#2 理想的な土地との出会い
前回までのあらすじ
2021年4月より、秩父郡皆野町の地域おこし協力隊として皆野町に移住した僕は、さっそくキャンプサロンをやるのにちょうどいい土地を探しはじめたのだが、なかなか見つからずに6月になってしまったのだった。。。
あ、前回言い忘れてましたけど、地域おこし協力隊になるための絶対的な条件が一つありまして、それは"その町に住民票を移すこと"なんです。というわけで、もれなく僕も東京都杉並区民から皆野町民になりまして、胸を張って「移住したぞ!」と言いたいところなんですが、実は東京での仕事も一部続けていまして、正確には"二拠点生活"といった感じなんです。皆野町7割、東京3割な感じです。そういう行ったり来たりができるのも、まさに皆野町の魅力でして、平日であれば東京の自宅から皆野町の借家まで関越自動車道が順調であれば80分で行っちゃいます。この立地こそこれから作る「キャンプサロン」の最大の武器になるのではないか、と思っているわけなのですが。
話を本題に戻します。4月から候補地を必死に探していたわけですが、6月のある日、意外と町の中心地近くで、あっ!と思う土地を見つけたんです。そこは、メインの県道側からだと木が生い茂っててわかりづらかったのですけど、脇の町道に入って裏側から見てみると、意外に広い平地があり、さらに川がすぐそばを流れてる。。胸が高鳴りました!「こ、ここだよっ」と心で叫び、バイクを降りて周辺をウロウロと見て回りました。見れば見るほど魅力的な場所に思え、居ても立ってもいられなくなったんですけど、その時、近くの民家からおじさんが不審そうな顔をして僕の方を見ていたのに気付き、我に帰りました笑。僕自身田舎出身なのでよく分かるのですが、知らない人間に対する警戒心が半端ないんですよね、こういう土地は。僕は長居は無用、とそそくさと退散することにしました。
さて、可能性のある場所がやっと見つかった!しかし、これからどう行動すればいいのだろうか?借家へ帰るバイクに揺られながら、ぼんやりと次の作戦を考えたのでした。
次回に続きます!お楽しみに!