運動会「開会式スピーチ」 娘が1人で考えました。
前回、運動会をテーマにした娘の作文について書きましたが、今回は、開会式に娘が話したスピーチを紹介したいと思います。
娘は小学6年生になり、前期児童会会長として活躍しています。
入学式の時は前任者の原稿をほとんど変えずに挨拶をした娘でしたが、運動会は前任者の原稿が無かったため、一人でネットから文例を探し、参考にしながら、自分の言葉を一生懸命考えて作成しました。
一人では難しいだろうと思い、一緒に考えてあげようと思っていたのですが、気がついたら出来上がっており、先生に確認してもらったところ、そのままでOKとのことでした。
400字詰め原稿用紙ちょうど一枚という指定された文字数で上手にまとまっており、とても良い文章でした。
これが、小学生が自分一人で考えたスピーチです。
〇〇小学校の児童のみなさん、おはようございます。待ちに待った運動会、素晴らしい天気になりましたね!
運動会の種目の中には、個人で争う個人競技がありますが、もう一つ、団体競技というものがあります。
この団体競技は、決められたルールをみんなが守り、そして、みんなが協力してはじめて大きな力が出ます。
ルールを守ってみんなで協力しやり遂げることは、とても気持ちの良いことです。
今日の運動会でも、みんなの元気いっぱいで気持ちの良い笑顔をたくさん見せてください。
見に来て下さった保護者の皆様、ご来賓の皆様、本日は朝早くからお越しいただき、ありがとうございます。
子供たちの一生懸命がんばる姿に、心温まるご声援をよろしくお願いします。
それでは、紅組のみなさん、白組のみなさん、勝利に向かってがんばり、思い出に残る運動会にしましょう!
短い中にも、団体で頑張る楽しさを伝えたいという、娘の気持ちがよく伝わる、とても良いスピーチでした。
運動会の団体競技は接戦で、最後までどちらが勝つか分からない戦いでした。
紅組リードで迎えた最後の種目は、6年生のクラス全員リレー。
この勝負で決着がつくことになり子供達は気合十分。
全員で円陣を組んで臨みました。
紅組だった娘のクラスは、これまでの練習で負けなし。
今回も勝って勝利をと頑張りましたが、バトンミスがあり残念ながら負けてしまいました。
結果、紅白引き分けとなり、たくさんの子供達が泣いたそうです。
一つの目標に向かって全員で頑張った、素晴らしい運動会でした。
大人になると、泣くほど悔しい思いをするなんて、なかなか経験出来ません。
受験や入社試験なら必死なのも分かりますが、運動会の勝負となると、所詮お遊びだと思ってしまい、気楽に応援してしまいます。
でも、子供達は真剣なのですね。
娘のクラスは、みんなが勝負に一喜一憂し、一生懸命でした。
子供達を見ていて、教えられたことがたくさんあります。
長く生きていると、明日も同じ一日が待っていると思い込んでしまいます。
新しい一日がプレゼントされたことにも気が付かずに、ただ消費してしまう毎日。
心の筋肉はいつのまにか衰えていたのだと気付きました。
子供達のように、感受性豊かにキラキラと、何事も一生懸命に取り組み、楽しく生きていきたいと、あらためて思った一日でした。
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