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介護施設の違いについて

なぜゴミ屋敷が生まれるの?-1024x683

割と良く聞かれる質問です。下記を参考にしてください。


〇特別養護老人ホーム(通称:特養)

要介護高齢者のための生活施設。設置主体:地方公共団体、社会福祉法人。
中~重度の要介護高齢者が身体介護や生活支援を受けて居住する施設
要介護3以上(原則)。待機期間は長いです。看取りも施設によっては行っています。メリット:費用が安い、要介護度が高くても手厚い介護を受けられる、長期入所が可能。デメリット:入所難易度が高い→入所待機者が多い・入所までにかかる期間は1~5年ほど等、医療ケアに限界がある(高度な医療ケアは行うことができない)


〇介護老人保健施設(通称:老健)

要介護高齢者にリハビリ等を提供し在宅復帰を目指す施設
設置主体:地方公共団体、社会福祉法人、医療法人
メリット:在宅復帰に向けた手厚い医療・リハビリを受けられる、費用が安い。デメリット:終身利用不可→原則3カ月、入所難易度が高い→個人の状況・状態によって3カ月以上利用する人や老健を渡り歩く人もいる

〇介護療養型医療施設(通称:介護医療院)

医療の必要な要介護高齢者の長期療養施設
設置主体:地方公共団体、社会福祉法人、医療法人
メリット:医療依存度が高くても入所可能、費用が安い、長期療養や看取り・ターミナルケアにも対応。デメリット:入所難易度が高い
介護医療院:医療が必要な要介護高齢者の長期療養・生活施設(H29年度末に設置期限を迎える介護療養型医療施設等に代わる新施設)

〇養護老人ホーム
生活環境や経済的に困窮した高齢者を養護し、社会復帰させる施設
自立した高齢者。


〇軽費老人ホーム
A型 (入浴準備、緊急時対応、相談など)
高齢等のため独立して生活するには不安があって、家族等の援助を受けるのが困難な方。B型 (入浴準備、緊急時対応、相談など)A型の要件に加えて、自炊が可能な方。


〇ケアハウス(一般型、介護型)
身体機能の低下により自立した日常生活を営むことに不安がある方であって、家族による援助を受けるのが困難な方。一般型:介護が不要な人、軽度の介護が必要な人が対象。(個人または夫婦どちらかが60歳以上)
介護型:介護サービス等が受けられる。介護サービスを施設内で受けれる
(65歳以上、要介護1~2が対象)


〇サービス付き高齢者向け住宅(通称:サ高住)

高齢者のための住居(見守りや生活相談のサービス提供が行われるバリアフリー設備のある賃貸住宅等)設置主体:営利法人中心
メリット:プライバシーが守られる、見守りや生活相談サービス提供があり安心して暮らせる。デメリット:介護や医療サービス利用は外部への依頼やその住居によって差がある、介護・医療が必要となった場合には退去せざるを得ない場合がある

〇有料老人ホーム(通称:有料または老人ホーム)

高齢者のための住居(一般的には介護付き有料老人ホームのこと。ほかに住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホームがある)
設置主体:営利法人中心
メリット:選択肢が広い=施設によって特色が異なるので、自分の身体的状態や個人的希望に合わせたところを選べる
デメリット:費用が高い


〇認知症高齢者グループホーム(通称:グループホーム)

認知症高齢者のための共同生活住居
設置主体:営利法人中心、社会福祉法人、医療法人
メリット:認知症高齢者が少人数で安心して暮らせる、認知症高齢者の残存能力を活かして生活を送ることで症状の進行緩和が期待できる
デメリット:認知症の重度化や医療依存度が高くなると利用できなくなる、施設数が少ない・長期入所が可能なことにより入所待機が長い時がある

*一覧になります。

スライド1


こうみると結構種類があって、一般の方だと分かりづらいかもしれませんね。一番いいのは事前に調べて担当のケアマネさんやソーシャルワーカーさんに相談するのがおススメです。


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