
2020年 介護業界の今後を考える
はじめに
介護の意味は、身体や精神が健全でない状態にある人などを介抱し世話をすること。
「介」漢字の意味は、間でとりもつとか、たすける。
「護」漢字の意味は、まもる、つきそう。
つまり、介護業界の課題を解決しなければ、
まもったり、つきそったり、介抱したりできなくなる。
介護、介護サービスをみなさんに提供できなくなる可能性が将来にはあるということになります。
日本は言わずもがな超高齢社会に突入しています。2025年問題とは団塊の世代の人たちが後期高齢者(75歳以上)になることで医療・介護費の急増が懸念されている問題です。
1965年には、高齢者一人を働いている人たち九人で支えていたのが、2025年には高齢者一人を二人で、2050年には肩車のように一人で支えなければなりません。
これからも高齢者の方々が増えていきます。
別にそれが悪いということじゃなく、需要と供給のバランスがアンバランスなんですよね。
需要(高齢者ニーズ)があっても、供給(介護提供する側)が圧倒的に足りなくなります。
さて、私が考える「介護」業界の今後はどうなるのか?
それは課題がクローズアップされてくるのではないかと考えています。その「介護」業界の課題は大きく分けて3つあると考えます。
一つ目は、介護人材不足の問題。
二つ目は、遠距離介護の問題。
三つ目は、介護現場の問題。
まず、一つ目の介護人材不足問題について。
どこの医療機関、介護施設、介護サービス事業所みなさんとても苦労しています。
実に約9割の医療機関、介護施設、介護サービス事業所みなさんが必要な労働人材を採用出来ていないことになります。
限りある人材を同業他社との人材獲得競争が激化し、条件の良いところにいくということになります。
実は私はこういった人材獲得競争は賛成派です。なぜなら介護職員の待遇が上がるからです。職員に還元しない経営者は淘汰されて消えていくことになりますから。ただ、これ自体問題ないのですが、一番の問題は圧倒的な介護職員の人材不足になります。37万人足りないとか40万人は足りないとか言っていますよね。
この人材難を乗り切るのは、、、、
外国人とtechnologyの力
に頼らないといけなくなることでしょう。
{続く}