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「零票確認」をしてみよう

零票確認という「特典」

統一地方選、後半の選挙

この前にあった統一地方選・前半の選挙で、
このような記事を見ました。

あぁ、「零票確認」って聞いたことあるけど、
経験はないなと。
零票確認については、法律の条文にも記載されている、
選挙の中で行う作業のひとつです。

いつもは期日前投票や、当日の夕方に投票に行っていましたが、
ちょうど今日は休みなので、チャンスがあればやりたいと思い
早朝に投票所に行ってきました。

朝6:30 最寄りの投票所に到着

零票確認に関しては
・1時間前からこのために待っている人もいる
・写真が撮れることもある
・ところによっては記念品が出るところも……?
というのを聞いたことがあり、

「30分前だともう並んでる人もいるのかな」
と思いながら投票所へ。

結果、見事一番乗り。
担当の方が、投票所ののぼり(掲示)を準備しているところでした。
挨拶を交わし、しばし待つことに。

朝6:40 2番目の方が到着

10分後に、2番目の方が到着。
「早いねー!どのくらい前から来てるの?強烈な支持者でもいるの(笑)」
と声をかけられ、
「いやいや、ほんの10分くらい前ですよー」
など答えながら、一緒に待つことに。

最近は若い人たちも立候補するようになってきたねー
広報(公約など書いてあるもの)にも色々書いてあった
など、今回の選挙に関する話も、立ち話程度ですがしていました。

朝6:50 3番目の方が到着

その10分後に、さらにもう1人到着。
「仕事前で、実は零票確認できるかなと思って来たんですよー」
と一言。

すみません、特典を取ってしまって(笑)
零票確認を知っている人、それをしたいと思っている人も
やっぱりいるんだなーと思いながら、少々世間話。

朝7:00 零票確認へ

7:00になる頃には、もう2・3人到着していました。

入り口が開き、担当者の方が、
「おはようございます。これから投票を開始します。
 では1番目の方、まずは投票所の中の確認をしていただきます。
 よろしくお願いします。」
と言われ、まず1人で投票所の中へ。

「まず全体を見ていただいて、特に変わっていることはないか
 ご確認ください」
と、投票所の全体を見渡します。

その後、いよいよ零票確認。
「投票箱の中に何も入っていないかご確認ください」
と言われ、中身が空であることを確かめました。
「あの、ちなみにお写真とか撮っても……」
と聞くと、
「すみません、撮影は……」
とお返事があって、写真は撮れず。

それから投票箱に鍵がかけられ、
改めて投票用紙をもらい、一番に投票を済ませました。

2番目の方、3番目の方と、投票所を出てから
「ひと仕事終えましたね(笑)」「おつかれさまでした」
なんて言いながら、今回の投票を終えました。

「選挙に行く」ということ

上の神戸新聞の記事で、
「零票確認をすることでより有権者としての責任を持った」
というコメントがあります。

今回の零票確認は、まさに自分もそう思った出来事です。
投票することはもちろん大事な行動で、それに加えて
選挙にもう一つ自分が関わっていったんだなと実感。
少しだけですがいろんな人と話もして、
普段とは明らかに違う投票の経験になりました。

大学生の時に授業で
「これから社会を学ぼう・語ろう・教えようと思うのなら
 選挙には行くべき」
と言われたことがあります。

これはただ行って、誰かの名前を書いて、その紙を入れればいい
というものではありません。
行くとなれば、
・誰がどういうことを訴えて立候補しているのか
・それは自分のいる街にとってどう影響するのか
・そもそも自分の街の長所や補うべき部分はどこなのか
・そもそも自分は暮らしの中で街に何を求めるのか
ということを考えるようになります。

きっと大学の授業では、その一言の裏にここまでの意味を
包含していたんじゃないかと。

とは言え、選挙権の年齢が引き下げられ、
自分の街の状況について、政治・議会について
そこまでよく調べられない・分からないという人も少なからずいるはず。

そういう人たちには
・立候補者がどういうことを訴えているのか
・自分は街に何を求めているのか
だけでも考えて、投票に行ってみればいいのでは……と。
(棄権や白票も選択肢の一つとしてあるうえで、)
「分からないから行かない」というのは避けてほしいなと思います。

調べてみるのは少し大変ですが、
天気のいい日なら何かの曲にもあったように
サッと投票してしまって、外食しに行くのもいいのでは。

零票確認もですが、投票すること自体いい経験ですよ。

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