学生が見ると良い「プロフィール」(モデル・カメラマン 彩雪さん)

軽やかな人。でも芯のある人。

彩雪さんのProff Magazineを見た。

モデルで女優で、フリーランスのカメラマン。
最近はファッションブランドのディレクターもしている方だ。

彩雪さんを知ったのはおそらくInstagramだったと思う。すごく透明感のある方がバスケットをしていて、気になった。

芸名を考えるとき、この名前をつけた理由は、肌が白いから「雪」と言う字を入れて、そこをベースにカラフルなイメージがある「彩」を入れたんです。

「彩雪」の由来も書いてあるけれど、納得。
バスケットをする動画、モデルとして写る画像、カメラを手に写る動画。彩雪さんのInstagramの中には、プロフィールで綴ったものがふんだんに詰め込まれている。

高校教師をしていたということも、SNSの投稿を通じて知っていた。

担任も部活も持ってたので進路相談の時間もあったのですが、進路指導でたくさんの生徒たちの将来についての想いを聞くなかで、わたしも「やりたいことに挑戦しよう!」って想いがふくらんできたんですよね。
どんな仕事でも言えると思うのですが、どうしても戻りたくなったら努力をすればまたいつか戻れるはず。正直、新卒で教師になったので、就職の相談をされても社会のことがなにもわからなくて。教師として進路の相談にのるとしても、いろんな経験を積んだ方が説得力も増しますからね。

自分も教員をしていた。教師ではなく「講師」だったけれど。だから、彩雪さんのこの部分は、共感ができるところだ。

自分は生徒を見てというより、教員採用試験を受ける中で、「受かって教員になったら、学校以外の場所を知らずに過ごすのでは・・・・・・?」と思うようになった。
だから今は、教員ではない仕事をしている。

でも、教員という仕事をマイナスに捉えているわけではない。むしろ教員として学校現場にいる友人は多く、本当に尊敬している。日中は授業に部活、生徒指導と、休む時間はほとんどない。土日も部活動があれば休みはなく、今であれば学校生活の安全も整えていかなければならない。
学校や学生に尽くす仕事だなと心底思っている。

なにか行き詰まったときに、新しいことをしてみるのは心がけてますね。やらなかったらその状態のままだけど、行動を起こしてみたらなにかが変わるんですよ。
「全部本気で、ただし執着しすぎない」ということも大事にしています。自分はいろんな選択ができて、人生計画も変更できる。

きっと、この考えの裏側に、成り立たせるだけの努力があると思う。辛いこと、悔しい思いもしたのだと勝手に思っている。
でも、こうした考えを持てること、Instagramで見るような笑顔で考えを表にしているのだろうなと考えると、すごく軽やかな人に見える。見ていると、こちらまでフワッとなってしまう。

ただただプロフィールを見ただけではあるけれど、このプロフィールから「自分もまずは色々動こう」と力をもらったのは確かだ。
Instagramなどを通じて、これからの活躍をもっと見たい方の一人である。

そして、今の活動こそ、学生に伝わってほしい。
進路の決め方や具体的な活動の方法など、学校の授業だけでは教えられない。けれど学生にとってきっとためになる部分。
それを彩雪さんは持っているはず。

学校を出てからの生き方を、学校はそこまで教えてくれない。
だけど、その部分を学生は知りたかったりもする。
教員でなくなった彩雪さんからも、学生が学べることがある。

彩雪さんの姿を見る、彩雪さんのクリエイトしたものを見る。それももちろん魅力的で面白い。
それにプラスして、彩雪さんの進路の選び方が、進路を考える学生たちに見せられるものも、きっと多いはずだ。

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