一票だって間違えちゃいけない
「作戦会議」とかけまして、
「そっち」と解きます。
その心は、あーでもない、こーでもない。
#あっちこっち
7月10日は参議院議員通常選挙です。
参議院選挙といえば「比例代表」選挙での、「非拘束式名簿」です。
#といえば
わかったようでわからない方も多いと思います。
都道府県単位の選挙区選挙で候補者個人に投票するものに対し、全国区の比例代表選挙は政党や政治団体に投票するものです。
実際に投票所に行った方はわかると思いますが、比例代表には政党等の名称とその横(下のところもあります。)に、名簿登載者の個人名がずらりと並んでいます。
実際に投票用紙には何を書けばいいかというと、政党等の名称でもいいですし、その名簿に載っている人の個人名を書いても大丈夫です。
その個人名でも政党等の得票となります。
そして、個人名での得票数がその政党等での順位になり、全体でのその政党等の得票数に比例して何人までが当選、ということになります。
つまり比例代表選挙の名簿に載っている候補者は、自分の個人名が多ければ多いほど当選する確率が増えるということです。
こんな方式を考えて、ちゃんと実行できるシステムにしたのは人類の素晴らしい所業です。
まさに数学の勝利です。
#多分
しかし、開票作業となるとこれほど煩雑で大変なものはありません。
何しろ170人以上の候補者を分類して集計しないといけないのです。
というわけで作戦会議です。
どうすれば効率的に正確に分類できるか、です。
3年に一度ある選挙ですが、逆に言えば3年に一度しかしない作業なのです。
毎回前回の作業を思い出し、見直し、改善して挑みます。
とはいえ3年前と同じ職員が残っているとも限りません。
過去のデータももちろん参考になりますが、そこからの改善に向けての作戦会議はどうしても必要です。
投票用紙の自動読取分類機も導入しています。
それでもまだ読み取れない票も多い上に、いきなり170以上に仕分けできる物理的な棚はその機械にはありません。
かなり大部分で手作業も行っています。
だらだらと開票作業をしてるわけではないのに、この参議院選挙だけ必ず終了時刻は深夜12時を回ります。
#一票だって間違えちゃいけない
長い選挙期間の最後にこの長い開票作業が待ってます。
電子投票、ネット投票の実現を切に願ってます。
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