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木の声は、神さまの声?

私たちのスクールでは、”正解のない問いに対して自分の意見をつくる”ことを重視しています。ロボットプログラミングの授業前には毎回、ひとつのお題に対して、自分の考えを自由に表現することをしています。

先日は「Q.もし木が話せたら、どんな声だと思いますか?」という、イメージを膨らまして考える問いかけをしてみました。それに対する回答がおもしろく、子どもたちの想像力の豊かさを改めて感じました。

突然、木の声と言われても難しいかなと思いましたが、いろんな意見がありました。
中でも多かったのが、「低い声や太い声」といった意見でした。人間でいうとおじいさんのような声をイメージしたのでしょうか。
私も、木の声というと、堂々としていてどこか人間ばなれした神さまのような声をイメージしました。

日本は、世界でも木がたくさんある国で、一番古いものだと約2000年の樹齢(木の年齢)になると言われています。
2000年もずっと日本を見守ってきた木があるとは驚きです。そういう木には本当に神さまが宿っているかもしれません。
日本では、昔から木をご神木といって大切にしたり、ご利益があるパワースポットと信じたり、生活に身近な存在でした。
だからこそ、いつも目にするその大きさや立ち姿に頼もしさを感じるようになったのかもしれません。
そうした日本人の考え方があると、スクール以外で聞いてみても、低い声や太い声と答える人が多そうだな、という気がします。

人が自然に対して感じているつながりや思いを知るうえで、声を想像する、というのはいいきっかけになるかもしれないですね。
今回のテーマは「木の声」でしたが、これをきっかけに、風や川、土はどんな声がするのか?もぜひ考えてみてください。
4月は桜の木がピンクの花をつけて楽しそうな声を出しているんじゃないかと思います。花が散った後は、毛虫を嫌がる声も聞こえてきそうですが…。

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