顧客を引き付ける「Webライティング」
【今回読んだ本】「1時間でわかる」Webライティング(ふくだたみこ、さかたみちこ著)
1.この本を読んだ目的
顧客を引き付ける文章構造を身に付けることを目的として、こちらの本を読みました。
WEBページの構成を設計する際に、どのようにエンドユーザーにアプローチするのか悩まさせている。そのため、クライアントも含めて説得できるような文章構造の技術を身に付けたいと考えた。
2.この本から学んだこと
万人に向けて書く文章はNG!
文章を作る際によくある失敗は、「多くの人に訪れてほしい」という思いで万人に向けて書くことである。
幅広いターゲットを想定してしまうと、「誰にも刺さらない文章」となってしまう。ターゲットを明確にし、「誰に向けて書くのか」を決めることが重要。
「序論」「本論」「結論」の三部構成
1)順列構成
本論を展開する際に「ステップ①」「ステップ②」「ステップ③」と順を追って説明していく構造。
2)並列構成
本論を展開する際に「優先性」や「順番性」がない場合に説明していく構造。
人を行動させるには「心を動かす文章」が必要
インターネット上では、直接読者に合うことなく「資料請求」や「お問い合わせ」をしてもらう必要がある。
どんなにわかりやすい説明をして納得したとしても、心が動かなければ行動や購入には繋がらない。人間は理性ではなく感情で判断をする生き物である。
1)ネガティブアプローチ(PASONAの法則)
「困っていること」や「悩み事」などの問題提起からアプローチする方法。
例えば「最近、お腹の脂肪が気になりませんか?」などのネガティブなセリフから切り込み、「このまま放置するともっと困ることになりますよ!」と興味を引き付ける方法である。
2)ポジティブアプローチ(AIDCAの法則)
ベネフィット(ターゲットが商品から得られるメリット)からアプローチする方法。「こんな幸せが待っています」などベネフィットで共感を得て、その理由を提示していく構成。
3)男性脳・女性脳を理解
男性脳(論理的)
権威、客観的事実、データや数値、うんちく、機能
女性脳(感情的)
共感、周りの評判や評価、自分へのメリット、どんなシーンで使えるか、お得感
3.これから実践していくこと
当たり前ですが、サイトにはターゲットとなるユーザーとサイトの目的が存在する。そのターゲットとゴールに適した文章構造になっているかを改めて確認することが大事だなと感じた。
ビジュアル制作でも、ただ綺麗にレイアウトするだけではなく、ターゲットとゴールを意識した情報設計を心掛けたい。
今回学んだアプローチの手法として、「三部構成」「ネガティブアプローチ」「ポジティブアプローチ」の3つがある。
行動の流れを伝えるなら「三部構成」、ターゲットの悩みから訴えかけたいなら「ネガティブアプローチ」、商品の良さを知ってほしいなら「ポジティブアプローチ」と状況に応じて使う手法の判断が必要だと感じた。
クライアントとのコミュニケーションで、どの手法が適切なアプローチか考えたり、指示からくみ取ったりして情報の伝わり方について考えて制作していきたい。
4.最後に
以上「1時間でわかる」Webライティング、を読んでみての学びと感想でした。
男性脳・女性脳の話は「確かに」と思える内容でした。私は男なので「高性能」「ハイスペック」などが買いたくなる文言だと思いました。
私が行っている業務では女性に対してのアプローチが多い環境なため、「周りからの評価」や「共感性」などを意識して制作していきたいです。
要点がギュッと詰まったコンパクトな本で、思い立った時にすぐに調べられるのが良いポイントだなと感じました。気になった方は、ぜひ手に取ってみてください!
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