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大好きな人が生きていてくれる それ以上の幸せはありません


これまで何度か幸せについて考えたことがありました。

どんなことをしている時が一番楽しいだろう。
どんな状態が幸せなんだろう。
何を求めているんだろうと。
苦しい時、幸せはきっとどこかにあるんだと信じていました。

でも違いました。

幸せはどこにもなくて、今ここにしかないこと。
見つけるものではなく、気づくもの。
今この瞬間生きていることが幸せ。

幸せはそういうものだと、いつか本で知りました。

おうちがあって、ご飯が食べられて、湯船につかって疲れをとって、温かい布団で眠る。
幸せは探せばいくらでも見つかることに気がつきました。
苦しかった出来事もいつの間にか全部遠ざかり、幸せはいつも手の届くところにたくさん見つかるようになりました。


けれど、大切なことに気がついていませんでした。
ある本に出会い、頭をなぐられたような衝撃を受けました。
本にはこんな言葉が書かれていました。

「大好きな人が死なずに、今日生きていてくれる。それ以上の幸福ってありますか?」



これまで私が考えていた幸せは、全部自分が何をしているかでした。
結婚してから、家族がいる幸せも感じるようになりました。
妻という幸せ、主婦という仕事をさせてもらえる幸せ、母になれた幸せ。
でも、自分が家族といることで何者かになれたような、そんな幸せだったように思います。

大切な人が二人もいて、目の前で私と一緒に生きている。
それこそが、一番の忘れてはならない幸せだったことに気がつけていなかったのです。


昨年、仕事から帰った夫がにこにこしてテレビを見ている姿を見た時、娘がその隣でマンガを読んでいる姿を見た時、この二人が私の側で生きていてくれることに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

私の幸せは全部夫と娘でした。

自分が何かをすることではなく、大切な家族が生きていてくれることが私の幸せ。
そう思った途端、目の前で話してくれること、笑ってくれること、一瞬一瞬動いている命が、この上ない奇跡のような幸せに思えました。


いつもはなんということもなく終わってしまう一日が、大きな感動になり、心に焼き付いた一日へと変わりました。


素敵な言葉をくれたのは、この本です。


時々家族とする遊びがあります。
感謝をいくつ思いつけるかというもの。
短い時間にたくさん言えた方が勝ち。

私はいつも圧勝でしたが、夫と娘が生きていることを口にしたことがありません。
生きていることが当たり前になり、その感謝がありませんでした。

なによりもまず一番最初に、今日も家族が生きていてくれることに感謝できる生活をしなければと気づかされました。
その気持ちを忘れずに生きていれば、たとえ家族と離れる時が来たとしても、きっと後悔なくお別れすることが出来るのかもしれません。

また明日も大切な家族と会えますように…。



実は、この記事を書いた翌日にポンコツさんがこんなつぶやきをしていました。私は推敲に時間がかかり投稿が遅くなってしまいましたが、なんて奇跡!
どうしてか分からないけど、ポンコツさんと何故か波長が合ってしまうんです。


ポンコツさんはもう大事なことをちゃんと分かって暮らしているんだなぁと、しみじみ思いました。
もしかしたら、突然外国の怪しい人に後をつけられたり、パスポートを奪われたり、怪しい仕事に片足突っ込んだりして、危機を何度も経験しているから?(笑)
ポンコツさんはハプニングが多いからこそ、平穏な今を味わえるのですね!


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