反省すべき点が浮き彫り
「浮き彫り」とかけまして、
「気がつけば丸く繋がってる」と解きます。
その心は、あらわになった。
#露わになった
#あら輪になった
#アララ
日中に地域の高齢者サロンで落語会でした。
ありがたいことにいくつものサロンから声をかけていただき、月に数回落語会をすることができています。
しかし、平日の昼間ということで出演できるメンバーもかなり固定されてきました。
できるだけ多くのメンバーに出てもらいたい気持ちもありますが、自分が有給休暇の取りやすい職場にいるため、割と出演機会が多くなっています。
最近ではもっぱら一番最初に出て、「前説」をして会場を温めています。
その地域によって、笑いの起こりやすいところと、なかなか固くて声を出して笑ってくれないところがあります。
本日の地域は、後者でした。
とりあえず定番のベタな笑いではそれなりに笑ってくれるのですが、そこは細切れで、ひとつ笑うとスーッと引くような感じでした。
ずっと盛り上げ続けるのは難しいものです。
しかし、自分も最近は出演する機会が多いせいか、ちょっと「慣れ」が生じ、少し「流して」落語を喋っているような感覚になるときがあります。
プロでさえ「流す仕事」はご法度なのに、自分たちのような素人なら尚更です。
特に本日のように「固い」お客さんのときは、これを喋れば受けるだろうと勘違いしてしまい、結果微妙にスベることも多いです。
「流す仕事」は、不思議なもので聴いている方にも伝わります。
ほとんど落語を聴いたことのないような人にも伝わってしまいます。
自分が今日は「流した」つもりはありませんが、慣れから生じるちょっと「流した」ような部分もあったと思います。
大したクオリティでもないのに勘違いも甚だしいです。
それなりに笑ってはもらえましたが、もっと引きずり込むような笑いにまで繋がらなかったことは反省です。
それができたら「プロ」なんですが、目標にすることは素人だろうが関係ありません。
場数や場慣れは必要ですが、「流す」ように慣れてしまうことは不要です。
次はもっと緊張感を持って臨むようにします。
どんな仕事も全く同じです。
「慣れ」から来るミスが、一番注意すべきところです。
本日の落語会は、自分にとって反省すべき点が浮き彫りになりました。
落語に限らず、常に緊張感を持ち続けられるよう改めて学ぶことができました。
何よりもクオリティを上げて、それを保ち続けられるように。