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個性を生かした仕事
「食器」とかけまして、
「膝」と解きます。
その心は、皿があります。
#膝蓋骨
#しつがいこつ
長男は、食器の洗い物を見るのが大好きです。
食後にゆっくりと寛いでいると、妻や自分の腕をひっぱり、「早く洗い物をしろ」と急きたてます。
小さいころから流れる水や、ビー玉などが転がるおもちゃを眺めるのが大好きなので、水をジャブジャブ使う洗い物を見るのも好きなのかと思いましたが、長男の狙いは違うところにあります。
洗った食器を拭くときです。
そして食器を棚の定位置に置くことです。
これも自閉の子特有のこだわりなのだと思います。
食器の並び順にもルールがあるようです。
こちらが拭き終わるか終わらないうちに食器を奪い取り、棚に並べます。
たまにすぐに動かない時がありますが、そんな時はわざと違う場所に置いてみます。
すると慌てて定位置に戻してくれます。
こんな風にお手伝いをしてくれるのです。
とても助かっています。
他の子はイヤイヤやってくれることもありますが、長男のように喜んでやってくれるのは嬉しいです。
障害の特性を生かした仕事なのかもしれません。
療育でマッチングなどをよくやっていたので、長男本人が得意としていることです。
これが特技、個性を生かした仕事ということになるのかな?
これからもどんどんやってもらおう。
しかし、長男の気に入らない食器は見向きもしてくれません。
渡そうとしても突き返されます。
そこら辺が妙にきっちりしているのもこういう障害の特性になります。
それはいただけない。
いやこれも個性ということで。