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つくりおきから「ながら料理」へアップデート

以前、つくりおきのニューノーマルという記事を書いた。

それから2年。次男べえさんが誕生し、わが家の生活は一変した。
子ども1人と2人ではこんなにも違うのかと驚くばかりだ。心の余裕も時間の無さも倍、またはそれ以上。長男さんちゃんの時にだいぶ家事を効率化させたつもりでいたけれど、それだけでは全然時間が足りない。

特に食事作りには困った。
以前は週末にさんちゃんを夫氏に見てもらい、私が作り置きをする時間を取っていたのだがそれができなくなった。さんちゃんはお昼寝をしなくなって公園へ行こうというし、べえさんはお昼寝をしていたり遊んでいたりするので夫氏1人では子ども2人を見きれないからだ。
それでもべえさんの育休中はお昼寝の間や、べえさんが1人遊びをしている間に台所に立っていたのだが、育休が明けて仕事復帰してからはさらに時間が無くなった。

その結果、つくりおきは「ながら料理」へとアップデートしたのだった。

まずは夕食のメインを決めてしまう

1週間のスケジュールは

  • 月~金 7時間半程度の時短リモートワーク 子どもたちは保育園

  • 土 さんちゃん午前中習い事 帰ってから食材の買い出し

  • 日 子どもたちと遊んだりお出かけしたり

と言った感じ。
土曜日に買ってきた食材を土日の3食作るタイミングで、ついでに切って下味をつけたり、冷凍したりして平日すぐに調理できる状態にしておく。

例えば

  • 小松菜 買った分を全部カットして、3分の1は土日のおみそ汁の具材に。残りは冷凍保存

  • きゅうり 土日の朝ごはんの時に数本切っておいて、朝ごはんのサラダに出す。残りは塩もみ半分、すし酢+水に漬けて甘酢漬け。

  • 玉ねぎ 土日夜ごはんの時に多めに切って、冷凍したりきゅうりの甘酢漬けに足す

  • 豚こま肉 買ってきた分を全て小分け冷凍 土日のごはんに使うことも

  • 鶏モモ肉 カットして酒としょうゆ、にんにく、しょうがをもみこんで冷凍保存

  • 鶏むね肉 1枚ずつ冷凍または一口大にカットして塩、オリーブオイル、片栗粉をもみこんで冷凍

など。

これらを思い出しながら月曜日の仕事の前に手帳に夕食の主菜を書いておく。

例えば今週は
月曜日(夫氏出社):豚汁と絹揚げ焼き
火曜日:白菜と鶏もも肉のやさし蒸し
水曜日(夫氏出社):ウィンナーポトフとレンチンチャーハン
木曜日:ミートソースとポテトニョッキ
金曜日(夫氏出社):キーマカレー
だった。

ちなみに月・水・金は夫氏が出社でワンオペになるので、できるだけ手間をかけず、そして子どもがたちが好きなメニューにして自分で食べてくれる献立にしている。自分の余力をできるだけ取っておいて、ワンオペの不測の事態に備えるためだ。

朝ごはんを作りながら夕ごはんの食材を出しておく

平日が始まったら、朝ごはんを作りながら夕ごはんで使う予定の食材を解凍できるよう冷凍庫から出し、野菜も野菜室から冷蔵庫のよく目につくところに出しておく。

食材を目に付くところに出すのは、仕事終わりに何を作ろうと悩まないためだ。簡単な下拵えをすることもあるけど、基本的には朝の準備で時間がないのでよほど余裕があった時だけにしている。

リモートワークの昼ごはんを作りながら夕ごはんの下拵え

リモートワークは良くも悪くも仕事の合間にちょっとした家事ができるところだ。とはいえ、そんなに時間を割いてはいられないので、昼ごはんをレンチンしたりトーストしたりしている間に、夕ごはんの下拵えをする。

野菜を切ったり、解凍された肉を切って下味をつけたり、退勤後の時間がなさそうな時は調理も済ませてしまうこともある。
この時点で、夕ごはん作りの6割くらいが済んだ状態になっていることが多い。しかしここで頑張りすぎると、昼休憩の時間もなくなるし疲れてしまうのでほどほどに。

退勤から保育園お迎えまでの30分で仕上げ

退勤してお迎えに行くまでにだいたい30分ほど時間がある。その間に、土鍋でごはんを炊き、汁物の材料を大同電鍋にセットしてスイッチを入れる。あとはその間に昼ごはんの時に下拵えした主菜や副菜たちを焼いたり和えたりして、仕上げをする。

この時、大同電鍋にしてもコンベクションオーブンにしても、電子レンジにしてもほったらかしで調理できるものはフル活用している。ガスコンロはごはんを炊くこと以外には肉や魚を焼くくらいしか使わなくなった。
おかげで30分かからずに調理が終わるので、早めに終わったらちょっと休憩してから子どもたちを迎えに行く。
帰ってきたら、子どもたちがテレビを観ている10分の間に配膳して「いただきます」だ。


ちょっと一息のコーヒーを淹れる時間も「ながらタイム」

仕事中もコーヒーを淹れたり、お茶を飲んだり、おやつを食べたりと台所に行くことがある。その時もお湯を沸かしている間にお米を研いでおいたりなど、数分でできることを済ませておく。洗い物を片付けるのもこのタイミング。そうすると退勤後に一気に調理に取り掛かれるので楽だ。

未来の自分を楽にするのは今の自分

時間がないならお金を使おうと、お惣菜を買ったりテイクアウトを使うことも試してみたが、どうにも自分の体には合わずつい食べ過ぎたりしてしまう。子どもが味の濃いものばかり食べるのも心配だ。
一汁三菜にはできなくても、毎週同じような献立になりがちでも、適当に作った料理でも、自宅で作って食べることが合っているようだった。

これは食事作りだけに限らない。
「大人2対子ども1」だったのが「大人2対子ども2」になって、夫氏と「家事or子ども対応」での分担が難しくなった。さんちゃん対応、べえさん対応でそれぞれ役割が変わることが出てきたからだ。
それに加えて夫氏がフルリモートから出社が増えたこともあり、家事分担も今まで通りにはいかない。自分でどうにかしなくてはいけない局面も増えた。家事代行を使うことも考えたが、それをリサーチして申し込んでと進めていく時間もない。

結果、掃除も洗濯も最近ではだいたいのことが「ながら家事」になっている。化粧をしながら、洗面台を掃除。子どもたちを見送りながら、玄関の掃き掃除。子どもたちと遊びながら、洗濯物を片付け、など。
意外とこれがちょうどよくて、子どもたちも一緒に家事をしてくれることもあるし、自分をリセットするスイッチになっているところもある。

その分、100%できていなくても気にしない。ちょっときれいになっていれば、ちょっと片付けばOK。ハードルを下げて今できることを少しやっておくことで、わが家の「ながら家事」は成り立っている。


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