【読書メモ】体はゆくできるを科学する〈テクノロジー×身体〉著:伊藤亜紗
楽器で、難しいパッセージを練習している時に起きる現象があって、楽器をやっている人なら多分誰もが経験してると思ってるんだけど。
基本的には頭で理解したフィンガリングやボウイングを身体で上手く再現できるように、ゆっくりしたテンポから少しずつ速くしていって、インテンポでも再現できるようになるまで回数を重ねる。基本的にはこのアプローチだけど、全く別のパターンもたまにあって、それは頭が追いついていないのに指が正解通り弾いてくれるというもの。頭では「あーだめだ、追いつかない」と思ってい