嬉しい悲鳴ではありますが
「急激」とかけまして、
「コロ助、帰り道?」と解きます。
その心は、いきなり!
#いきなり
#行きナリ
#キテレツ大百科
落語の出演依頼が急激に増えてきました。
大変ありがたいことです。
10月、11月は、それぞれ月に5か所で披露させていただくことになっています。
ようやく世の中が長い自粛疲れから解放されたようです。
もちろん自分個人への出演依頼ではなく、サークルに依頼が来るのですが。
依頼者は、ほぼ高齢者サロンです。
田舎のお年寄りは、まともに落語を見たことがない方ばかりなので、できるだけわかりやすく、難しい言葉も出てこないような噺をしています。
そもそも自分たちの持ってるネタ数も大したことはないのですが・・・
マクラで、
「落語は喋る方の記憶力も鍛えますが、聴く方の想像力も鍛えます。認知症予防にいいですよ。」
と前置きすると、皆さん感心して、その後の噺も真剣に聴いてくれるようになります。
あまりにも真剣に聴いているので、笑うところに気付かないほどです。
#スベったとは認めない
それにしても、なぜ最近になって急激に出演依頼が増えたのかということですが、単に自粛明けということだけではありません。
各地域の高齢者サロン代表者が集まる定例会議があるのですが、今年度の当初の会議に出向き、ボランティアでこういうことやってますので、ぜひ呼んでくださいと落語を一席披露してPRしたのです。
田舎では滅多に見ることのできない生の落語。
しかもボランティア団体として登録したばかりという目新しさもあり、いくつもの高齢者サロンが声をかけてくれたのです。
正直言って、ここまで依頼があるとは思っていませんでした。
しかも高齢者サロンは、基本的に平日の日中に開催されます。
となると昼間に仕事をしている人はなかなか出演できません。
定年退職された方か、フリーターか、休みの取りやすい人しか出演できません。
自分もちょくちょく休みを取って出演しているのですが、そうそうしょっちゅう休むわけには行きません。
日中休んで残業するなんて本末転倒です。
元々10人くらいしかいないサークルですが、こうなるとさらに出演メンバーが限られ、ほぼ毎回出演をお願いする方もいます。
最近の稽古日は、この出演者決めで前半を占めてしまいます。
嬉しい悲鳴ではありますが。
それにしても今年は間違いなくバブルです。
来年はここまで多くはないと思いますが、また呼んでもらうためには落語のクオリティを上げるしかありません。
さらに来年は大物噺家との共演も予定されています。
#情報解禁まだ
ますますクオリティを上げないといけません。
もっと稽古する時間を作ろう。
と、書いていたら三遊亭円楽師匠の訃報が・・・
学生時代に「笑点」の公開収録を2回観に行ったことがありますし、去年は生で落語を聴きました。
あの時のネタは「長命」だったなあ・・・
ご冥福をお祈りします。