和綴本の作業手順

画像1 和紙の裁断からは始めます。すべて手作業です。
画像2 B5判に裁断を終えました。本文和紙は楮生成和紙で目があります。
画像3 表紙となる白石紙子を注文して染めて模様を付けていただきました。作者は、80歳になる元気な佐藤さんです。
画像4 赤い模様の白石紙子の模様の元となったデザインの型の樫の木です。
画像5 次に、文選に入ります。これは散文の文選をしたところです。かなが多いです。
画像6 テキンのチェースに組版をします。五号明朝活字で行間は9ポの木インテル。
画像7 印刷を終え二つ折りにした本文。
画像8 テキンは、印刷の位置決めがけっこう難しいです。
画像9 表紙に裏紙を付けます。赤い模様の白石紙子の薄緑の裏紙はフランスの手漉きの紙「ムーラン」です。
画像10 本文と表紙を合わせてイメージを掴み、角切れの色を選びます。
画像11 本文に糸を通す穴を開けます。最初にこよりで下綴じを行います。
画像12 角切れを貼り、表紙と合わせてみます。
画像13 白石紙子の表紙と角切れ
画像14 外題箋を印刷。紙は白石和紙の名詞用の厚い紙です。
画像15 圧をかけると凹凸感が出ます。
画像16 糸で綴じて完成です。綴じ方は高貴綴じです。
画像17 一部だけ注文主から、本文だけとの注文でした。和綴本でも角背本でも注文に応じるて製作を致します。すべて手作業なので少部数で時間がかかりますが、それでもよろしければご相談ください。

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