くぅ、泣きそうだったよ
学童保育所では
わたしは「すぎちゃん」って呼ばれているんです
学校の先生でもお母さんでもない
すぎちゃんという大人の人
のつもり…先生って呼んでくる子もいるので…
すぎちゃんは学童保育所で子どもたちにかぎ針あみを教えています
やりたい人が
「すぎちゃん編みものしたい!」と
声をかけてくれて始まる
3年生の女の子が
編み図を読んで上手に作品を作れるようになって
「本当に上達したよね!すごいと思う!
わたしが小学生のころはあみぐるみなんて作れなかったよぉ」
ただただほめたかった。
ほかの先生も「先生もまっすぐしか編めなかった」と
すると3年生の女の子が
「すぎちゃんには小学生の時にすぎちゃんみたいな人がいなかったでしょう。うちにはすぎちゃんがいてくれたからこんなに上手になったんだよ」
一瞬じわぁって感情が…
あふれ出そうな涙をグッとこらえた
「ありがとう」
「そんな風に言ってもらえてすぎちゃんうれしいわ」
てへへ。ってその子は照れながら
「ほんとうにそうだよ」と笑った
やっぱり子どもに助けられる
コロナ禍で
消毒作業が増えて
密になることへも警戒があって
近くで教えているかぎ針あみを
わたしはやり続けていいのか
子どもたちに喜んでもらえているのか
分からなくなっていた
ただ、不安でココロが負けていたのかも
かぎ針あみを教えてあげたい!!
学童保育所でも「やってください!やって大丈夫です!」
と了解をもらっているのに
わたしが不安だったのかもしれない
負けないで!
やれる予防はしながら
すぎちゃんがいたから…
そんな風に想ってくれている子たちのためにも
かぎ針あみを伝えていきます
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