を特に意識したことがなかったから。きっと、知らず知らず、お米に対する舌が肥えてたんだろうなと思います。
が、が、その私が数年前、天栄村のお米をいただき食べたとき、「えっ?おいしい!」と思ったのです。炊飯器を開けたときから、銀シャリの輝きが別格に感じました。何やら神々しい…「天に栄える村」という名前もいいですね(同名のドキュメンタリー映画もあります)。
「ごはん屋たまり」の女将は、天栄村のお米に恋をし天栄村に通い続けた方。「天栄村元気プロジェクト」を主宰し、私も、天栄村を訪れたことがあります。そのときの風景は…自然も郷土料理も人の笑顔も…とてつもなく美しいものと、して心に残ってる。
「ごはん屋たまり」は、志を同じくする4人の仲間でオープンしたお店です。メニューはもちろん、内装や食器、隅々に、おもてなしの心が満ちている。
誰かを誘いたくなるお店だけれど、ぶらり一人で訪れても、きっとくつろげる。広々と解放感のあるカウンターに座れば、囲炉裏を囲んでいる気分になれそう。お客もお店で働く人も、共に、この場の居心地のよさを創っている。目には見えぬ、多くの生産者の方も一緒に。
天栄村のお米への思いが様々な展開を生み「ごはん屋たまり」に結実した。これから多くの人がここに集い、また新たな萌芽が生まれるんだろうな、と思います。


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